舞鶴高専の受験|倍率・偏差値・過去問・推薦入試・合格のポイントまとめ【高専受験】

高専コーチ

舞鶴高専の入試の概要

舞鶴高専はどんな高専か

舞鶴工業高等専門学校(舞鶴高専)は、京都府舞鶴市に位置する国立の高等専門学校です。昭和41年(1966年)に設立され、60年近い歴史の中で数多くの技術者を社会へ送り出してきた実績を持っています。

舞鶴市は日本海に面した港湾都市であり、自衛隊の基地や造船業など、ものづくりに深い関わりのある産業が集積しています。舞鶴高専はこの地域性を活かし、地元企業や研究機関と連携した実践的な工学教育を展開しています。

高専受験を考えている中学生にとって舞鶴高専の最大の魅力は、中学卒業後すぐに専門的な工学教育を受けられる点にあります。通常の高校3年間と大学前半2年分に相当するカリキュラムを5年間で学ぶ一貫教育体制が整っており、早い段階から工学の専門知識と技術を身につけたい生徒に最適な環境が用意されています。学科の授業だけでなく、実験・実習を通じた体験型の学びが多いことも特徴です。

舞鶴高専の学科と募集人員

舞鶴高専には機械工学科、電気情報工学科、電子制御工学科、建設システム工学科の4つの学科があります。各学科の1年次の入学定員はそれぞれ40名で、少人数のクラス環境で学ぶことができます。

機械工学科では機械設計・熱力学・材料力学などを学び、製造業や自動車・航空宇宙分野で活躍する技術者を目指します。電気情報工学科ではプログラミングや回路理論、情報通信技術などを扱い、デジタル社会を支えるエンジニアの基礎を築きます。

電子制御工学科はロボットや自動制御システム、センサー技術などが専門で、機械と電気が融合した分野を学ぶ学科です。建設システム工学科では土木・建築の構造設計や施工管理の知識を養います。どの学科も定員40名という規模ですので、教員との距離が近く、質問や相談がしやすい環境が整っています。

舞鶴高専の入試方式

舞鶴高専の入試は、特別選抜(推薦入試)と学力選抜(一般入試)の2種類が主な方式です。このほかに帰国生徒特別選抜も設けられています。

特別選抜は一般推薦型と地域創生型に分かれており、調査書(内申点)・適性検査・面接の結果を総合して合否が判断されます。一般推薦型は全国の中学生が出願できますが、地域創生型は地域要件があります。各学科の推薦枠は入学定員の50%程度です。

学力選抜は全国統一の高専入試問題を使った筆記試験で行われます。試験は5教科で実施され、調査書の点数と合わせて総合的に評価されます。高専受験では推薦で合格した場合は一般入試を受ける必要はありませんが、推薦で不合格になった場合でも引き続き学力選抜に挑戦することができます。

高専コーチ

舞鶴高専の偏差値と難易度

舞鶴高専の偏差値の目安

舞鶴高専の偏差値は、情報源によってばらつきがあります。進研ゼミなどのデータでは50から54程度、他の進学情報サイトでは55から62前後の数値が掲載されており、参照するデータによって差が生じています。

複数の情報をもとにした目安として、偏差値55から60程度を意識して準備しておくのが現実的です。安定して合格を狙うには、中学校全体の上位20から30%程度の学力が求められると理解しておくとよいでしょう。

ただし、高専受験では数学と英語が傾斜配点で重く評価されるため、総合的な偏差値だけでなくこの2教科の実力が合否に大きく直結します。模試の偏差値はあくまで目安として活用し、実際の過去問演習での得点状況を定期的に確認しながら受験対策を進めることが重要です。

舞鶴高専の難易度を普通科高校と比較

普通科高校の入試と高専の入試は試験の内容が異なるため、偏差値を単純に比較することはできません。高専入試の数学は中学の教科書レベルを超えた応用問題が出題されることがあり、理数系の難易度は普通科入試よりも全体的に高い傾向にあります。

京都府北部の公立高校と比べると、東舞鶴高校や西舞鶴高校が近い学力層と重なる学校として挙げられます。地域のトップ校に合格できる学力を持っていれば、舞鶴高専の一般入試にも十分挑戦できる水準です。

一方で、国語や社会が得意でも理数科目が弱いと高専入試では苦戦します。普通科高校の入試では5教科がほぼ均等に評価されることが多いですが、高専受験では数学と英語の配点が特に高いため、理数に対する得意意識がある生徒にとって有利な試験構造です。自分の得意教科に合わせて受験先を検討することが大切です。

舞鶴高専に向いている受験生の特徴

舞鶴高専への進学に向いているのは、機械や電気、プログラミング、建設といった理工系の分野に強い興味や関心を持っている中学生です。将来は技術者・エンジニアとして働きたいという目標が明確にある生徒は、高専のカリキュラムとの相性が特によいと言えます。

数学や理科が好きで、実験や工作、パソコンなどを通じてものを作ることに楽しさを感じる生徒も舞鶴高専に向いています。入学後は1年生の段階から専門科目の授業が始まりますので、理数系への積極的な姿勢が学校生活全体の充実につながります。

一方で、大学受験を経由して多様な進路を幅広く検討したいという生徒や、文系・理系をまだ決めかねているという生徒は、普通科高校への進学も選択肢として残しておくとよいでしょう。高専は専門性を早期に深める場所ですので、自分の将来のイメージと照らし合わせながら進路を判断することが大切です。

高専コーチ

舞鶴高専の倍率

舞鶴高専の年度別倍率の推移

舞鶴高専の入試倍率は年度によって変動しており、近年は少子化や志願者動向の変化を受けて推移しています。数年前まで学科によっては2倍を超える倍率が続いていた時期もありましたが、全体的には落ち着いた傾向が見られます。

令和7年度(2025年度)の入試では、推薦・一般ともにほとんどの学科で1.6倍から2.2倍程度の倍率となっており、高専受験の競争としては中程度の水準となっています。過去のデータを確認すると、学科によっては倍率が大きく変動している年度もあるため、単年度の数値だけを参考にするのは危険です。

最新の倍率情報は国立高専機構のウェブサイトや舞鶴高専公式サイトの入試案内ページで確認できます。出願前には必ず最新の志願者数を確認し、学科ごとの競争状況を把握した上で戦略を立てることが重要です。

舞鶴高専の推薦入試の倍率

令和7年度(2025年度)の特別選抜(推薦入試)の倍率は、機械工学科が約1.62倍、電気情報工学科が約2.19倍、電子制御工学科が約2.14倍、建設システム工学科が約2.10倍となっています。

電気情報工学科や電子制御工学科はIT・ロボット分野への注目の高まりを反映してか、志願者が多く倍率が2倍を超えています。2倍を超える学科では2人に1人しか合格できない計算となりますので、内申点と面接・適性検査の対策をしっかりと行う必要があります。

推薦入試は1月下旬ごろに実施されることが多く、結果が出てから一般入試(2月実施)まで日数が短いです。推薦不合格が判明したらすぐに一般入試の対策に全力を切り替えられるよう、推薦の準備をしながらも学力選抜の勉強は並行して進めておくことをおすすめします。

舞鶴高専の一般入試の倍率

令和7年度(2025年度)の学力選抜(一般入試)の倍率は、機械工学科が約1.70倍、電気情報工学科が約2.00倍、電子制御工学科が約1.85倍、建設システム工学科が約2.20倍でした。

機械工学科は他の学科より倍率がやや低い傾向がありますが、それでも合格するには2人に1人以上が不合格になる競争です。建設システム工学科は推薦・一般ともに高い倍率が続いており、出願先を決める際に特に注意が必要な学科となっています。

高専受験の一般入試は全国共通日程で実施されるため、他の高専と同日受験はできません。また、同じ高専の複数学科への同時出願もできません。学科の選択は倍率だけでなく、自分が将来どの分野に進みたいかをしっかり考えた上で決定することが大切です。

高専コーチ

舞鶴高専の入試科目と配点

舞鶴高専の推薦入試の内容

舞鶴高専の特別選抜(推薦入試)は合計450点満点で評価されます。内訳は調査書(内申点)が270点、適性検査が90点、面接が90点です。内申点の比重が全体の60%を占めており、日頃の学校生活での取り組みが直接合否に反映されます。

出願資格には内申点の基準があり、中学3年間における9教科5段階評価の合計が135点満点のうち99点以上(平均評定3.67程度)であることが求められます。この基準は全国の高専の中でも比較的取り組みやすい水準です。しかし実際の受験者の評定平均は4.0を超えることが多いため、基準ぎりぎりではなく余裕をもった内申点で臨めるよう準備することが理想的です。

適性検査は理科・英語・数学の3教科で構成されており、1教科あたり10分程度の短い試験です。基礎的な学力が問われる内容ですが、短い時間で正確に答える集中力が求められます。

舞鶴高専の一般入試の内容

学力選抜(一般入試)は1000点満点で評価されます。学力検査が600点、調査書(内申書)が400点の配点です。調査書は内申点から換算されますので、一般入試においても内申点は無視できない重要な要素となります。

学力検査の配点は数学が150点、英語が150点、理科が100点、国語が100点、社会が100点です。数学と英語が他の教科の1.5倍という傾斜配点になっており、この2教科の得点が合否に大きく影響します。

試験時間は各教科50分で、全国共通問題が使用されます。難易度は中学3年生の学習範囲をしっかり押さえた上で、応用力や思考力を試す問題が多く出題されます。特に数学と英語については教科書の内容を超えた問題演習が欠かせません。

舞鶴高専の面接や内申点の扱い

推薦入試における面接は90点満点で評価されます。面接では志望動機、入学後の学習目標、自分の長所・短所、中学校での活動経験などについて問われることが多いです。

志望動機については、なぜ舞鶴高専を選んだのか、将来どのような技術者になりたいのかを自分の言葉で具体的に伝えることが大切です。抽象的な回答よりも、自分の経験や具体的なエピソードと結びついた理由を話せると評価につながります。面接練習は学校の先生や家族に協力してもらい、本番を想定した形式で繰り返し行うことをおすすめします。

内申点は推薦入試では全体の60%、一般入試でも400点分と大きな影響力を持っています。定期テストで安定した高得点を取ることに加え、提出物の期限を守る・授業中に積極的に取り組む・実技教科にも手を抜かないといった姿勢が内申点全体を引き上げることにつながります。

舞鶴高専の過去問傾向

舞鶴高専の数学の傾向と対策

高専入試の数学は全国共通問題が使われており、関数・図形・方程式・確率・データの活用など、中学校で学ぶほぼ全分野から幅広く出題されます。配点が150点と高いため、数学の得点力が合否を左右する最も重要な要素の一つです。

問題の難易度は基礎的な計算問題から発展的な図形証明・応用問題まで幅広く、特に後半の応用問題は普通科入試の問題よりも難しい問題が出ることがあります。図形の証明問題や確率・統計の応用問題、二次関数の複合問題などは特に重点的に練習しておく必要があります。

中学2年生の段階から数学の基礎を確実に押さえ、3年生になったら高専の過去問や応用問題集に取り組む流れが理想的です。国立高専機構の公式サイトでは過去3年分の過去問が無料で公開されていますので、早い段階から問題形式に慣れておくことが有効です。

舞鶴高専の英語の傾向と対策

高専入試の英語も数学と同じく150点の高い配点が設定されています。問題の傾向としては長文読解問題が中心で、理工系のテーマに関連した文章が出題されることもあります。文章量が多く、限られた時間の中で内容を正確に把握する力が求められます。

単語・熟語・文法の基礎知識はもちろん、英文をすばやく読んで内容を理解するスキャニングやスキミングの技術も必要です。日頃から英語の長文問題に接し、読むスピードを上げる練習を積み重ねておくことが重要です。

英語が得意な受験生は数学と英語の合計で大きなアドバンテージを得られます。この2教科で全体の50%の点数が決まりますので、英語を得意科目として徹底的に伸ばすことは高専受験全体の戦略として非常に効果的です。長文問題集や英単語帳を活用しながら、入試本番まで継続的に英語の力を伸ばしてください。

舞鶴高専の理科の傾向と対策

高専入試の理科は大問6題で構成されています。大問1は各分野の基礎を問う小問集合、大問2から大問5は生物・地学・化学・物理の各分野からそれぞれ1題ずつ出題されます。大問6では複数の分野をまたぐ融合問題が出題されており、各分野の知識を横断的に活用する力が問われます。

図やグラフを読み取る問題が多く、数値から計算して答える問題も頻出です。物理では力・電気・波動、化学ではイオン・化学変化・化学式などが重要なテーマとなりやすいため、これらの単元を丁寧に復習しておきましょう。

融合問題は各分野のつながりを理解していないと解けない問題が含まれており、暗記だけでは対応が難しいです。現象の仕組みや因果関係を理解する深い学習を意識することが、理科全体の得点アップにつながります。大問6のような発展問題は時間配分に注意が必要ですので、過去問演習で時間感覚も鍛えておきましょう。

舞鶴高専に合格するための勉強法

舞鶴高専の受験勉強を始める時期

舞鶴高専への高専受験を本格的に意識するなら、中学2年生の後半から準備を始めることが理想的です。内申点は中学1年生からの積み重ねが影響しますので、1年生のうちから定期テストの結果を意識して学校生活に取り組むことが何より大切です。

中学2年生の段階では、数学と英語の基礎を徹底的に固めることに優先的に取り組んでください。1年生から2年生の範囲で理解が曖昧な部分があれば、3年生になる前に復習して穴をなくしておきましょう。基礎力がしっかりしていれば、3年生での受験対策がスムーズに進みます。

中学3年生の夏休みまでに5教科の全範囲を一通りおさらいし、秋から冬にかけては過去問演習と弱点補強を繰り返すペースが一般的です。推薦入試は1月下旬ごろ、一般入試は2月初旬ごろに行われますので、年間スケジュールを逆算してしっかり計画を立てましょう。

舞鶴高専の内申点対策

舞鶴高専の推薦入試では内申点が全体の60%にあたる270点を占め、一般入試でも調査書が400点分加算されます。内申点は受験本番よりも前の段階で積み上げるものですので、日頃の学校生活での取り組みが直接合否に影響します。

最も重要なのは、定期テストで各教科の高得点を安定して取り続けることです。一時的な頑張りではなく、毎回のテストで結果を出す習慣が求められます。テスト勉強は本番1週間前からではなく、2週間前から計画的に進める癖をつけましょう。

提出物を期限内に提出すること、授業中に積極的に発言すること、音楽・美術・体育・技術家庭などの実技教科にも真剣に取り組むことが内申点全体を押し上げます。実技教科は意外なほど内申点に影響しますので、苦手だからといって手を抜かないようにしてください。日頃の地道な取り組みが推薦・一般の両方で大きな差となって現れます。

舞鶴高専の過去問演習の進め方

過去問演習は、舞鶴高専の高専受験対策の中で最も効果的なトレーニングです。国立高専機構の公式サイトでは過去3年分の問題が無料公開されており、まずそちらから取り組むことをおすすめします。

過去問に取り組む際は、必ず本番と同じ制限時間を設けて解いてください。時間を計りながら問題を解くことで、どの問題にどれだけ時間をかけるべきかの感覚が身につきます。全問を解こうとして難問に時間を取られすぎると、解ける問題を落とすことになりますので時間配分の練習が不可欠です。

解き終わったら必ず全問採点し、間違えた問題は解説をよく読んで正解の根拠を確認してください。単純なミスなのか、理解が不足しているのかを正直に見極め、理解不足が原因の場合は教科書や参考書に戻って該当単元を復習します。この繰り返しが着実な得点アップにつながります。

舞鶴高専の併願校戦略

舞鶴高専と併願しやすい公立高校

高専の入試と公立高校の入試は日程が異なりますので、両方に出願して受験することができます。舞鶴高専と併願しやすい公立高校としては、東舞鶴高校や西舞鶴高校、宮津天橋高校などが候補として挙げられます。

東舞鶴高校は舞鶴高専と近い学力水準にあるとされており、舞鶴高専を第一志望にしながら同程度の難易度の公立校を確保したい生徒が選ぶケースがあります。西舞鶴高校は複数のコースがあり、進路の幅広さが特徴です。

舞鶴市より離れた地域の中学生は、福知山高校や綾部高校を候補に挙げることもあります。公立高校の出願期間と高専の出願期間の日程を事前にしっかりと確認し、書類準備の期限に余裕をもって対応できるよう計画的に準備してください。担任の先生に相談しながら出願スケジュールを整理することをおすすめします。

舞鶴高専と併願しやすい私立高校

私立高校は一般的に公立高校よりも早い日程で入試が行われることが多く、合否が早く判明するため心理的な安心感が得られるメリットがあります。京都府北部エリアで舞鶴高専と日程を合わせやすい私立高校としては、京都暁星高校などが候補として挙げられます。

舞鶴市や丹後・中丹エリアから通学できる私立高校の選択肢は限られているため、遠方の私立高校を受験する場合は交通費・受験料・宿泊費なども含めた費用面を考慮して検討することが大切です。

万が一舞鶴高専に合格できなかった場合でも安心して進学できるように、早い段階から公立・私立両方の候補校を絞っておくことが受験全体の安定につながります。進路指導の先生との面談を積極的に活用し、自分に合った併願校プランを組み立てるようにしましょう。

舞鶴高専と普通科高校で迷う場合の考え方

舞鶴高専への高専受験を考えながらも、普通科高校への進学と迷っている中学生は少なくありません。その場合に最も大切なのは、自分が将来何を目指したいのかという軸をしっかり持つことです。

機械・電気・情報・建設などのエンジニア職に就きたい、ものづくりが好き、専門的な技術を早くから深めたいという思いがあるなら、高専を選ぶ意義は非常に大きいと言えます。高専は5年間という長い期間を使って専門性を磨く場所ですので、途中で大きく方向転換するのが難しくなる側面もあります。

大学受験を通じて進路の幅を広く保ちたい、文系・理系どちらに進むかまだ決まっていないという場合は、普通科高校から大学受験を経由するルートが向いています。どちらが優れているということはなく、自分の興味・関心と将来の目標に正直に向き合って選択することが最も重要です。迷った場合は学校見学やオープンキャンパスに参加して、実際の雰囲気を肌で感じてみることをおすすめします。

舞鶴高専の学費と学生生活

舞鶴高専の学費と寮費

舞鶴高専の年間授業料は319,200円です。私立大学の年間授業料(約150万円前後)と比べると大幅に低く、国立大学の授業料(約535,800円)と比べても安い水準です。5年間の高専教育を通じて、家庭の経済的な負担を大きく抑えながら専門的な工学教育を受けられる点は、高専の大きな魅力の一つです。

また、高専1年生から3年生は高等学校等就学支援金制度の対象となります。家庭の所得要件を満たす場合は授業料の実質的な負担がさらに軽減されますので、制度の利用資格について事前に確認しておくとよいでしょう。

鶴友寮への入寮を希望する場合は、食費・寮費を合わせて月に5万円前後の費用がかかるとされています。詳細な金額は年度によって変わる場合がありますので、舞鶴高専公式サイトの学費・寮費のページで最新情報を必ず確認してください。

舞鶴高専の寮生活と通学

舞鶴高専には鶴友寮という大規模な学生寮があり、在籍する学生全体の約7割にあたる約580名が寮生活を送っています。高専の中でも特に規模の大きな寮として知られており、共同生活を通じた豊かな人間関係の形成が期待できます。

寮では異なる学年の学生が一緒に生活するため、上級生から勉強のコツや学校生活のアドバイスをもらいやすい環境が自然に生まれています。寮生会という自治組織があり、寮生自身が日常の運営に関わりながら生活規律を自分たちで守る文化が根付いています。

舞鶴高専はJR東舞鶴駅から徒歩圏内に位置しており、電車やバスを利用して自宅から通学することも可能です。遠方から入学する生徒の多くは1年次から入寮し、規則正しい生活リズムと勉強環境を整えた上で学業に集中しています。

舞鶴高専の部活と学校生活

舞鶴高専では運動系・文化系を問わずさまざまなクラブ活動が行われています。バスケットボール・野球・サッカー・陸上・柔道などの運動部のほか、ロボット競技・プログラミング・電子工作などの技術系クラブも活発に活動しています。

特に高専ロボコン(全国高等専門学校ロボットコンテスト)への参加は多くの学生が目標とするイベントです。チームで協力しながら自分たちでロボットを設計・製作・プログラムする経験は、技術者としての実践力を養う上で非常に貴重な機会となります。高専ならではの活動として、在学中に挑戦してほしい取り組みの一つです。

学校行事としては高専祭(文化祭)や体育大会なども行われており、学科の垣根を超えた交流の場となっています。高専は専門科目の授業数が多い分、学業と部活動のバランスを自分でうまく管理する力が求められます。中学生のうちから計画的に時間を使う習慣を身につけておくと、高専入学後の生活がより充実したものになります。

舞鶴高専の進路と就職実績

舞鶴高専から大学編入を目指す進路

舞鶴高専の本科を卒業した後の進路は、就職と大学編入の大きく2つに分かれています。2020年度から2024年度の5年間の実績では、就職が約60%、大学編入や専攻科進学を含む進学が約38%となっています。

大学編入先としては、豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学などの技術科学大学が多く見られるほか、京都工芸繊維大学・東北大学・岡山大学・岐阜大学・金沢大学・三重大学・筑波大学などへの編入実績も豊富です。高専卒業後は大学の3年次への編入学が可能なため、一般受験生と比べて2年短い期間で大学を卒業できるという利点があります。

高専在学中にしっかり専門科目を学んでいれば、大学編入試験でも専門知識が強みになります。大学院進学まで見据えた長期的な進路設計を立てることができるのも、高専からの進路の魅力です。

舞鶴高専の就職実績と主な就職先

舞鶴高専の就職実績は非常に優れており、求人倍率は約39倍(令和4年度)、就職内定率は99%という高い水準を維持しています。企業からの求人数に対して学生数が少ないため、就職活動では非常に有利な立場に立てます。

主な就職先としては京セラ・オムロン・鹿島建設・神戸製鋼所・NEC関連企業・京都府庁などの大手企業や官公庁が挙げられます。製造業・建設業・情報通信業・インフラ業界など幅広い分野の企業から求人があり、舞鶴高専で学んだ専門知識を直接活かした職場で活躍できる卒業生が多いです。

高専卒業者は企業から即戦力として期待されることが多く、入社後のスタートが大卒者より早い分、技術職としての経験値を積みやすいのも大きなメリットです。20歳で正社員として社会に出て、同世代の大学生がまだ学んでいる段階で実務経験を積める点は高専ならではの強みです。

舞鶴高専卒業後の進路選択

舞鶴高専本科を卒業した後の主な選択肢は、就職・大学編入・専攻科進学の3つです。舞鶴高専内の専攻科(2年制)に進学してさらに高度な専門教育を受け、大学院進学や就職につなげるルートも多くの学生が選んでいます。

専攻科修了生は本科卒業生よりも高い技術レベルを求める職種への就職や、国公立大学大学院への進学実績が多い傾向があります。大学院進学後は研究者や高度技術者としてのキャリアを歩む道が開けます。

どの進路を選ぶかは高専在学中に少しずつ考えていけばよいものです。卒業後の進路説明会やOBOG訪問などを通じて先輩の体験談を聞くことで、自分の将来イメージが具体的になっていきます。舞鶴高専では学業・課外活動・寮生活の中で多様な人と関わりながら、5年間かけてゆっくりと自分の進路を固めていける環境が整っています。

よくある質問

Q1. 舞鶴高専の推薦入試を受けるために必要な内申点の基準はどのくらいですか?

舞鶴高専の特別選抜(推薦入試)に出願するためには、中学3年間における9教科5段階評価の合計が135点満点のうち99点以上(平均評定3.67程度)であることが条件です。ただし、実際に受験している生徒の評定平均は4.0を超えることが多いため、出願基準ぎりぎりではなく、より高い内申点を目指して中学生活全体を通じてコツコツと積み上げることが大切です。

Q2. 舞鶴高専は遠方の中学生でも受験できますか?また入学後の生活はどうなりますか?

はい、全国どこからでも受験できます。舞鶴高専には鶴友寮という大規模な学生寮があり、学生全体の約7割にあたる約580名が寮生活を送っています。遠方から入学した生徒の多くは1年次から入寮して、勉強に集中できる生活環境を整えています。自炊の必要がなく食事も提供されるため、生活面での心配が少ないのも寮のメリットです。

Q3. 推薦入試で不合格になった場合でも一般入試(学力選抜)を受けることはできますか?

はい、受験できます。推薦入試で不合格になった場合でも、同年度の学力選抜(一般入試)に出願・受験することが可能です。そのため、推薦入試の準備をしながら学力選抜の勉強も同時進行で進めておくことが重要です。推薦の結果が出てから一般入試本番まで日数が短いため、切り替えをすばやく行えるように両方の対策を並行して取り組んでください。

Q4. 舞鶴高専の入試で数学と英語が特に重要だと聞きましたが、なぜですか?

一般入試(学力選抜)では数学と英語の配点がそれぞれ150点と、理科・国語・社会の100点よりも50点高く設定されています。この2教科だけで学力検査全体600点のうち300点、つまり50%を占めます。数学と英語が得意な受験生は大きく有利になる一方で、この2教科が苦手な場合は他の教科でカバーするのが難しくなりますので、早い段階から数学・英語の対策を最優先に行うことが合格への近道です。

Q5. 舞鶴高専を卒業した後の最終学歴はどうなりますか?

舞鶴高専の本科(5年制)を卒業すると、准学士という称号が授与されます。これは短期大学卒業と同等の扱いとなっており、就職の場面では多くの企業で大学卒業者に準ずる待遇を受けています。その後、舞鶴高専の専攻科(2年制)を修了すると学士の称号を取得できます。また、大学の3年次へ編入学して卒業すれば学士の学位が得られます。さらに大学院へ進学すれば修士・博士の学位取得も目指せますので、高専から始まる進路は非常に幅広い可能性を持っています。

総合型選抜で難関大に逆転合格者続出の塾
詳細を見る
総合型選抜で難関大に逆転合格者続出の塾
詳細を見る