経済学部の志望理由書の合格できる書き方を徹底解説!【大学受験】

経済学部志望の志望理由書~5つの設問へのアプローチ方法

経済学部の志望理由書は、ただ経済に興味があるという気持ちを書くだけでは合格に届きません。 大学側が見ているのは、経済学という学問への理解度と、それを使って社会にどう貢献したいかという具体的なビジョンです。 そこで、この記事では志望理由書を5つの設問に分解して考えるアプローチ方法を紹介します。

5つの設問とは、大学で学びたいこと、卒業後のビジョン、関連する行動実績、経済ニュースへの分析、そして大学の研究者と研究内容です。 この5つの設問にそれぞれしっかりと答えを用意することで、志望理由書全体に一貫性と説得力が生まれます。 多くの受験生が志望理由書を書こうとするとき、いきなり原稿用紙に向かってしまいますが、それでは途中で手が止まってしまいます。

まずはこの5つの設問に対する自分なりの答えをメモ書きで構いませんので準備してください。 その答えが揃ってから文章にまとめるという順番で進めると、驚くほどスムーズに書き上げることができます。 それでは一つずつ、設問の意図と答え方のコツを詳しく見ていきましょう。

【経済学部向け設問①】大学で学びたいことへの具体的な答え方~経済への目覚めから

最初の設問は、大学に入って何を学びたいのかという問いです。 この設問に対してよくある失敗は、経済学を幅広く学びたいですという漠然とした回答を書いてしまうことです。 大学の先生は何百通もの志望理由書を読んでいますので、このような抽象的な内容ではまったく印象に残りません。

ここで大切なのは、なぜ経済学に関心を持ったのかという具体的なきっかけを書くことです。 たとえば、地元の商店街がシャッター街になっていく様子を見て地域経済に興味を持ったとか、ニュースで円安の話題を見て為替の仕組みが気になったとか、身近な体験から経済への関心が芽生えたエピソードを掘り下げてください。 経済学部の志望理由書では、個人の体験と社会の課題を結びつけることが評価されるポイントになります。

さらに、大学でどの分野を特に深く学びたいのかも明確にしておくと効果的です。 経済学部にはミクロ経済学やマクロ経済学だけでなく、国際経済学、開発経済学、計量経済学、行動経済学など多くの専門分野があります。 自分の関心がどの分野とつながっているのかを調べて、具体的な学問領域の名前を挙げられるようにしましょう。

このとき、経済学部と経営学部、商学部の違いを意識しておくことも重要です。 経済学部は国家や社会全体の視点からお金や資源の動きを分析する学問であり、企業経営を学ぶ経営学部や市場の視点で商品の流れを学ぶ商学部とは異なります。 自分が学びたいことが本当に経済学部で学べる内容なのかを確認してから書き始めることで、的外れな志望理由になることを防げます。

また、きっかけを書く際には時期を明確にすると文章にリアリティが出ます。 高校1年生の秋に授業で戦後復興について学んだときとか、中学3年生のときにテレビで貿易摩擦のニュースを見たときといったように、いつごろのことなのかを示すだけで読み手の印象は大きく変わります。 曖昧な表現を避けて具体的に書くことが、この設問を攻略するための最大のポイントです。

【経済学部向け設問②】卒業後のビジョン~経済人としての10年後を描く

2つ目の設問は、卒業後にどのような姿になっていたいかという問いです。 この設問に答えることで、あなたが経済学を学ぶ目的と方向性が明確になります。 大学側はこの回答を通じて、受験生が将来のキャリアについて真剣に考えているかどうかを判断しています。

10年後の自分を描くときに大切なのは、できるだけ具体的な職業やポジションをイメージすることです。 経済学部から目指せるキャリアとしては、公認会計士、金融機関の専門職、官公庁の政策立案者、国際機関の職員、シンクタンクの研究員、経済ジャーナリストなどさまざまな道があります。 自分がどの方向に進みたいのかを明確にしたうえで、そのためになぜこの大学の経済学部で学ぶ必要があるのかをつなげて書きましょう。

ここで気をつけたいのは、将来の夢を壮大にしすぎないことです。 世界を変えたいとか、日本経済を救いたいといった大きすぎる目標だけでは、具体性に欠けてしまいます。 たとえば、大学院で開発経済学を専攻したうえで国際開発金融機関に入り途上国の経済復興に携わりたい、というように段階を踏んだキャリアパスを示すと説得力が増します。

また、なぜその職業を目指すのかという動機が、設問①で答えた経済への関心と一貫していることが重要です。 地域経済の衰退に問題意識を持ったのであれば、将来は地方自治体の政策部門で地域活性化に取り組みたいというビジョンが自然につながります。 設問①と設問②の回答に矛盾がないかを必ず確認してください。

さらに、大学卒業後にすぐ就職するのか、大学院に進学するのかという進路についても触れておくと、計画性のある受験生だという印象を与えることができます。 10年後の姿を語るということは、逆算して今の自分に何が必要かを理解しているということでもあります。 そのような思考ができていることを示すだけで、志望理由書の説得力は格段に上がります。

【経済学部向け設問③】関連する行動実績~読んだ本、参加した活動、調査経験

3つ目の設問は、経済学に関連してこれまでにどのような行動をとってきたかという問いです。 この設問は多くの受験生がつまずくポイントですが、特別な実績がなくても大丈夫です。 大切なのは、経済学への関心を行動に移してきたという事実を示すことです。

最も取り組みやすいのは、経済関連の本を読むことです。 たとえば、アビジット バナジーとエステル デュフロによる貧乏人の経済学は、途上国の貧困問題を実証的に分析した名著であり、経済学が現実の問題解決にどう役立つかを学ぶことができます。 他にもトマ ピケティの21世紀の資本の解説書や、ティム ハーフォードのまっとうな経済学なども、高校生にも読みやすい入門書としておすすめです。

本を読んだだけでなく、その内容について自分なりに考えたことや、そこから新たに調べたことがあれば、ぜひ志望理由書に書いてください。 読んで終わりではなく、本の内容をきっかけにさらに学びを深めたという姿勢を示すことが大切です。 読書をきっかけに関連するテーマについてレポートを書いたり、友人と議論したりした経験があれば、それも立派な行動実績になります。

また、経済関連の講演会やセミナーに参加した経験、地域経済について自分の足で調べた経験なども有効な行動実績です。 高校の部活動や課外活動で経済に関するテーマで研究発表をしたことがあれば、非常に強いアピール材料になります。 ボランティア活動やインターンシップの経験も、経済との関連性を見出して書くことができれば十分活用できます。

もしまだ行動実績が少ないと感じている受験生は、今からでも遅くありません。 経済関連の本を1冊読む、経済ニュースを毎日チェックして気になった記事についてノートにまとめる、地元の産業について調べてみるなど、すぐに始められることはたくさんあります。 行動実績は量よりも質が重要ですので、一つの取り組みを深く掘り下げて書くことを意識してください。

【経済学部向け設問④】経済ニュースへの分析~今年のニュースから経済思考を深める

4つ目の設問は、最近の経済ニュースについてあなたがどのように考えたかという問いです。 この設問で大学側が確認したいのは、受験生が日常的に経済の動きに関心を持っているかどうかです。 ニュースの内容を知っているだけでは不十分で、そのニュースに対する自分なりの分析や考察が求められます。

ニュースを選ぶときのポイントは、自分の志望理由と関連するテーマを選ぶことです。 国際経済に関心があるなら貿易摩擦や為替変動のニュース、地域経済に関心があるなら地方創生や人口減少に関するニュース、金融に関心があるなら金利政策や株式市場の動向など、自分の学びたい分野と結びつくニュースを選びましょう。 そうすることで、志望理由書全体の一貫性が保たれます。

ニュースについて書くときは、まずそのニュースの概要を簡潔にまとめてください。 次に、そのニュースがなぜ重要なのか、どのような経済的影響があるのかを自分の言葉で分析します。 最後に、そのニュースを通じて自分が何を学んだのか、経済学を学ぶ意義をどう感じたのかを書くと、きれいな構成になります。

ここで注意してほしいのは、ニュースに対する感想で終わらないことです。 大変だと思いましたとか、驚きましたといった感想レベルの記述では、経済学部を志望する受験生としての力量を示すことができません。 経済学の視点から問題を捉えようとする姿勢を見せることが、この設問の最大のポイントです。

たとえば、ある国の経済制裁について取り上げるなら、経済的な相互依存関係がどのように影響を受けるのか、グローバルサプライチェーンにどんなリスクが生じるのかといった分析を加えてみてください。 完璧な分析である必要はありませんが、経済学的な思考を使おうとしている姿勢が伝わることが大切です。 日頃から経済ニュースに触れて、自分なりの意見を持つ習慣をつけておくことが、この設問への最良の準備になります。

【経済学部向け設問⑤】経済学の研究者と研究内容~教授の研究の調べ方

5つ目の設問は、志望する大学でどの教授のもとで何を学びたいかという問いです。 この設問に具体的に答えられるかどうかが、他の受験生との差を大きくつけるポイントになります。 大学のウェブサイトには教員一覧や研究者情報のページが必ずありますので、まずはそこを確認することから始めましょう。

教授の研究内容を調べる方法はいくつかあります。 まず、大学の公式ウェブサイトにある教員紹介ページで、教授の専門分野や担当科目を確認してください。 次に、CiNiiやGoogle Scholarなどの研究者データベースで教授の名前を検索すると、発表している論文や著書を見つけることができます。

論文のタイトルや概要を読むだけでも、その教授がどのようなテーマを研究しているかがわかります。 もし論文の内容が難しくて理解できなくても、テーマや研究の方向性を把握することは十分可能です。 教授が書いた一般向けの記事や解説書がある場合は、そちらから読み始めるとより理解が深まります。

志望理由書に教授について書くときは、単にこの先生のもとで学びたいですと書くだけでは不十分です。 教授の研究テーマと自分の関心がどのように結びつくのかを具体的に説明する必要があります。 たとえば、自分が貿易政策に関心を持ったきっかけを述べたうえで、その分野を専門とする教授の研究に出会い、この先生のもとで理論と実証の両面から学びたいと考えた、という流れで書くと説得力が生まれます。

教授の研究内容を調べる過程そのものも、志望理由書に書くことができます。 論文を読む中でこのような疑問が生まれたとか、教授の研究から新たな視点を得たといったエピソードがあれば、あなたの知的好奇心と学びへの姿勢を効果的にアピールすることができます。 教授の研究を深く理解することは、面接試験での質問にも備えることになりますので、ぜひ時間をかけて取り組んでください。

経済学部志望の合格者実例~経済を通じた社会貢献

ここからは、実際に経済学部に合格した先輩の志望理由書をもとに、5つの設問への回答がどのように組み立てられているかを見ていきます。 実例を通じて学ぶことで、自分の志望理由書に活かせるヒントが見つかるはずです。 なお、以下の実例はプライバシーに配慮して一部を変更していますが、構成や論理の流れは実際の合格者の志望理由書に基づいています。

この合格者は広島市で育った経験を起点にして、経済を通じた平和構築という一貫したテーマで志望理由書をまとめています。 被爆4世という自身のバックグラウンドから平和への強い思いを持ち、戦争の背景にある経済的な利害の対立という視点に到達しました。 そこから国際経済学を学ぶことへの決意へとつながっており、きっかけから志望動機までの流れが非常に明確です。

設問①では、広島の戦後復興について学んだ経験から、経済的な繁栄が平和の基盤になるという確信を得たことが語られています。 設問②では、国際機関で途上国の経済開発に携わるという具体的なキャリアビジョンが描かれています。 設問③では、関連書籍の読書や資料館での調査、研究発表といった多角的な行動実績が示されています。

設問④では、日韓間の貿易摩擦というニュースを取り上げ、経済的相互依存関係の脆さと可能性について分析しています。 設問⑤では、国際貿易論を専門とする教授の研究に出会った経緯と、その教授のもとで学びたい理由が具体的に述べられています。 このように5つの設問すべてが経済と平和というテーマで貫かれていることが、この志望理由書の最大の強みです。

合格者の5つの設問への回答分析~経済を通じた平和構築をいかに実現するか

この合格者の志望理由書が成功している最大の理由は、5つの設問への回答がすべて一つのストーリーとして機能していることです。 それぞれの設問への回答がバラバラではなく、経済の力で平和を築くという一貫したテーマでつながっています。 この一貫性こそが、読み手である大学の先生に強い印象を与えるのです。

設問①の回答を分析すると、個人的な体験から社会的な問題意識へと自然に展開している点が優れています。 被爆4世であるという背景は、この受験生だけが持つ唯一無二のストーリーであり、他の受験生には真似できない強みです。 もちろんすべての受験生がこのような劇的な背景を持っているわけではありませんが、自分だけの体験から経済への関心につなげるという構成は参考にすることができます。

設問②の回答では、大学院進学から国際機関への就職という段階的なキャリアパスが示されています。 いきなり大きな目標を掲げるのではなく、大学でこれを学び、大学院でさらに専門を深め、その後この職業に就くという順序で説明しているため、現実的で信頼できる印象を与えています。 さらに、広島の復興モデルを紛争地域に応用したいという独自の視点が、志望動機に厚みを加えています。

設問③の回答が注目に値するのは、読書だけにとどまらず、資料館訪問や研究発表など複数の種類の行動実績を挙げている点です。 一つの行動だけではなく、多角的なアプローチで経済学への関心を深めてきたことが伝わります。 高校生のうちからここまで行動できている受験生は多くありませんので、これから準備を始める方はぜひ参考にしてください。

設問④の回答では、ニュースの紹介にとどまらず、経済的相互依存を平和の道具として活用する可能性という独自の考察が展開されています。 この部分が単なるニュースの要約ではなく、自分の問題意識と結びついた分析になっていることが高く評価されるポイントです。 設問⑤の回答では、教授の研究にたどり着いた過程が具体的に書かれており、受験生の知的探究心が自然に伝わる内容になっています。

経済学部の志望理由書テンプレート~5つの回答を効果的に統合する

5つの設問への回答が揃ったら、次はそれを一つの志望理由書としてまとめる段階に入ります。 ここでは、800字程度の志望理由書を想定したテンプレートの考え方を紹介します。 このテンプレートをそのまま使うのではなく、自分の回答内容に合わせてアレンジしてください。

志望理由書の全体構成は、大きく3つのパートに分けると整理しやすくなります。 第一のパートは書き出しで、ここでは設問①と設問③の回答を組み合わせて、経済学に関心を持ったきっかけとその関心を深めるために取った行動を述べます。 第二のパートは本文の中核で、設問②と設問④の回答を使って、将来のビジョンと社会課題への分析力を示します。

第三のパートは結びの部分で、設問⑤の回答をもとに、なぜこの大学でなければならないのかという理由を具体的に述べます。 この3つのパートを通じて、過去の体験から現在の関心、そして未来のビジョンへと時間軸に沿って展開すると、読み手が理解しやすい構成になります。 全体を通して、あなただけが書けるオリジナルなストーリーになっているかどうかを確認してください。

800字という制限の中では、5つの設問への回答をすべて均等に盛り込む必要はありません。 最も説得力のある回答を中心に据えて、他の回答は補足的に触れる程度でも構いません。 大切なのは、限られた字数の中で一貫したメッセージを伝えることです。

なお、志望理由書を書く際には、ですます調とである調のどちらかに統一することが基本です。 大学によっては指定がある場合もありますので、必ず募集要項を確認してください。 どちらの文体でもよい場合は、自分が書きやすいほうを選んで構いませんが、一つの文章の中で混在させることは絶対に避けてください。

経済学部志望の書き出し~5つの回答から最も説得力のあるきっかけを選ぶ

志望理由書で最も重要なのは書き出しの一文です。 読み手である大学の先生は、最初の数行で受験生の文章に興味を持つかどうかを判断しています。 そのため、書き出しには5つの設問への回答の中から最もインパクトのあるエピソードを持ってくることが効果的です。

書き出しのパターンとしてよく使われるのは、経済への関心を持ったきっかけとなる体験をまず述べる方法です。 たとえば、高校1年生のときに地元の工場が閉鎖されたニュースを見て、地域経済の課題に目を向けるようになりましたという書き出しは、読み手の関心を引きつけます。 このように具体的なエピソードから始めることで、その後の内容に自然と引き込むことができます。

もう一つのパターンは、将来の目標を冒頭に掲げる方法です。 私は将来、経済政策の立案を通じて地方の経済格差を解消することを目指していますという書き出しは、明確な目的意識を最初に示すことができます。 ただし、この方法を使う場合は、そのあとにすぐなぜそう思うようになったのかという理由を述べる必要があります。

避けるべき書き出しは、私は経済学部を志望しますとか、私は貴学の経済学部で学びたいと考えていますといった、どの受験生でも書ける一般的な表現です。 このような書き出しでは読み手の印象に残らず、何百通もの志望理由書の中に埋もれてしまいます。 最初の一文であなたらしさを出すことを意識してください。

書き出しが決まったら、そこから自然に2つ目の話題へとつなげていく流れを考えます。 きっかけとなる体験から、その体験がなぜ経済学への関心につながったのかを説明し、さらに具体的に何を学びたいのかへと展開していく構成が最もスムーズです。 この流れが途切れないように、文と文のつながりを意識しながら書くことが大切です。

経済学部志望の本文の書き方~論理的に回答を繋ぐ技法

書き出しの次に続く本文では、あなたの考えを論理的に展開していくことが求められます。 経済学という学問自体が論理性を重視する分野ですので、志望理由書でも論理的な文章を書けるかどうかが評価されます。 ここでは、5つの回答を本文の中でスムーズにつなぐための技法を紹介します。

まず意識してほしいのは、一つひとつの段落に役割を持たせることです。 最初の段落でエピソードを紹介したら、次の段落ではそのエピソードから何を学んだのかを述べます。 そしてその次の段落で、学んだことをどう発展させていきたいのかという将来のビジョンにつなげます。

段落と段落をつなぐときには、接続表現を適切に使うことで文章の流れがスムーズになります。 そのような経験を通じてとか、この問題意識をさらに深めるためにといった表現を使うと、前の段落と次の段落の関係が明確になります。 ただし、接続表現を使いすぎると文章が冗長になりますので、必要最小限にとどめてください。

本文の中で行動実績やニュース分析を盛り込むときは、それが前後の文脈と自然につながっているかを確認してください。 突然まったく別の話題が出てくると、読み手は混乱してしまいます。 行動実績であれば、この関心を深めるために私は次のような行動をとりましたという導入を入れることで、自然な流れを作ることができます。

結びの部分では、志望する大学の教授の研究内容と自分の関心を結びつけて、なぜこの大学でなければならないのかを明確に述べます。 ここで大学名と教授名を具体的に挙げることで、この大学に入学したいという強い意志を示すことができます。 最後の一文は、自分の決意や覚悟を簡潔に表現して締めくくると、読み手に力強い印象を残すことができます。

経済学部のNG志望理由書と改善~曖昧な経済感のままで終わらない

ここでは、経済学部の志望理由書でよく見られる失敗パターンと、その改善方法を紹介します。 これらの失敗パターンを知っておくことで、自分の志望理由書が同じ落とし穴にはまっていないかを確認することができます。 合格する志望理由書に仕上げるために、ぜひチェックリストとして活用してください。

最もよくある失敗は、お金に興味があるから経済学部を志望しますという書き方です。 経済学はたしかにお金に関わる学問ですが、単にお金儲けに興味があるという動機では、経済学部で学ぶ必要性が伝わりません。 経済学とは社会全体の資源配分や人々の行動原理を分析する学問ですので、社会課題の解決に貢献したいという視点を取り入れることが大切です。

2つ目の失敗パターンは、経済学部のカリキュラムを並べるだけで終わってしまうことです。 貴学ではミクロ経済学やマクロ経済学を学ぶことができ、ゼミナールも充実していますといった内容は、大学のパンフレットを写しただけの印象を与えてしまいます。 カリキュラムの内容に触れるのであれば、それを学ぶことが自分の目標達成にどうつながるのかまで踏み込んで書く必要があります。

3つ目の失敗パターンは、経済ニュースについて表面的な感想しか書いていないことです。 円安が進んでいて心配ですとか、物価が上がって大変だと感じましたといった感想レベルの記述では、経済学的な思考力を示すことができません。 ニュースを取り上げる際は、その背景にある経済メカニズムや、複数の立場からの影響を分析する視点を持つことが重要です。

4つ目の失敗パターンは、将来のビジョンが漠然としすぎていることです。 社会に貢献したいとか、経済の発展に寄与したいといった抽象的な表現だけでは、具体的に何をしたいのかが伝わりません。 どのような場所で、どのような立場で、どのような課題に取り組みたいのかを具体的に書くことで、ビジョンに現実味が生まれます。

これらの失敗パターンに共通しているのは、具体性の不足です。 経済学部の志望理由書で合格するためには、自分だけの体験、自分だけの問題意識、自分だけのビジョンを具体的な言葉で表現することが不可欠です。 何度も書き直して、一文一文が具体的かつ説得力のある内容になっているかを確認することが、合格への最短ルートです。

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