日本大学芸術学部の総合型選抜に合格できる対策スケジュールから倍率・出願条件・日程・志望理由書の書き方・面接対策まで徹底解説します。評定基準や英検条件、合格発表の確認方法もまとめています。日本大学芸術学部の総合型選抜の対策や出願条件を調べている方はぜひ参考にしてみてください。また日本大学芸術学部の総合型選抜対策に役立つ情報も紹介します。
日本大学芸術学部の総合型選抜の概要
日本大学芸術学部(通称「日藝」)の総合型選抜は、かつて「日藝オーディション」と呼ばれていた入試方式で、芸術各分野における入学後の目的が明確であり、その目的を実現するのに十分な能力をもっていること、さらにその能力を具体的に表現できることを基本条件として選抜する入試です。学力試験だけでは測れない受験生の個性や表現力、芸術に対する情熱を総合的に評価する点が最大の特徴です。
日藝の総合型選抜では、まずエントリーシートによる書類審査(一次選考)が行われ、それを通過した受験生のみが本試験(二次選考)に進むことができます。二次選考では学科ごとに異なる専門試験(小論文・実技・面接など)が課されます。つまり、エントリーシートの段階で自分の熱意と能力をしっかりアピールできなければ、そもそも本試験を受験する機会すら得られないという、非常に重要な一次関門がある入試制度です。
日藝の総合型選抜は専願制であり、合格した場合は必ず入学することが条件となります。そのため、日藝を第一志望とする受験生にとって最も重要な入試方式と言えるでしょう。
日本大学芸術学部の総合型選抜の種類
日本大学芸術学部の総合型選抜は、基本的に1種類の方式で実施されます。全8学科共通の「総合型選抜」として統一的に募集が行われますが、学科ごとに試験内容や評価基準が異なるのが特徴です。
具体的には以下の流れで選考が進みます。
- エントリーシート提出:一次選考として書類審査が行われる
- 本試験(二次選考):書類審査通過者を対象に、学科別の専門試験・面接が行われる
なお、一部の学科では試験内容がさらに細分化されており、例えば映画学科では「監督コース」「撮影・録音コース」「演技コース」など、コース別に選考方法が設定されている場合があります。演劇学科でも「舞台構想コース」「演技コース」「舞台美術コース」などコースごとに試験内容が異なります。
日本大学芸術学部の総合型選抜の募集学部一覧
日本大学芸術学部には8つの学科があり、すべての学科で総合型選抜が実施されています。各学科の募集人数の目安は以下の通りです。
| 学科 | 募集人数(目安) |
|---|---|
| 写真学科 | 約30名 |
| 映画学科 | 約30名 |
| 美術学科 | 約23名 |
| 音楽学科 | 約32名 |
| 文芸学科 | 約22名 |
| 演劇学科 | 約15名 |
| 放送学科 | 約7名 |
| デザイン学科 | 約20名 |
※募集人数は年度により変動する可能性があります。最新の情報は必ず公式募集要項で確認してください。
放送学科は募集人数が少ないため競争率が高くなる傾向があり、逆に音楽学科や写真学科は比較的募集人数が多い学科です。各学科の定員に対する志願者数は年度ごとに変動するため、志望学科の直近の倍率推移を確認しておくことが重要です。
日本大学芸術学部の総合型選抜の出願条件
日本大学芸術学部の総合型選抜の出願条件は以下の通りです。
- 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、または翌年3月卒業見込みの者
- 高等学校卒業程度認定試験に合格した者(旧大検含む)
- その他、法令により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者
- 本学部(学科)を第一志望とし、合格した場合に本学部(学科)に入学することを確約できる者
- テーマ:「あなた」が「日藝」で学びたいことを自由に表現する
- 形式:学部統一書式のエントリーシートを公式サイトからダウンロードして使用
- 表現方法:文章だけでなく、イラスト・写真・コラージュなど自由な表現が可能(学科による)
- 署名:必ず自筆で署名する(署名がない場合は無効)
- エントリーシートの質を高めるには時間が必要:「日藝で学びたいこと」を明確に言語化し、自分らしい表現で伝えるには、何度も推敲を重ねる必要があります
- 作品・ポートフォリオの準備:美術学科やデザイン学科では作品の蓄積が重要で、短期間では対応できません
- 実技力の向上:音楽学科や演劇学科の実技試験は、一朝一夕では対策できません
- 自己分析と志望動機の深掘り:なぜ「日藝」なのか、なぜその学科なのかを深く考える時間が必要です
- エントリーシートの最終版作成に着手
- 志望動機の再確認と文章のブラッシュアップ
- 先生や塾講師にフィードバックをもらう
- エントリーシートの推敲(3〜5回は書き直す)
- 面接で話す内容の整理とキーワードの洗い出し
- 小論文の練習(週2〜3本のペース)
- エントリーシートの最終確認・完成
- 模擬面接の実施(週2回以上)
- 実技がある学科は実技練習の仕上げ
- エントリーシート提出準備(封筒・書留の手配)
- 提出書類の最終チェック(署名漏れ、誤字脱字)
- 9月1〜3日の提出期間に向けた最終準備
- 自己分析を徹底的に行う(自分の強み・経験・価値観の棚卸し)
- 日藝の各学科について情報収集
- オープンキャンパスの日程を確認し参加申込み
- 芸術分野の活動実績を積み上げる(作品制作、コンテスト応募など)
- 「なぜ日藝なのか」「なぜこの学科なのか」を明文化
- エントリーシートの下書きを開始(複数パターン作成)
- 小論文対策を本格的に開始(テーマ研究、文章力向上)
- オープンキャンパスに参加し、学科の雰囲気を体感する
- 面接対策の基礎(よくある質問への回答準備)
- エントリーシートの最終版を完成させる
- 模擬面接を繰り返す
- 実技試験がある学科は実技の総仕上げ
- 提出書類一式の最終確認
- 9月1日〜3日:エントリーシート提出期間(簡易書留・必着)
- 提出後は二次選考対策に切り替え
- 面接練習を週3回以上実施
- 小論文・実技の集中トレーニング
- 10月上旬:出願期間(必要書類を期日までに提出)
- 10月下旬:選考日(本試験)
- 体調管理と精神面のケアも重要
- 11月上旬:合格発表
- 合格の場合は入学手続きの準備を開始
- エントリーシート・出願書類ともに簡易書留郵便に限る(締切日必着)
- 消印有効ではなく必着である点に特に注意
- エントリーシートの提出期間はわずか3日間と非常に短い
- 出願は、エントリーシートによる一次選考通過者のみが行える
- インターネット発表:日本大学の合否照会システムにて確認可能
- 郵送通知:合格者には合格通知書および入学手続書類が郵送される
- 放送学科・デザイン学科:人気が高く、年度によっては倍率が上昇する傾向
- 映画学科:映像コンテンツ需要の高まりを受け、近年やや志願者が増加傾向
- 音楽学科・写真学科:比較的安定しており、大きな変動は少ない
- 他の芸術系大学ではなく日藝を選ぶ理由を具体的に
- 日藝の教育方針やカリキュラムへの共感を示す
- オープンキャンパスや学科イベントでの体験に触れる
- 「映画を撮りたい」だけでなく「どんな映画を、なぜ撮りたいのか」まで深掘り
- 4年間で何を達成したいか、卒業後のビジョンも含める
- これまでの創作活動や芸術的経験を具体的に述べる
- その経験がなぜ日藝での学びにつながるのかを論理的に展開
- 合格者の体験談では「自分について赤裸々に書く」ことが重要とされている
- テンプレート的な文章ではなく、あなただけのストーリーを語る
- 抽象的な表現に終始する:「芸術が好きです」「表現力を磨きたいです」だけでは不十分。具体的なエピソードや目標を示す
- 他大学でも通用する内容を書く:日藝ならではの要素(8学科の相互交流、実践重視のカリキュラム、所沢キャンパスの環境など)に触れていないと説得力に欠ける
- 嘘や誇張を書く:面接で深掘りされた際に矛盾が生じる。等身大の自分を素直に表現する
- 誤字脱字・署名漏れ:署名がない場合はエントリーシートが無効となるため、提出前に必ず確認
- 締切直前に慌てて作成する:エントリーシート提出期間はわずか3日間。事前に完成させておく
- 一人で完結させる:第三者のフィードバックを受けないと独りよがりな内容になりがち。学校の先生、塾講師、家族などに読んでもらう
- 写真コンテストへの応募・入賞歴
- 個人での写真展開催やSNSでの作品発表
- 写真部での活動実績
- 自主映画の制作経験
- 映像コンテストへの応募・受賞歴
- 映画祭への参加やレビュー執筆活動
- 美術展・デザインコンペへの出品
- ポートフォリオ(作品集)の充実
- 美術部や予備校での制作実績
- 小説・詩・エッセイの執筆活動
- 文芸コンクールへの応募・入賞
- 文芸誌・同人誌の制作経験
- コンクール・オーディションでの実績
- 演奏会やライブでの活動歴
- 作曲・編曲作品の発表
- 演劇部での公演経験
- 外部劇団やワークショップへの参加
- 舞台制作(演出・脚本・美術)の実績
- 放送部での番組制作経験
- 映像作品やラジオ番組の自主制作
- アナウンスコンテストへの参加
- なぜ日本大学芸術学部を志望するのか
- なぜこの学科を選んだのか
- 入学後に何を学びたいか・どんな活動をしたいか
- 将来の夢や目標は何か
- 高校生活で最も力を入れたことは何か
- 最近見た作品(映画・展覧会・公演など)で印象に残ったものは
- 尊敬するアーティスト・クリエイターは誰か、その理由は
- 自分の作品や活動について説明してください
- 芸術を通じて社会に何を発信したいか
- エントリーシートに書いた内容について詳しく教えてください
- その経験から何を学びましたか
- 困難に直面した時にどう乗り越えましたか
- 日藝の8学科の中でなぜこの学科なのか(他学科との違い)
- 最近気になったニュースは何か
- AI技術と芸術の関係についてどう考えるか
- SNS時代における表現活動についてどう思うか
- 質問に対して「はい」「いいえ」だけで答える:面接官は深い回答を求めています。理由や具体例を添えて答える
- 他大学や他学科を否定する:「○○大学は△△だからダメだと思って日藝にしました」という消極的な理由は避ける
- 準備不足が透ける回答をする:日藝について調べていないことが分かる回答は致命的
- 嘘をつく:経歴や実績を盛ると、深掘りされた際に破綻する
- 面接官の目を見ない・声が小さい:芸術学部では表現力やコミュニケーション力も見られている
- ネガティブな発言が多い:「自信がない」「まだ何も決まっていない」などの発言は避ける
- 時間を無駄にする回答:結論から話し、簡潔にまとめる意識を持つ
- 評定平均3.0未満でも合格する受験生はいる
- 評定平均3.0〜3.5の合格者が比較的多い
- 評定平均4.0以上であれば学力面でのマイナス評価はまずない
- 高等学校卒業(見込み含む)または同等以上の学力を有すること
- 本学部(学科)を第一志望とし、合格した場合に入学を確約できること
- エントリーシートを期日内に提出していること
- エントリーシート(学部統一書式・自筆署名必須)
- 入学志願票
- 調査書(出身高等学校発行のもの)
- 写真(所定のサイズ)
- その他、学科が指定する提出物(作品・ポートフォリオなど)
- 専願制であること(合格したら必ず入学)
- 浪人生・既卒者も出願可能
- 評定平均の基準はないが調査書は提出必要
- 英語資格は不要
- 学科によっては特定の提出物が求められる場合がある
- 写真学科:写真や視覚メディアに関するテーマ、社会と映像の関係性について論じる問題
- 映画学科:映画・映像表現に関するテーマ、物語の構造やシナリオに関する出題
- 文芸学科:文学や言語表現に関するテーマ、あるテーマについて自由に論述する問題
- 放送学科:メディアや情報発信に関するテーマ、時事問題と絡めた出題
- 美術学科:デッサンや構成課題など基礎的な造形力を問う試験
- デザイン学科:テーマに基づくデザイン課題やアイデアスケッチ
- 音楽学科:専攻楽器の演奏、声楽、ソルフェージュなど
- 演劇学科:身体表現、台詞の朗読、即興演技など
- 芸術系のテーマに触れる:日頃から映画・文学・音楽・美術に関する評論やレビューを読み、自分の意見を持つ習慣をつける
- 800字の小論文を週2〜3本書く:書く量をこなし、時間内に論理的な文章を書ける力を養う
- 時事問題にアンテナを張る:芸術とテクノロジー、表現の自由、メディアリテラシーなど、芸術系の出題で取り上げられやすいテーマを押さえる
- 第三者に添削してもらう:独りよがりな論述になっていないか、客観的なフィードバックを受ける
- 基礎力を固める:美術・デザイン系はデッサン力、音楽系は基礎的な演奏技術を磨く
- 過去の合格者の作品レベルを把握する:予備校や塾で情報収集し、求められるレベル感を知る
- 時間内に仕上げる練習:本番は制限時間があるため、タイムプレッシャーの中で制作する練習を行う
- コンセプトを説明できるようにする:面接で作品について聞かれた際に言語化できるようにしておく
- 日藝のオープンキャンパスに参加し、試験の雰囲気や傾向を聞く
- 日藝対策を行っている予備校(早稲田ゼミナール、洋々など)の無料相談を利用する
- 合格者の体験談をブログやSNSで収集する
- エントリーシート(学部統一書式、公式サイトからダウンロード)
- 宛名シート(公式サイトからダウンロード)
- 入学志願票
- 調査書(出身高校が発行したもの)
- 証明写真(所定サイズ)
- 入学検定料の振込証明書
- 学科指定の提出物(学科により異なる)
- 美術学科・デザイン学科:ポートフォリオ(作品集)
- 音楽学科:演奏曲目や楽譜に関する書類
- 映画学科:自主制作作品のDVDなど(コースによる)
- 写真学科:作品プリントなど
- 日本大学芸術学部の公式サイトから「エントリーシート」と「宛名シート」をダウンロード
- 志望学科のエントリーシートを選択
- 「日藝で学びたいこと」をテーマに自由に表現
- 自筆での署名を忘れずに
- 提出期間:9月1日〜3日(必着)
- 市販のA4角2封筒に入れ、簡易書留郵便で送付
- 宛先:日本大学芸術学部入試係
- 書類審査の結果が通知される
- 通過者のみ二次選考(出願)に進める
- 出願期間:10月1日〜7日(必着)
- 入学志願票・調査書・検定料振込証明書等を提出
- 簡易書留郵便で送付
- 選考日:10月26日
- 学科別の専門試験(小論文・実技・面接など)
- 合格発表日:11月4日
- インターネットおよび郵送で確認
- 入学手続期間:12月1日〜12日
- 入学金・授業料等の納入
- 日藝の総合型選抜に出願しつつ、他大学の一般入試を受験する(日藝に合格した場合は日藝に入学)
- 日藝の総合型選抜に不合格だった場合に、他大学の総合型選抜や一般入試を受験する
- 日藝の総合型選抜と日藝の一般入試を併願する(総合型で不合格でも一般入試にチャレンジ可能)
- 日藝の総合型選抜に合格した上で、他大学に入学する
- 日藝の総合型選抜と他大学の専願制入試を同時に受験する(双方とも専願制のため矛盾が生じる)
- 日本大学芸術学部の総合型選抜は「芸術学部を第一志望」とすることが条件であり、日本大学の他学部との併願はできません
- 総合型選抜が不合格でも一般入試でリベンジできる
- 総合型選抜対策(小論文・面接)は一般入試の対策にもなる
- 精神的な余裕を持って総合型選抜に臨める
- 4〜9月:総合型選抜対策を優先しつつ、学科試験の基礎学習も並行
- 9月〜10月:総合型選抜の本番準備に集中
- 11月以降(不合格の場合):一般入試対策に全力切り替え
- 総合型選抜対策に時間を取られすぎて、一般入試の準備が手薄にならないようバランスを取る
- 一般入試は「N全学統一方式」や「A個別方式」など複数の受験機会がある
- 総合型選抜と一般選抜では試験内容が異なるため、学力試験(英語・国語など)の対策も怠らない
- N全学統一方式(第1期):専門試験併用型
- A個別方式:学科別の個別試験
- エントリーシートで落ちた場合:表現力や内容の具体性が不足していた可能性
- 二次選考で落ちた場合:面接での受け答え、小論文の論述力、実技のレベルに課題があった可能性
- 客観的に振り返り、次の受験に活かす
特に重要なのは4番目の条件です。日藝の総合型選抜は専願制(第一志望限定)であり、合格した場合は必ず入学しなければなりません。他大学との併願はできますが、日藝に合格した場合は入学が義務付けられる点に注意が必要です。
また、浪人生(既卒者)も出願可能です。現役生だけでなく、一度社会に出てから芸術を学びたいと考える方にも門戸が開かれています。
日本大学芸術学部の総合型選抜の評定基準
日本大学芸術学部の総合型選抜には、明確な評定平均値の基準は設けられていません。これは一般的な総合型選抜と比較して大きな特徴です。多くの大学では「評定平均3.5以上」などの条件がありますが、日藝では学業成績よりも芸術的な素養や目的意識を重視する方針をとっています。
ただし、出願時に調査書の提出は必要です。評定平均が直接的な合否基準にはならないものの、調査書の内容は参考資料として確認される可能性があります。そのため、極端に成績が低い場合はマイナス要因になり得ることは念頭に置いておきましょう。
実際の合格者の傾向としては、評定平均3.0〜4.0程度の幅広い層が合格しており、評定が低くても芸術的な実績や強い目的意識があれば合格する可能性は十分にあります。
日本大学芸術学部の総合型選抜の英検資格条件
日本大学芸術学部の総合型選抜では、英検やその他の英語資格は出願条件として求められていません。TOEIC、TOEFL、IELTSなどのスコアも必須ではありません。
これは芸術系学部ならではの特徴で、英語力よりも専門分野に対する情熱や表現力が重視されるためです。ただし、英語資格を保有していることは活動実績として記載できるため、持っていて不利になることはありません。
特に文芸学科を志望する場合は、言語に対する関心や能力を示す材料として英検などの資格がプラスに働く可能性があります。また、将来的に海外での活動を視野に入れている場合は、その意欲を示す裏付けとして語学資格に言及することも効果的です。
日本大学芸術学部の総合型選抜の試験内容
日本大学芸術学部の総合型選抜は、一次選考(書類審査)と二次選考(本試験)の2段階で実施されます。学科ごとに試験内容が大きく異なるため、志望学科の選考方法を正確に把握しておくことが極めて重要です。
日本大学芸術学部の総合型選抜の一次選考
一次選考はエントリーシートによる書類審査です。エントリーシートは、志願者が「日藝で学びたいこと」をテーマに自由に表現するものです。
エントリーシートの特徴は以下の通りです。
エントリーシートは単なる志望理由書ではありません。「自分自身を出し尽くす」ことが求められる書類であり、あなたの個性・情熱・表現力が問われます。書類審査を通過しなければ本試験に進めないため、最も力を入れるべき準備項目の一つです。
提出方法は、市販の封筒(A4用紙が折らずに入る角2サイズ)を使用し、日本大学芸術学部入試係宛に簡易書留郵便で送付します。
日本大学芸術学部の総合型選抜の二次選考
一次選考(書類審査)を通過した受験生は、二次選考として学科別の本試験を受験します。各学科の主な試験内容は以下の通りです。
| 学科 | 試験内容 |
|---|---|
| 写真学科 | 小論文、面接、その他 |
| 映画学科 | 小論文、面接、その他(コース別) |
| 美術学科 | 小論文、実技、面接、その他 |
| 音楽学科 | 実技、面接、その他 |
| 文芸学科 | 小論文、面接、その他 |
| 演劇学科 | 実技・面接、その他(コース別) |
| 放送学科 | 小論文、面接、その他 |
| デザイン学科 | 実技、面接、その他 |
面接について:面接は受験生1人に対して複数の面接官が担当する個人面接形式が基本です。1人あたりの面接時間は約10〜15分で、大学で何を学びたいか、将来何を目指しているかといった目的意識や熱意が問われます。
実技試験について:美術学科やデザイン学科では作品制作やデッサンなどの実技試験が課されます。音楽学科では楽器演奏や声楽などの実技が求められます。演劇学科では演技や身体表現などコースに応じた実技が行われます。
小論文について:写真学科・映画学科・文芸学科・放送学科などでは小論文が課されます。芸術に関するテーマや社会的なテーマについて自分の考えを論理的に述べる力が試されます。
日本大学芸術学部の総合型選抜に受かる対策スケジュール
日本大学芸術学部の総合型選抜はいつから対策を始めるべき?
日本大学芸術学部の総合型選抜対策は、高校2年生の冬(1〜3月頃)から始めるのが理想的です。遅くとも高校3年生の4月には本格的な対策をスタートさせましょう。
その理由は以下の通りです。
ただし、高3の夏から始めても合格する受験生はいます。重要なのは「いつから始めるか」よりも「どれだけ集中して取り組めるか」です。
日本大学芸術学部の総合型選抜に受かる対策スケジュール(月間)
エントリーシート提出直前の8月の月間スケジュール例を紹介します。
第1週(8月上旬)
第2週(8月中旬)
第3週(8月下旬)
第4週(8月末〜9月頭)
日本大学芸術学部の総合型選抜に受かる対策スケジュール(年間)
高校3年生の4月から合格発表までの年間スケジュールです。
4月〜5月:基礎固め期間
6月〜7月:志望動機構築期間
8月:仕上げ期間
9月:エントリーシート提出
10月:出願・本試験
11月:合格発表
日本大学芸術学部の総合型選抜の日程
日本大学芸術学部の総合型選抜の出願期間
日本大学芸術学部の総合型選抜の主な日程は以下の通りです(2025年度入試実績)。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| エントリーシート提出期間 | 9月1日(月)〜9月3日(水)必着 |
| 出願期間 | 10月1日(水)〜10月7日(火)必着 |
| 選考日(本試験) | 10月26日(日) |
| 合格発表日 | 11月4日(火) |
| 入学手続期間 | 12月1日(月)〜12月12日(金) |
重要な注意点:
※2026年度以降の日程は変更の可能性があります。最新情報は日本大学芸術学部公式サイトで確認してください。
日本大学芸術学部の総合型選抜の合格発表日
合格発表は11月上旬に行われます。2025年度入試では11月4日(火)が合格発表日でした。
合格発表の確認方法は以下の通りです。
合格発表後、12月中旬までに入学手続き(入学金・授業料等の納入)を完了する必要があります。入学手続期間を過ぎると合格が取り消されるため、スケジュール管理には十分注意しましょう。
日本大学芸術学部の総合型選抜の倍率
日本大学芸術学部の総合型選抜の学部別倍率
日本大学芸術学部の総合型選抜の倍率は、学科によって大きく異なります。以下は近年の傾向をまとめたものです。
| 学科 | 倍率の目安 |
|---|---|
| 写真学科 | 1.5〜2.5倍程度 |
| 映画学科 | 2.0〜3.0倍程度 |
| 美術学科 | 1.5〜2.5倍程度 |
| 音楽学科 | 1.5〜2.0倍程度 |
| 文芸学科 | 2.0〜3.0倍程度 |
| 演劇学科 | 2.5〜4.0倍程度 |
| 放送学科 | 3.0〜5.0倍程度 |
| デザイン学科 | 2.5〜4.0倍程度 |
放送学科は募集人数が約7名と非常に少ないため、最も倍率が高くなる傾向があります。一方、音楽学科や写真学科は募集人数が比較的多く、倍率も低めに推移しています。
なお、上記の倍率は最終的な合格倍率であり、エントリーシートの段階で約半数が不合格となるケースもあります(例:デザイン学科では94名のエントリーから40名程度に絞られた実績あり)。実質的な競争率はさらに高いと認識しておくべきです。
日本大学芸術学部の総合型選抜の倍率の推移
日本大学芸術学部の総合型選抜の倍率は、ここ数年で大きな変動は見られず、概ね安定した推移を示しています。多くの学科で2.0倍前後を維持しており、極端な難化・易化は起きていません。
ただし、以下のような傾向は見られます。
全体として、日藝の総合型選抜は他大学の総合型選抜と比較して倍率が「極端に高い」わけではありません。2.0倍を切る学科もあり、しっかりと対策を行えば合格の可能性は十分にある入試です。
日本大学芸術学部の総合型選抜の志望理由書の書き方
日本大学芸術学部の総合型選抜の志望理由書のポイント
日藝の総合型選抜では、一般的な「志望理由書」ではなく「エントリーシート」が書類審査の中心となります。エントリーシートは「日藝で学びたいこと」をテーマに自由に表現するものですが、以下のポイントを押さえることが重要です。
1. 「なぜ日藝なのか」を明確にする
2. 入学後の具体的な学びの目標を示す
3. 自分の経験・実績と志望動機を結びつける
4. 「自分らしさ」を全面に出す
日本大学芸術学部の総合型選抜の志望理由書の注意点
エントリーシート作成で避けるべきポイントをまとめます。
避けるべきこと:
日本大学芸術学部の総合型選抜で評価される活動実績の例
日藝の総合型選抜では、以下のような活動実績が評価されやすい傾向にあります。
写真学科
映画学科
美術学科・デザイン学科
文芸学科
音楽学科
演劇学科
放送学科
これらの実績がなくても合格は可能ですが、具体的な活動経験は面接やエントリーシートでの説得力を大きく高めます。
日本大学芸術学部の総合型選抜の面接対策
日本大学芸術学部の総合型選抜の面接でよく聞かれること
日藝の総合型選抜の面接で頻出する質問を紹介します。
基本的な質問
芸術に関する質問
深掘り質問
時事的な質問
日本大学芸術学部の総合型選抜の面接のポイント
面接で高評価を得るためのポイントを解説します。
1. 熱意と目的意識を明確に伝える
面接官が最も重視するのは「この学生は大学で何をやりたいのか」「目的が明確か」という点です。漠然とした夢ではなく、具体的な学びの計画を持って臨みましょう。
2. エントリーシートとの一貫性を保つ
面接ではエントリーシートの内容をもとに質問されることが多いです。エントリーシートに書いた内容と矛盾する発言をしないよう、自分が書いた内容を熟読して臨みましょう。
3. 自分の言葉で語る
暗記した回答を棒読みするのではなく、自分の思いを自分の言葉で伝えることが重要です。多少言葉に詰まっても、一生懸命伝えようとする姿勢が評価されます。
4. 作品や活動の背景を語れるようにする
作品を提示する場合は「なぜこれを作ったのか」「何を表現したかったのか」「制作過程でどんな工夫をしたか」を論理的に説明できるようにしておきましょう。
5. 日藝について深く理解していることを示す
日藝のカリキュラム、教授陣、設備、校風について事前に調べ、「この大学でしかできない学び」を具体的に語れるようにしておくと好印象です。
日本大学芸術学部の総合型選抜の面接でやってはいけないこと
面接で評価を下げてしまう行動を紹介します。
日本大学芸術学部の総合型選抜の評定の目安
日本大学芸術学部の総合型選抜の評定平均
前述の通り、日本大学芸術学部の総合型選抜には評定平均値の明確な出願基準はありません。これは芸術系学部として、学業成績以上に芸術的素養や目的意識を重視する方針の表れです。
参考までに、合格者の評定平均の傾向は以下の通りです。
ただし、評定が低い場合は面接で「なぜ学業成績が振るわないのか」を聞かれる可能性があります。その際に「芸術活動に集中していた」など、納得感のある説明ができるようにしておきましょう。
日本大学芸術学部の総合型選抜の条件の詳細
出願に際して確認すべき条件の詳細をまとめます。
必須条件
提出書類
注意すべき条件
日本大学芸術学部の総合型選抜の過去問
日本大学芸術学部の総合型選抜の過去問の傾向
日本大学芸術学部の総合型選抜では、一般入試のような筆記試験の「過去問」は公開されていませんが、二次選考で出題される小論文や実技試験にはある程度の傾向があります。
小論文の傾向
小論文は600〜800字程度で出題されることが多く、芸術に対する自分の考えを論理的かつ独自の視点で述べることが求められます。
実技試験の傾向
日本大学芸術学部の総合型選抜の過去問の対策
過去問が公開されていない中での効果的な対策方法を紹介します。
小論文対策
実技対策
情報収集方法
日本大学芸術学部の総合型選抜の出願書類
日本大学芸術学部の総合型選抜の出願書類の一覧
日本大学芸術学部の総合型選抜で提出が必要な書類は以下の通りです。
一次選考(エントリー段階)
二次選考(出願段階)
学科別の追加提出物の例
すべての書類は期日厳守で、不備があると受理されません。特にエントリーシートの自筆署名は忘れやすいポイントです。
日本大学芸術学部の総合型選抜の出願の流れ
出願から合格までの流れを時系列で整理します。
STEP 1:エントリーシートのダウンロード(8月〜)
STEP 2:エントリーシートの作成
STEP 3:エントリーシートの提出(9月上旬)
STEP 4:一次選考結果の通知(9月中旬〜下旬)
STEP 5:出願手続き(10月上旬)
STEP 6:二次選考(本試験)(10月下旬)
STEP 7:合格発表(11月上旬)
STEP 8:入学手続き(12月)
日本大学芸術学部の総合型選抜の併願
日本大学芸術学部の総合型選抜の併願可否
日本大学芸術学部の総合型選抜は専願制です。合格した場合は必ず入学しなければなりません。
ただし、以下のような併願パターンは可能です。
可能な併願パターン
不可能な併願パターン
日本大学の他学部との併願について
日本大学芸術学部の総合型選抜と一般選抜の両立
日藝の総合型選抜と一般選抜を並行して準備することは可能であり、多くの受験生が実践しています。両立のポイントを解説します。
両立のメリット
両立のスケジュール感
注意点
日本大学芸術学部の総合型選抜の合格のポイント
日本大学芸術学部の総合型選抜に受かる人の特徴
日藝の総合型選抜に合格する人には、以下のような共通点が見られます。
1. 「なぜ日藝か」を自分の言葉で語れる
合格者の多くは、日藝でしかできない学びや環境を具体的に理解した上で志望しています。「なんとなく芸術系だから」ではなく、「8学科の相互交流ができる環境で視野を広げたい」「実践的なカリキュラムで技術を磨きたい」など、明確な理由を持っています。
2. 芸術への情熱を行動で示している
口だけでなく、実際に作品を作っている、コンテストに応募している、展示会に足を運んでいるなど、情熱を行動に移している人が評価されます。
3. 自分の個性を理解し、それを表現できる
エントリーシートや面接で「自分らしさ」を発揮できる人。テンプレートや模範解答に頼らず、自分だけの視点やストーリーを持っている人が強いです。
4. 目的意識が明確である
「4年間で何を学び、卒業後にどう活かすのか」というビジョンが明確な人。将来の具体的な目標と日藝での学びがつながっている人は説得力があります。
5. コミュニケーション力がある
面接で自分の考えを分かりやすく伝えられる人。緊張しても誠実に答えようとする姿勢が見える人は好印象を持たれます。
日本大学芸術学部の総合型選抜に落ちた時の対処法
総合型選抜で不合格になった場合の対処法を紹介します。
1. 一般選抜への切り替え
日藝への進学を諦めない場合は、一般選抜での受験に切り替えましょう。日藝の一般選抜には以下の方式があります。
11月の合格発表から2月の一般入試まで約3ヶ月あります。学科試験と専門試験の対策に集中すれば、十分に合格を狙えます。
2. 不合格の原因を分析する
3. 他大学の芸術系学部も視野に入れる
日藝以外にも芸術を学べる大学はあります。武蔵野美術大学、多摩美術大学、東京藝術大学、玉川大学芸術学部など、自分の目標に合った大学を検討しましょう。
4. 浪人して再挑戦する
日藝の総合型選抜は浪人生も受験できます。1年間で作品の質を高め、自己分析を深め、より準備万端の状態で再挑戦することも選択肢の一つです。
日本大学芸術学部の総合型選抜についてのよくある質問
Q. 日藝の総合型選抜は浪人生でも受けられますか?
A. はい、受験できます。出願条件に「現役生限定」の記載はなく、高等学校を卒業した者であれば既卒者(浪人生)も出願可能です。実際に浪人して合格する受験生も毎年います。
Q. 評定平均が低くても合格できますか?
A. 日藝の総合型選抜には評定平均の出願基準がないため、評定が低くても出願は可能です。ただし、調査書は提出するため参考にはされます。評定が低い場合は、芸術的な活動実績や明確な目的意識でカバーすることが重要です。
Q. エントリーシートはどのくらいの分量で書くべきですか?
A. 学部統一書式のエントリーシート用紙に記入するため、書ける分量は決まっています。重要なのは量ではなく質です。限られたスペースの中で、自分の情熱と「日藝で学びたいこと」を最大限表現しましょう。文章以外の表現(イラスト、写真、図解など)も活用可能です。
Q. オープンキャンパスには参加すべきですか?
A. 強く推奨します。オープンキャンパスでは学科の雰囲気、教授陣の人柄、施設の設備などを実際に体感できます。面接で「オープンキャンパスに参加して○○を感じた」と語れることは大きなアドバンテージになります。
Q. 英検や資格がなくても不利になりませんか?
A. 日藝の総合型選抜では英語資格は出願条件ではないため、持っていなくても不利にはなりません。芸術的な素養と目的意識が評価の中心です。
Q. 芸術的な実績が全くないのですが、合格できますか?
A. 実績がゼロでも合格する可能性はあります。重要なのは「これから何をしたいのか」「なぜ日藝で学びたいのか」という未来志向の意欲です。ただし、最低限の関心を示す行動(展覧会に行く、本を読む、作品に触れるなど)は面接での説得力につながります。
Q. 総合型選抜で不合格になったら一般入試を受けられますか?
A. はい、受験できます。総合型選抜の合格発表は11月上旬のため、不合格でも一般入試(2月実施)に向けて約3ヶ月の準備期間があります。多くの受験生が総合型選抜と一般入試の両方を視野に入れて受験計画を立てています。
Q. 面接の服装は制服でなければいけませんか?
A. 現役生は制服で臨む人が多いですが、必ずしも制服でなければならないわけではありません。清潔感があり、面接にふさわしい服装であれば問題ありません。既卒者やインターナショナルスクール出身者はスーツやきちんとした私服で臨む人が多いです。
Q. 日藝の総合型選抜の対策を始めるのに遅すぎる時期はありますか?
A. エントリーシートの提出が9月上旬のため、高3の8月時点でまだ何も準備していない場合はかなり厳しくなります。最低でも高3の5〜6月には対策を始めることを推奨します。ただし、実技系の学科(美術・音楽・演劇など)は日頃からの積み重ねが重要なため、できるだけ早期に始めるのが理想です。
Q. 塾や予備校に通わないと合格できませんか?
A. 塾に通わなくても合格する人はいます。しかし、エントリーシートの添削や模擬面接など、第三者のフィードバックを受ける機会は重要です。学校の先生に相談する、日藝対策の情報をネットで収集する、友人同士で面接練習をするなど、独学でも対策の質を高める方法はあります。



