
【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】
これまで英語資格試験の合格者を多数輩出してきました。当記事では英語資格試験に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。
いきなり最終結論!TEAPとTOEICの違いと選び方
TEAPとTOEICは、どちらも英語力を証明できる資格試験ですが、目的・受験者層・出題内容に大きな違いがあります。
TEAPは大学受験に特化した試験であり、上智大学と日本英語検定協会が共同で開発しました。主に高校生が大学入試の出願条件やスコア加点を目的として受験します。
一方でTOEICは、英語を使って仕事をする場面を想定した試験であり、就職活動や社内の昇進・昇格において活用されています。
この2つの試験は目的が根本的に異なるため、どちらを受験すべきかは自分の目標によって決まります。
今すぐ大学受験に活かしたいのであればTEAPが第一選択です。早稲田大学・青山学院大学・立教大学など多くの大学がTEAPのスコアを利用入試や一般入試で活用しており、スコアが高いほど入試で有利になるケースがあります。
将来的に就職活動や海外業務で英語力を示したいという目標があるのであれば、TOEICを優先的に勉強する方が実用的です。
TEAPとTOEICを両方取得することで、大学受験から就職活動まで幅広い場面で英語力をアピールできます。時間に余裕がある方は両方に挑戦することも選択肢のひとつです。
TEAPとTOEICの基本情報の違い
TEAPは、Test of English for Academic Purposesの頭文字をとった略称です。日本英語検定協会と上智大学が2013年から提供を開始した試験であり、大学での学習を意識したアカデミックな英語力を測ることを目的としています。
試験は年に数回実施されており、紙の試験形式のTEAPとコンピューターで受験するTEAP CBTの2種類があります。受験者の多くは高校2年生から3年生であり、大学入試のスコア提出や資格として活用しています。
一方でTOEICは、Test of English for International Communicationの略称であり、アメリカの非営利教育機関であるETS(Educational Testing Service)が開発した試験です。世界160か国以上で実施されており、毎年約700万人以上が受験するほどの規模を誇ります。
TOEICにはListening and Reading(L&R)とSpeaking and Writing(S&W)の2種類がありますが、日本でTOEICというと一般的にL&Rを指すことがほとんどです。L&Rは2時間で200問に答えるマークシート形式の試験であり、毎月複数回受験できるため、スコアアップを目指して繰り返し受験する方も多くいます。
TEAPとTOEICでは試験の目的そのものが異なるため、出題されるテーマや語彙の種類にも差が生じています。TEAPでは大学で学ぶような学術的なトピック(環境問題・科学・社会問題など)が頻出であるのに対し、TOEICではビジネスメール・会議・採用面接・広告など仕事に関連するテーマが中心です。
TEAPは大学受験という明確な目標に向けた試験として設計されているため、高校生が取り組みやすい内容構成になっています。TOEICは社会人が英語力を示す手段として長年活用されてきた試験であり、世界的な認知度が高い点が特徴です。
TEAPとTOEICの試験形式と出題内容の違い
TEAPは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能をすべて測定します。試験時間は合計で約175分(TEAP CBTは約3時間)であり、1日で4技能の試験をすべて受けることになります。
リーディングとリスニングは選択式の問題で構成されており、ライティングは英作文問題、スピーキングは面接官との対面またはコンピューターによる音声録音形式で行われます。アカデミックな場面での英語力を測るという設計から、単語や文法の知識だけでなく、内容を整理して論理的に表現する力も試されます。
一方でTOEIC L&Rはリスニングとリーディングのみを測定します。試験時間は約2時間であり、パート1からパート7までの構成になっています。
リスニングセクションはパート1(写真描写問題)・パート2(質問と応答問題)・パート3(会話問題)・パート4(説明文問題)の45分で100問となっています。リーディングセクションはパート5(短文穴埋め問題)・パート6(長文穴埋め問題)・パート7(読解問題)の75分で100問となっています。
TOEIC S&Wはスピーキングとライティングのみを測定しており、TOEIC L&Rとは別に受験するものです。日本ではTOEIC L&Rの受験者が圧倒的に多く、S&WはTOEIC L&Rほど普及していないのが現状です。
このようにTEAPとTOEICでは、試験で測定される技能の範囲がまったく異なります。大学受験において4技能の英語力を証明する必要がある場合はTEAPが適しており、ビジネスの現場でリスニングとリーディングのスコアを証明したい場合はTOEICが役立ちます。
TEAPとTOEICのスコア・級・CEFRレベルの違い
TEAPのスコアは各技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)が0点から100点で採点され、合計スコアは0点から400点の範囲で表示されます。大学受験での活用を考える場合は合計スコア309点以上(各技能のCEFR B2レベル相当)が求められる大学も多くあります。
TEAP CBTの場合は各技能が0点から100点で採点され、合計スコアは0点から400点となっている点はTEAPと同様ですが、スピーキングのスコアがより細かく採点されるなどの違いがあります。
一方でTOEIC L&Rのスコアは10点から990点の範囲で表示されます。5点刻みでスコアが出るため、受験者のレベルに応じた細かい評価が可能です。就職活動においては600点以上が英語力のひとつの目安とされることが多く、外資系企業や英語を頻繁に使う職場では800点以上が求められる場合もあります。
CEFRはCommon European Framework of Reference for Languagesの略称であり、A1・A2・B1・B2・C1・C2という6段階で英語力を分類する国際的な基準です。TEAPとTOEICはいずれもCEFRとの対応表が公開されており、自分の英語力を共通の基準で確認することができます。
TEAPのスコアとCEFRの対応は、合計スコア225点未満がA2レベル以下、225点から309点未満がB1レベル、309点から375点未満がB2レベル、375点以上がC1レベルの目安とされています。TOEICのスコアとCEFRの対応については後述のCEFR比較表をご確認ください。
大学受験においてTEAPのスコアを活用したい場合、CEFR B2レベルに相当する309点以上を目指すことが現実的な目標になります。TOEICにおいては就職活動の目安として600点から730点がひとつの節目とされており、英語力を証明するうえで重要な基準となっています。
TEAPとTOEICの難易度を比較
TEAPとTOEICの難易度は一概に比較することはできませんが、求められる英語力の質が異なるという点で整理すると理解しやすくなります。
TEAPは大学入試を目的とした試験であり、学術的なテーマに関する長文読解や英作文・スピーキングが含まれます。リスニングとリーディングだけを練習すればよいのではなく、ライティングやスピーキングも含む4技能すべてにわたる学習が必要になります。
特に英作文(ライティング)の対策は独学では難しいと感じる受験生も多く、専門的な指導を受けることで伸びやすい技能のひとつです。学校の授業や塾でのライティング指導を積極的に活用することをお勧めします。
TOEICは問題の形式がパターン化されているため、問題演習を繰り返すことでスコアが伸びやすい試験だといわれています。しかし高スコア(800点以上)を目指すためには相当な語彙力・速読力・リスニング力が求められるため、決して簡単な試験ではありません。
高校生がTEAPとTOEICのどちらが難しいかを感じるかは、個人の得意・不得意によっても異なります。英作文や口頭表現が苦手な方にとってはTEAPの方が難しく感じる場合があります。一方でTOEICはビジネス語彙が多く出題されるため、社会経験が少ない高校生には馴染みのない単語が多いと感じることもあります。
大学受験を目的とした場合、TEAPで合格ラインとなるスコア(多くの大学でB2相当の309点前後)を取得するためには、英検2級から準1級程度の英語力が目安となります。TOEICで同程度のCEFRレベルに対応するスコアはL&Rで約550点から730点前後であり、それぞれの試験に合わせた対策が必要です。
TEAPとTOEICのリーディング・リスニングの違い
TEAPのリーディングセクションは、大学での学習を想定したアカデミックな長文が出題されます。環境問題・テクノロジー・社会科学などのテーマが扱われることが多く、複数の文書を読み比べる問題も出題されます。試験時間は70分で問題数は約50問であり、1問あたりにかけられる時間は限られています。
TEAPのリスニングセクションは、大学の講義や学術的な会話を想定した音声が出題されます。試験時間は約35分で問題数は約35問であり、話すスピードや発音は実際の大学の授業を意識したものとなっています。
一方でTOEICのリーディングセクションは、ビジネスメール・広告・通知・レポートなどの実務文書が中心です。75分で100問を解く必要があり、特にパート7の長文読解では時間管理が重要になります。語彙もビジネス寄りのものが多く、TEAPとは出題されるテーマがかなり異なります。
TOEICのリスニングセクションは45分で100問という構成であり、アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダの4種類のアクセントの音声が出題されます。特にイギリスやオーストラリアのアクセントは日本人にとって聞き取りにくいと感じる方も多く、様々なアクセントに慣れておくことが大切です。
TEAPとTOEICのリーディング・リスニングを比較すると、求められる語彙や背景知識のベクトルがまったく異なることがわかります。大学受験に向けてアカデミックな英語力を伸ばしたいのであればTEAPの対策が直結し、ビジネス英語のリスニング・リーディング力を伸ばしたいのであればTOEICの対策が有効です。
TEAPとTOEICのライティング・スピーキングの違い
TEAPにはライティングとスピーキングのセクションが含まれており、この点がTOEIC L&Rとの大きな違いのひとつです。TEAPのライティングセクションは70分で実施され、グラフや表を読み取って要約する問題と、与えられたテーマについて自分の意見を英語で述べる問題の2種類が出題されます。
特に意見論述問題では、自分の立場を明確にしたうえで理由や具体例を論理的に展開する力が求められます。単語や文法の知識があっても、論理的な構成で英作文を書く練習をしていなければスコアが伸びにくいセクションであるため、早い段階から対策に取り組むことをお勧めします。
TEAPのスピーキングセクションはコンピューターに向かって音声を録音する形式(TEAP CBT)か、試験会場で試験官と直接対話する形式(従来型TEAP)で行われます。問題は音声の読み上げ・質問への回答・意見表明などのタスクで構成されており、自分の考えをすばやく英語でまとめて発言する力が問われます。
一方でTOEIC L&Rにはライティングもスピーキングも含まれていないため、この2つの技能を測定したい場合はTOEIC S&Wを別途受験する必要があります。TOEIC S&Wはビジネスの場面を想定したライティングとスピーキングが問われますが、TEAPのライティングのようなアカデミックな論述問題とは性質が異なります。
大学受験においてはTEAPのライティング・スピーキングのスコアが重視される場合が多いため、高校生は4技能すべてを意識した学習計画を立てることが大切です。特にスピーキングは日本の高校の授業では練習の機会が限られるため、オンライン英会話や塾のスピーキング授業を活用することで着実に力をつけることができます。
TEAPとTOEICは大学受験・留学・就職でどちらが有利?
大学受験においては、TEAPが圧倒的に有利です。早稲田大学・青山学院大学・立教大学・慶應義塾大学など多くの有名私立大学が、TEAPのスコアを入試に活用する仕組みを取り入れています。一定のスコアを取得することで受験科目が免除される大学や、スコアに応じて得点が加算される大学もあるため、TEAPのスコアが高ければ大学受験において大きなアドバンテージになります。
TOEICのスコアも一部の大学では出願条件や加点の対象として認められることがありますが、大学受験での活用という面ではTEAPほど広く利用されていません。したがって大学受験を直前に控えた高校生にとっては、まずTEAPの対策を優先することが合理的な判断です。
留学を視野に入れている場合、TEAPとTOEICのどちらよりもTOEFLやIELTSが求められることがほとんどです。ただしTEAPのスコアがCEFR B2以上であれば、一定の英語力の証明として使える場面もあります。
就職活動においてはTOEICが圧倒的に活用されています。日本国内の多くの企業がTOEICのスコアをエントリーシートや履歴書に記載する項目として設けており、600点以上が英語力を証明するひとつの目安として認識されています。外資系企業や航空会社・商社などでは800点以上が求められる場合も多く、大学生のうちから計画的にTOEICのスコアアップを目指す方が増えています。
大学受験が終わったあとに就職活動を見据えてTOEICを受験するという流れが、多くの受験生にとっての現実的なロードマップです。高校時代にTEAPで英語の基礎力を養い、大学進学後にTOEICでビジネス英語の力を伸ばすという流れが非常に効果的です。
TEAPがおすすめな人とTOEICがおすすめな人
TEAPがおすすめな人は、まず大学受験において英語のスコアを活用したいと考えている高校生です。特にTEAPのスコアを利用入試や総合型選抜の出願条件として指定している大学を受験する場合は、TEAPへの取り組みが入試戦略の中心になります。
また、4技能(読む・聞く・書く・話す)の英語力をバランスよく伸ばしたいという方にもTEAPは適しています。大学受験後も通用するアカデミックな英語の基盤を作りたい場合は、TEAPの学習が長期的に見ても役立ちます。
学術的なトピックへの関心が高く、長文読解や英作文に取り組む意欲がある方はTEAPの学習を通じて大きく英語力を伸ばせる可能性があります。
一方でTOEICがおすすめな人は、就職活動や社内評価において英語力を証明したい社会人・大学生です。TOEICのスコアは多くの企業で認知されており、履歴書やエントリーシートに記載することで採用担当者に英語力をアピールできます。
大学生になってから英語の勉強を本格的に始めたいという方にとっても、TOEICは受験機会が多く(毎月開催)、スコアの推移を確認しながら継続的に学習できるため取り組みやすい試験です。
高校生の段階でTEAPとTOEICの両方を取得しておきたいという場合は、まずTEAPの対策を完成させてから、余裕があればTOEICの学習を並行させるという順序が効率的です。TEAPで培ったリーディング・リスニングの力はTOEICにも活きるため、両方を学ぶことで相乗効果が得られます。
TEAPとTOEICの勉強時間・対策方法の違い
TEAPの対策に必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく異なります。英検2級レベルの英語力(CEFR B1程度)をすでに持っている方がTEAPで309点以上(B2レベル)を目指す場合、目安として200時間から300時間程度の学習が必要とされることが多いです。
TEAPの対策教材としては、旺文社の「TEAP技能別問題集」や「TEAP対策問題集」が広く使われています。これらの問題集はTEAPの出題形式に沿った練習問題が豊富に収録されており、各技能の対策を体系的に進めることができます。
ライティングの対策には、英文ライティングの基礎固めとして「英作文ハイパートレーニング」や「大学入試英作文実践講義」なども役立ちます。スピーキングの対策は独学が難しいため、オンライン英会話や学校・塾のスピーキング指導を積極的に活用することをお勧めします。
TOEICの対策に必要な勉強時間は、目標スコアによって異なります。600点を目指す場合は100時間から200時間、730点以上を目指す場合は300時間以上が目安とされています。
TOEICの対策教材として最も信頼性が高いのは、ETSが公式に発行している「公式TOEIC Listening and Reading 問題集」シリーズです。本番と同じ形式で作られた模擬試験が収録されており、スコアアップの直前対策として非常に効果的です。
語彙対策には「金のフレーズ(TOEIC L&R TEST出る単特急金のフレーズ)」が受験者の間で定番の教材として知られており、TEAPとTOEICの両方で役立つ語彙を効率よく学ぶことができます。特にTOEICで頻出のビジネス語彙を500語から1000語程度集中的に覚えることで、リーディングセクションのスコアが大幅に上がりやすくなります。
TEAPとTOEICは試験の性質が異なるため、対策の方向性も変わってきます。TEAPの対策では4技能すべてをバランスよく鍛えることが求められる一方で、TOEICの対策では問題形式への慣れと時間管理の訓練が重要です。どちらの試験も本番と同じ形式で繰り返し練習することが、スコアアップへの最短ルートになります。
TEAPとTOEICの違いに関するよくある質問
Q. TEAPとTOEICはどちらを先に受ければよいですか?
大学受験を目標にしている高校生であれば、TEAPを先に受験することをお勧めします。TEAPのスコアは大学入試に直接活用できる機会が多く、特に総合型選抜や学校推薦型選抜を利用する場合はTEAPのスコアが求められることがあります。
大学入試が終わったあとは、就職活動を見据えてTOEICの学習に移行するのが効率的な流れです。TEAPで身につけたリーディングとリスニングの基礎力はTOEICの学習にも直結するため、TEAPをしっかり仕上げてからTOEICに取り組む順序が多くの受験生に適しています。
Q. TEAPとTOEICのスコアは換算できますか?
TEAPとTOEICは別々の試験であり、スコアを直接換算することはできません。ただし、どちらの試験もCEFRに対応したスコアガイドラインを公開しているため、CEFRを通じておよその英語力レベルを比較することはできます。
たとえばTEAPのスコアが309点以上であればCEFR B2レベル相当とされており、TOEICのスコアでいえばL&Rで約550点から785点の範囲に対応するとされています。ただしこれはあくまでも目安であり、試験の性質が異なるため、一方のスコアが高くてももう一方の試験でも同等のスコアが取れるとは限りません。
Q. TEAPのスコアは就職活動でも使えますか?
TEAPのスコアは大学受験での活用を主目的として設計されているため、就職活動では一般的にTOEICほど認知されていません。多くの企業はTOEICのスコアを選考の参考にしているため、就職活動での英語力アピールにはTOEICの取得が適しています。
ただしTEAPのスコアが高い場合(CEFR B2以上)は、英語力の証明として評価される可能性もあります。就職活動に向けて英語力を示したいのであれば、TEAPと並行してTOEICの準備を大学在学中から進めておくことが安心です。
Q. 高校生がTOEICを受験する意味はありますか?
高校生がTOEICを受験すること自体には問題はなく、挑戦する価値もあります。ただし大学受験を控えている場合は、TOEICよりもTEAPや英検を優先する方が入試に直結するケースが多いです。
高校生でTOEICを受験する主なメリットは、大学受験後の就職活動に備えて早い段階から英語力の土台を作れることです。高校2年生や3年生の段階で600点以上のスコアを取得できれば、大学生になってからTOEICの学習をさらに深めやすくなります。
Q. TEAPとTOEICはどちらが難しいですか?
TEAPとTOEICの難易度は単純に比較することが難しく、どちらが難しいかは受験者の得意・不得意によって変わります。ライティングやスピーキングが苦手な方にとってはTEAPの方が難しく感じることが多く、語彙力や速読力が不足している方にとってはTOEICの高スコアが難しく感じることがあります。
大学受験生という観点で見ると、TEAPは4技能すべての対策が必要である分、学習範囲が広くなります。一方でTOEICはリスニングとリーディングに特化して対策できるため、2技能に集中したい方には取り組みやすい面もあります。それぞれの試験の特性を理解したうえで、自分の目標に合った試験を選ぶことが大切です。
Q. TEAPとTOEICを同時に対策することはできますか?
TEAPとTOEICの対策を同時に進めることは可能ですが、それぞれの試験に必要な学習内容が異なるため、効率を考えると一方を優先するのが現実的です。
特に大学受験直前の時期はTEAPの対策に専念し、大学合格後にTOEICの学習を本格化させるというスケジュールが多くの受験生にとって無理のない進め方です。リーディングとリスニングの基礎はTEAPとTOEICの両方に共通する部分があるため、TEAPで培った力はTOEICの学習にもスムーズにつながります。
CEFRを基準とした難易度比較表
| CEFRレベル | TEAPスコア(合計) | TOEIC L&Rスコア |
|---|---|---|
| C2 | 参考値なし(400点上限) | 参考値なし(990点上限) |
| C1 | 375点以上 | 945点以上 |
| B2 | 309点から374点 | 785点から944点 |
| B1 | 225点から308点 | 550点から784点 |
| A2 | 135点から224点 | 225点から549点 |
| A1 | 134点以下 | 120点から224点 |
上の表はTEAPとTOEICのスコアをCEFRの6段階に対応させたものです。あくまでも公式ガイドラインをもとにした目安であり、試験の性質や測定する技能が異なるため、同じCEFRレベルでも体感難易度に差が生じることがあります。
大学受験においてTEAPを活用する場合、多くの大学でB2レベル(309点以上)が評価の基準として設けられています。TOEICについては就職活動の目安として600点から730点がひとつの節目とされており、CEFRのB1からB2にあたる水準です。
自分の現在の英語力がどのCEFRレベルにあるのかを把握しておくことで、TEAPとTOEICそれぞれの目標スコアを具体的に設定しやすくなります。まず模擬試験や過去問を通じて現在のスコアを確認し、目標とする大学や就職先に必要な英語力に向けた学習計画を立てることをお勧めします。






