九州大学共創学部の総合型選抜について、選考方法・出願条件・試験内容・倍率・対策スケジュールまで徹底解説します。2018年に新設された個性豊かな学部である共創学部への進学を目指す受験生のために、最新情報をもとにわかりやすくまとめました。
九州大学共創学部の総合型選抜の概要
九州大学共創学部の総合型選抜の種類
九州大学共創学部の総合型選抜は、「総合型選抜I」の1種類のみです。九州大学全体では文学部・法学部・経済学部など複数学部で総合型選抜IとIIが実施されていますが、共創学部が採用しているのは総合型選抜Iのみとなります。
共創学部の入試区分は以下の4種類があります。
- 総合型選抜I(本記事で解説)
- 学校推薦型選抜
- 一般選抜(共通テスト利用)
- 国際型入試
総合型選抜Iは書類審査と2日間の試験で合否が決まる選抜方式で、学力試験の成績だけでは測れない「学ぶ意欲」や「問題発見・解決能力」を重視するのが特徴です。
九州大学共創学部の総合型選抜の募集学部一覧
九州大学共創学部の総合型選抜Iの募集対象は共創学部のみです。募集人員は15名(令和7・令和8年度)で、共創学部全体の定員105名のうち、総合型選抜I・学校推薦型選抜・国際型入試合わせて40名が特別選抜枠となっています。
| 選抜区分 | 募集人員 |
|---|---|
| 一般選抜(共通テスト利用) | 65名 |
| 総合型選抜I | 15名 |
| 学校推薦型選抜 | 15名 |
| 国際型入試 | 若干名 |
| 合計 | 105名 |
総合型選抜Iは15名という少数精鋭の募集であるため、競争率は高くなりますが、書類と2次試験の出来次第で逆転合格のチャンスがある選抜方式です。
九州大学共創学部の総合型選抜の出願条件
九州大学共創学部の総合型選抜の評定基準
九州大学共創学部の総合型選抜Iには、評定平均の出願基準は設けられていません。また、一般選抜で課される大学入学共通テストも不要です。
内申点や共通テストの点数ではなく、以下の4つの観点から受験生の能力・資質を総合的に評価する方針を取っています。
| 評価観点 | 概要 |
|---|---|
| 主体的自律性 | 自分で課題を見つけ、主体的に取り組む力 |
| 協働的学習能力 | 他者と協力し、共に学ぶ力 |
| 多角的思考力 | 物事を多面的・批判的に捉える力 |
| 国際的視野 | グローバルな問題に関心を持ち、英語でも学べる意欲 |
評定平均が低くても、これらの観点でアピールできる実績や意欲があれば合格の可能性はあります。一方で、難関国立大学の総合型選抜であることを踏まえると、評定平均4.0以上がひとつの目安とされています。
九州大学共創学部の総合型選抜の英検資格条件
九州大学共創学部の総合型選抜Iでは、英語外部試験のスコア証明書の提出が必要です。「入学後の教育プログラムの修学に必要な英語力」を確認するための書類として位置づけられています。
提出可能な英語外部試験と参考目安スコアは以下の通りです。
| 試験 | 参考スコアの目安 |
|---|---|
| TOEFL iBT | 61以上 |
| GTEC(4技能) | 1110以上 |
| IELTS / IELTS Indicator | 5.5以上(目安) |
| 実用英語技能検定(英検) | 準1級以上(目安) |
| TOEIC Listening & Reading | スコア証明書を提出 |
スコアの提出は必須ですが、特定のスコアが足切り点として機能するかは年度の募集要項で確認が必要です。共創学部では英語での授業も多く、英語力は合否に大きく影響する重要要素のひとつです。
九州大学共創学部の総合型選抜の試験内容
九州大学共創学部の総合型選抜の一次選考
第1次選考は提出書類のみで合否が判定されます。4つの評価観点(主体的自律性・協働的学習能力・多角的思考力・国際的視野)をもとに、書類を総合的に審査します。
第1次選考の通過者数は募集人員の約3倍(約45名程度)を目安としています。
審査対象書類:
- 調査書:出身高校が発行する成績・活動証明書
- 志望理由書(A4所定用紙2枚):なぜ共創学部で学びたいのかを記述
- 活動歴報告書(A4所定用紙2枚):中学時代から現在までの課外活動・資格・実績等
- 英語外部試験スコア証明書
志望理由書と活動歴報告書が第1次選考の中核であり、内容の充実度と説得力が第2次選考への進出を大きく左右します。
九州大学共創学部の総合型選抜の二次選考
第2次選考は2日間にわたって実施される本格的な試験で、第1次選考通過者のみが受験できます。筆記試験・グループ活動・面接を組み合わせた多面的な評価が行われます。
| 試験科目 | 内容・特徴 |
|---|---|
| 講義に関するレポート | 当日の講義を聴講し、その内容をもとにレポートを執筆 |
| グループ討論 | 複数の受験者でテーマについて討論する形式 |
| 小論文 | 指定されたテーマについて自分の考えを記述 |
| 個人面接 | 志望動機・学修計画・提出書類の内容について口頭で確認 |
2日間の試験では、単なる知識量ではなく、思考プロセス・表現力・他者との協働力が評価されます。特に「講義レポート」は共創学部ならではの選考形式で、初見の学術的知識を吸収・咀嚼して文章化する能力が問われます。
九州大学共創学部の総合型選抜に受かる対策スケジュール
九州大学共創学部の総合型選抜はいつから対策を始めるべき?
総合型選抜Iの対策は、高校1〜2年生のうちから活動実績を積み上げることが最重要です。以下の理由から早期対策が有利に働きます。
- 活動歴報告書に書く「中学〜高校での活動実績」は一朝一夕では作れない
- 英語外部試験のスコアを上げるには継続的な学習期間が必要
- 志望理由書は「なぜ共創学部か」という深い思考の積み重ねが必要
- グループ討論・面接には練習と場数が必要
少なくとも高校3年生の4〜5月には書類作成の方針を固め、7〜8月には志望理由書・活動歴報告書の原稿を完成させることが合格への近道です。
九州大学共創学部の総合型選抜に受かる対策スケジュール(月間)
4〜5月:方針決定・素材収集
- 共創学部への志望理由の言語化(なぜ共創学部か)
- これまでの活動・実績の整理
- 英語外部試験の受験計画を立てる
6〜8月:書類作成・討論・面接練習開始
- 志望理由書(初稿〜複数回の修正)
- 活動歴報告書の作成
- グループ討論・小論文の練習開始(週1〜2本)
- 英語外部試験スコアの確定(6〜7月に受験して確保)
9月:出願・第1次選考
- 出願書類の最終確認・添削
- 出願手続き(例年9月上旬)
- 第1次選考結果待ちの間も2次試験対策を継続
10月:第2次選考本番
- 講義レポート・グループ討論・小論文・面接の集中対策
- 第2次選考受験(例年10月下旬の2日間)
11月:合格発表
- 最終合格発表の確認(例年11月中旬〜下旬)
- 不合格の場合は一般選抜の対策へ切り替え
九州大学共創学部の総合型選抜に受かる対策スケジュール(年間)
| 時期 | 主な取り組み |
|---|---|
| 高1〜高2 | 探究活動・ボランティア・国際交流など実績づくり、英語力の向上 |
| 高3・3〜5月 | 志望理由の言語化、英語外部試験受験、書類準備スタート |
| 高3・6〜8月 | 志望理由書・活動歴報告書の作成、小論文・討論練習開始 |
| 高3・9月 | 出願手続き、第1次選考通過待ち |
| 高3・10月 | 第2次選考(講義レポート・討論・小論文・面接) |
| 高3・11月 | 最終合格発表 |
| 高3・12月〜翌2月 | 不合格の場合、一般選抜対策(共通テスト・二次試験) |
九州大学共創学部の総合型選抜の日程
九州大学共創学部の総合型選抜の出願期間
令和7年度(2025年)入試の日程実績は以下のとおりです。
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 9月3日〜6日 | 出願期間(Web出願・書類郵送) |
| 9月中旬〜10月上旬 | 第1次選考(書類審査・結果通知) |
| 10月26日〜27日 | 第2次選考(試験2日間) |
| 11月20日 | 最終合格発表 |
※日程は年度によって変更されることがあります。必ず九州大学 入試情報公式サイトで最新の募集要項を確認してください。
九州大学共創学部の総合型選抜の合格発表日
最終合格発表は例年11月中旬〜下旬に行われます。令和7年度入試では2024年11月20日が発表日でした。合格者は15名(定員)を上限として決定されます。
合格発表後は入学手続きへと進みます。不合格だった場合も、一般選抜(共通テスト+二次試験)への出願が可能です。合格発表が11月のため、一般選抜対策への切り替え時間が十分あるのもこの選抜の特徴です。
九州大学共創学部の総合型選抜の倍率
九州大学共創学部の総合型選抜の学部別倍率
九州大学共創学部の総合型選抜Iは、募集定員が15名と少なく、毎年高い競争率となっています。共創学部は2018年に新設された注目度の高い学部であり、志願者数が多い傾向があります。
| 指標 | 概要 |
|---|---|
| 募集人員 | 15名 |
| 第1次選考通過者数(目安) | 約45名(定員の約3倍) |
| 平均倍率(概算) | 約8倍前後 |
倍率が約8倍と高いため、単に「書類が整っている」だけでは合格は難しく、共創学部ならではの学際的な学びへの明確な意欲と独自の実績が重要になります。
九州大学共創学部の総合型選抜の倍率の推移
共創学部の募集人員は令和4年度入試から20名→15名に変更されており、それ以降は倍率が上昇傾向にあります。少数精鋭の募集枠に対して志願者数が多く、安定的に高い競争率が続いています。
年度別の詳細な志願者数・合格者数は、九州大学が公式に公表している「入学者選抜実施状況」のPDFで確認できます。
九州大学共創学部の総合型選抜の志望理由書の書き方
九州大学共創学部の総合型選抜の志望理由書のポイント
志望理由書はA4所定用紙2枚で記述します。限られたスペースで第1次選考突破の鍵となるため、以下の3つの柱を明確に書き切ることが重要です。
① なぜ共創学部なのか(理由の独自性)
共創学部は「社会科学・人文科学・自然科学の壁を超えて、社会課題を解決する人材を育てる」学部です。単なる「興味がある」ではなく、「自分が取り組みたい社会課題」と「共創学部の学びがどう結びつくか」を具体的に示しましょう。
② 大学で何を学び、どう活かすか(学修計画の具体性)
共創学部の学際的カリキュラムや特定の教員・研究テーマについて調べ、「在学中に取り組みたいプロジェクト・研究」を描きましょう。オープンキャンパスや学部説明会への参加は必須です。
③ 卒業後の社会貢献ビジョン(将来像の説得力)
大学での学びを経てどのような形で社会に貢献したいのかを、具体的に述べましょう。抽象的な「国際人になりたい」ではなく、「具体的なテーマという問題に対して、具体的なテーマという形で関わる」という具体像を示してください。
九州大学共創学部の総合型選抜の志望理由書の注意点
- 共創学部の独自性と結びつける:「どこでも学べる内容」ではなく、共創学部でなければならない理由を明確にする
- 4つの評価観点を意識する:主体的自律性・協働的学習能力・多角的思考力・国際的視野が伝わる書き方を意識する
- 抽象的表現を避ける:「社会に貢献したい」などの漠然とした表現は避け、具体的なエピソードや活動実績と結びつける
- 活動歴報告書と一貫性を持たせる:2つの書類が矛盾しないよう、同じ軸でストーリーを作る
- 添削を繰り返す:教員・塾・予備校の力を借りて複数回の添削を行い、完成度を上げる
九州大学共創学部の総合型選抜で評価される活動実績の例
活動歴報告書に記載する実績は、4つの評価観点(主体的自律性・協働的学習能力・多角的思考力・国際的視野)のいずれかに関連するものが効果的です。
- 探究学習・課題研究での発表(地域課題・環境・SDGs関連テーマが特に強い)
- 高校でのSSH(スーパーサイエンスハイスクール)・SGH(スーパーグローバルハイスクール)活動
- 海外留学・国際交流・語学研修の経験
- ボランティア・地域活動・NPO/NGOへの参加
- 英語スピーチコンテスト・ディベート大会での入賞
- 科学・数学・人文社会系の各種コンクール・オリンピックへの参加・入賞
- 部活動でのリーダー経験(特に協働性が問われる活動)
九州大学共創学部の総合型選抜の面接対策
九州大学共創学部の総合型選抜の面接でよく聞かれること
個人面接では主に以下のテーマが扱われます。
- 志望動機:なぜ九州大学共創学部を選んだのか
- 学修計画:大学でどのようなテーマを研究・学習したいか
- 活動実績の深掘り:提出した活動歴報告書の内容について具体的に説明・補足
- 社会課題への関心:自分が取り組みたい課題とその理由
- 将来のビジョン:卒業後にどのような形で社会に貢献したいか
- グローバルな視点:英語で学ぶことへの意欲・国際的な活動経験
2次選考の「グループ討論」についても、グループの中でいかに自分の意見を論理的に述べつつ他者の意見を尊重して議論を深められるかが評価されます。
九州大学共創学部の総合型選抜の面接のポイント
① 「共創」の意味を体現する
共創学部は「異なる分野・背景を持つ人と協力して新しい価値を創る」学部です。面接でも、「自分の意見を持ちながら他者の意見に耳を傾け、より良い結論を導く」という姿勢を示しましょう。
② 書類との一貫性を確保する
志望理由書・活動歴報告書と面接での回答が矛盾しないよう、書類の内容を完全に把握した上で面接に臨みましょう。
③ 「なぜ?」に備える
どの回答に対しても「なぜ?」「具体的には?」と深掘りされる想定で準備しましょう。表面的な答えを用意するのではなく、自分の経験や思考を言語化する練習が重要です。
九州大学共創学部の総合型選抜の面接でやってはいけないこと
- 書類に書いた内容と矛盾する発言をする
- 「わかりません」で止める(わからなくても自分なりの考えを述べる)
- グループ討論で自分の意見ばかり押し通し、他者の発言を遮る
- 抽象的・一般論的な回答に終始する(具体的なエピソードを交える)
- 当日の講義レポートや小論文の出来が悪くても動揺を引きずって面接に臨む
九州大学共創学部の総合型選抜の評定の目安
九州大学共創学部の総合型選抜の評定平均
九州大学共創学部の総合型選抜Iには評定平均の出願基準は設けられていません。また共通テストの受験も不要です。しかし、調査書は第1次選考の審査書類に含まれます。
合格者の評定平均は非公開ですが、九州大学という難関国立大学の選抜である点を踏まえると、評定平均4.0以上が実質的な目安とされています。評定が低い場合でも、突出した活動実績や高い英語外部試験スコアで補うことが可能です。
九州大学共創学部の総合型選抜の条件の詳細
出願資格として明示されている主な条件は以下の通りです。
- 高校卒業(見込みを含む)または同等の学力を有すること
- 英語外部試験のスコア証明書を提出できること(TOEFL・GTEC・IELTS・英検・TOEICいずれか)
- 九州大学の他学部・他選抜区分との重複出願をしないこと
評定平均・英語外部試験スコアの最低基準は公式な出願要件には含まれていませんが、書類審査での評価に影響します。最新の募集要項は必ず九州大学公式サイトで確認してください。
九州大学共創学部の総合型選抜の過去問
九州大学共創学部の総合型選抜の過去問の傾向
第2次選考の小論文・講義レポートは毎年、以下のようなテーマが扱われる傾向があります。
- 環境・持続可能性・気候変動に関するテーマ
- グローバル化と文化・アイデンティティの問題
- テクノロジー・AIと社会・倫理の関係
- 貧困・格差・教育に関する社会課題
- 地域振興・地方創生に関するテーマ
「講義に関するレポート」は当日の講義内容をもとに書くため事前対策が難しいですが、学術的な文章を素早く読解し、自分の考えを加えて記述する練習が有効です。小論文は学際的なテーマへの幅広い関心と論理的記述力が問われます。
九州大学共創学部の総合型選抜の過去問の対策
① 社会問題への関心を広げる
新聞・NHK・The Japanタイムズ等を日常的に読み、SDGs・環境・国際関係・テクノロジー・格差などのテーマについて自分なりの見解を持つ練習をしましょう。
② 小論文の構成を習得する
「問題提起→現状分析→自分の主張→根拠→反論への対応→結論」という論文構成を繰り返し練習しましょう。
③ 初見の文章を読んで要約・意見を述べる練習
講義レポートは初見の内容が出題されます。大学の紀要・学術書の序章・TED Talksなどを使って、内容を素早く把握して記述する練習が有効です。
④ グループ討論のシミュレーション
学校や塾で複数人が集まって討論の練習をしましょう。自分の意見を論理的に述べつつ、他者の意見を活かす協議スキルを鍛えることが重要です。
九州大学共創学部の総合型選抜の出願書類
九州大学共創学部の総合型選抜の出願書類の一覧
九州大学共創学部の総合型選抜Iに必要な出願書類は以下の通りです。
| 書類名 | 内容・備考 |
|---|---|
| 入学志願票 | 大学指定様式(Web出願システムから作成) |
| 調査書 | 出身高校が発行・厳封したもの |
| 志望理由書 | A4所定用紙2枚(大学HPからダウンロード) |
| 活動歴報告書 | A4所定用紙2枚(中学以降の活動・実績等) |
| 英語外部試験スコア証明書 | TOEFL・GTEC・IELTS・英検・TOEICのいずれか |
| 検定料納付証明 | 窓口またはオンライン手続きで支払い |
※推薦書は学校推薦型選抜では必要ですが、総合型選抜Iには不要です(自己推薦型)。書類の様式や詳細は毎年の募集要項で確認してください。
九州大学共創学部の総合型選抜の出願の流れ
- 募集要項の入手・確認(7〜8月):九州大学公式サイトから最新の募集要項をダウンロード
- 出願書類の準備(7〜8月):志望理由書・活動歴報告書の作成、英語外部試験スコアの確定
- 調査書の手配(8月):出身高校に調査書の発行を依頼(日数がかかるため早めに)
- Web出願システムへの入力(9月上旬):インターネット出願システムで入力・検定料の支払い
- 書類の郵送(9月上旬、締切厳守):簡易書留・速達で郵送
- 第1次選考結果の確認(9月中旬〜10月上旬):Web上で結果を確認
- 第2次選考の受験(10月下旬の2日間):九州大学伊都キャンパスで受験
- 最終合格発表の確認(11月中旬〜下旬)
志望理由書と活動歴報告書は指定様式を大学公式サイトからダウンロードして作成します。締切の1週間前には郵送できる状態に整えておくことを強く推奨します。
九州大学共創学部の総合型選抜の併願
九州大学共創学部の総合型選抜の併願可否
九州大学共創学部の総合型選抜Iは専願制ではありません。ただし、以下の重複出願ルールに注意が必要です。
| 併願の対象 | 可否 |
|---|---|
| 他大学の入試(一般選抜・推薦入試・AO入試) | 可 |
| 共創学部の一般選抜(共通テスト) | 可(同年度でも出願可) |
| 九州大学の他学部の総合型選抜I | 不可 |
| 九州大学の学校推薦型選抜・国際型入試 | 不可 |
| 共創学部の学校推薦型選抜(同年度) | 不可 |
「他大学との併願は可能、九州大学内の他選抜との重複は不可」というルールです。共創学部の総合型選抜Iが不合格でも、一般選抜(共通テスト+二次試験)で再チャレンジできます。
九州大学共創学部の総合型選抜と一般選抜の両立
総合型選抜Iの合格発表が11月(共通テストの1〜2ヶ月前)のため、総合型選抜対策と一般選抜対策の両立は十分可能です。
- 出願時期が9月のため一般選抜の準備時間が確保できる:書類提出後は一般選抜の勉強に集中できる
- 共通テストを保険として確保しておく:共通テストの出願(例年8月)は総合型選抜より先に行うため、必ず共通テストに出願しておくことを推奨
- 万全のメンタル管理が大切:総合型選抜の結果に関わらず、12月以降の共通テスト・二次試験対策を切らさないスケジュール管理が重要
九州大学共創学部の総合型選抜の合格のポイント
九州大学共創学部の総合型選抜に受かる人の特徴
合格する受験生には以下のような特徴があります。
- 「社会課題を自分ごと」として捉えている:漠然とした国際志向ではなく、具体的に取り組みたい問題がある
- 分野横断的な探究活動の実績がある:理系×文系、国内×国際など複数の視点を持つ経験
- 高い英語力を持つ:TOEFL iBT 80以上・英検準1級以上など、実用的な英語力の証明
- 書類の「ストーリー」が一貫している:志望理由書と活動歴報告書が同じ軸でまとめられている
- グループ討論で協調性と主張力のバランスが取れる:自分の意見を持ちながら他者を尊重できる
- 初見の知的課題に落ち着いて対応できる:当日の講義レポートや小論文で動揺しない
九州大学共創学部の総合型選抜に落ちた時の対処法
総合型選抜で不合格になった場合、以下の選択肢があります。
① 九州大学共創学部の一般選抜で再チャレンジ
共通テスト+二次試験(外国語・総合問題)で再受験できます。総合型選抜で磨いた社会課題への知見や論述力は二次試験の論述にも活かせます。
② 同系統の他大学学部を検討する
早稲田大学国際教養学部・立命館大学グローバル教養学部・ICUなど、学際的教育を特徴とする他大学の受験も選択肢です。
③ 翌年の共創学部総合型選抜への再挑戦
浪人して更なる実績を積み上げた上で再受験するという選択肢もあります。英語外部試験のスコアアップや探究活動の深化により、書類の完成度を高めることができます。
九州大学共創学部の総合型選抜についてのよくある質問
Q. 共創学部の総合型選抜Iに評定平均の基準はありますか?
A. 公式な出願基準はありません。ただし調査書は書類審査の対象書類に含まれます。評定平均4.0以上が実質的な目安とされますが、活動実績や英語力でカバーすることも可能です。
Q. 英語外部試験はどのスコアが必要ですか?
A. 公式なスコア基準は設けられていませんが、TOEFL iBT 61以上・GTEC 1110以上が参考目安とされています。英検の場合は準1級以上が競争力の目安です。高いスコアがあるほど有利に働きます。
Q. 第2次選考の「講義に関するレポート」はどんな対策が必要ですか?
A. 当日の講義内容をもとに書くため、完全な事前対策はできません。日頃から学術的な文章・TED Talks・論文の要旨などを読んで「要約する・自分の意見を加える」練習を積んでおくことが有効です。
Q. 一般選抜(共通テスト)との併願はできますか?
A. できます。共創学部の総合型選抜I(9月出願・11月発表)と一般選抜(1〜2月受験)は別の選抜区分のため、同年度に両方出願することが可能です。共通テストへの出願は8月に行うため、忘れず手続きしておきましょう。
Q. 推薦書は必要ですか?
A. 総合型選抜Iには推薦書は不要です(自己推薦型)。学校推薦型選抜と混同しないよう注意してください。
Q. 伊都キャンパスへの交通アクセスはどうすればよいですか?
A. 九州大学伊都キャンパスへは、福岡市地下鉄空港線「姪浜駅」からJR筑肥線に乗り換えて「九大学研都市駅」下車後、バスで約10〜15分が一般的なルートです。第2次選考は2日間にわたるため、前日から近隣に宿泊することも選択肢です。



