群馬高専の入試の概要
群馬高専はどんな高専か
群馬工業高等専門学校(群馬高専)は、群馬県前橋市に位置する国立の高等専門学校です。独立行政法人国立高等専門学校機構が運営しており、5年間の一貫教育を通じて実践的な技術者を育成することを目的としています。
中学校卒業後に普通高校ではなく高専に進学することで、専門的な技術や知識を早い段階から身につけることができます。全国に51校ある国立高専のひとつとして、地域の産業界とも強いつながりを持っており、卒業後の就職・進学ともに安定した実績があります。
群馬高専は創立から60年以上の歴史を持ち、これまでに多くの技術者・研究者を輩出してきました。群馬県内外の製造業・IT・環境分野など幅広い産業への貢献が高く評価されており、地域からの信頼も厚い学校です。高専受験を考えている中学生にとって、非常に魅力的な進学先のひとつです。
群馬高専の学科と募集人員
群馬高専には、機械工学科・電子メディア工学科・電子情報工学科・物質工学科・環境都市工学科の5学科があります。各学科の募集定員は40名で、学校全体の1学年定員は200名となっています。
機械工学科では製造・設計・ロボット技術などを中心に学び、電子メディア工学科では電気電子と情報通信の融合領域を扱います。電子情報工学科はプログラミングやシステム設計が中心であり、物質工学科では化学・材料科学を深く学びます。環境都市工学科では土木・建築・環境工学を幅広くカバーしています。
自分の興味や将来の目標に合わせて志望学科を選ぶことが大切で、入試の際には学科を明確にしておく必要があります。複数の学科に興味がある場合は、オープンキャンパスなどを通じて各学科の特色をよく確認してから決めることが望ましいです。
群馬高専の入試方式
群馬高専の入試方式は、推薦選抜と学力選抜の2種類があります。推薦選抜は1月下旬から2月上旬ごろに実施され、学力選抜(一般入試)は2月中旬ごろに行われます。
推薦選抜では学力試験を課さず、調査書(内申点)と面接によって選抜が行われます。一方、学力選抜では国語・数学・英語・理科・社会の5教科の筆記試験が実施されます。どちらの方式で受験するかによって準備の内容が大きく異なりますので、早い段階から方針を決めておくことが大切です。
高専入試の学力選抜では全国の国立高専共通の試験問題が使われます。群馬高専の場合もこの2方式が設けられており、推薦・一般それぞれで合格者が決まる仕組みになっています。受験スケジュールや出願条件については毎年変わる場合がありますので、群馬高専の公式サイトで最新の募集要項を必ず確認するようにしてください。
群馬高専の偏差値と難易度
群馬高専の偏差値の目安
群馬高専の偏差値は67程度とされており、全国の高専平均である63を上回る水準にあります。これは群馬県内の公立高校と比較すると、上位進学校に相当するレベルです。
偏差値67という数値は、中学校での定期テストの成績が常に上位にいる生徒が対象になってくる水準です。5教科の学力が均等に高い水準にあることが求められており、特に数学や理科の得点力が合否に大きく影響してきます。
ただし偏差値はあくまでも目安であり、実際の入試では学科によって若干の難易度の差がある場合もあります。倍率の変動によっても合格ラインが変わりますので、安定して合格するためには偏差値70以上を目指した学習を続けることが理想的です。高専受験に向けて早い時期から学力を底上げしていくことが重要になります。
群馬高専の難易度を普通科高校と比較
群馬県内の公立高校と比較すると、群馬高専の偏差値67は前橋高校や高崎高校に近い水準にあります。これらは群馬県内でも最難関の部類に入る高校ですので、群馬高専は決して簡単に合格できる学校ではありません。
普通科高校の場合は学校ごとに入試問題のレベルが異なりますが、高専入試の学力選抜では全国共通の試験問題が使われます。そのため一定の標準化されたレベルの問題が出題され、基礎から応用まで幅広く対応できる学力が必要になります。
また高専の試験では普通科高校の入試と比べて理数系の問題の比重が高い傾向があります。数学・理科の得点力が特に重要で、この2教科で高得点が取れるかどうかが合否を大きく左右します。日頃から理数系科目の学習に力を入れることが、高専受験での合格への近道です。
群馬高専に向いている受験生の特徴
群馬高専への進学に向いているのは、理数系科目が得意で技術や工学に興味を持っている生徒です。将来エンジニアや技術者として働くことに夢を持ち、実験や実習など実践的な学びを好む人に特に向いています。
また、5年間という長い在学期間を通じて一つの専門分野を深く学ぶことが苦にならない生徒にも適しています。普通高校のように毎年受験を繰り返すことなく、卒業まで腰を据えて学習に取り組める忍耐力と目的意識が大切です。
一方で、文系への進路変更を視野に入れている場合や、まだ将来の方向性が定まっていない場合は、普通科高校への進学も選択肢として検討する必要があります。高専への進学は早い段階での進路決定を意味しますので、本人の強い意志と動機が大切になります。理工系の仕事を目指したいという気持ちがはっきりしている受験生に、群馬高専は非常に適した進学先です。
群馬高専の倍率
群馬高専の年度別倍率の推移
群馬高専の入試倍率はここ数年、全体として1倍台から2倍台の間で推移しており、学科によって差があります。令和7年度入試では学力選抜の志願者数が直近5年間で最低水準となったという報告もあり、近年はやや競争が緩和される傾向が見られています。
ただし倍率が下がったとしても、合格に必要な学力レベルが大きく変わるわけではありません。偏差値67程度の学力を持つ受験生同士が競い合う試験であることに変わりはなく、油断せずに準備を続けることが重要です。
年度によって倍率の変動はありますが、群馬高専全体として見ると安定した人気を維持しています。受験を検討する際は群馬高専の公式サイトや入試情報サイトで最新の倍率データを確認しながら、自分の志望学科の動向を把握しておくことが大切です。
群馬高専の推薦入試の倍率
推薦入試の倍率は例年1.5倍から2倍程度の学科が多く、推薦であっても確実に合格できる保証はありません。推薦選抜は内申点と面接によって選考されるため、学力試験のない分だけ準備の方法が学力選抜とは異なります。
推薦入試に出願できる生徒数は限られており、まず中学校内での推薦審査を通過する必要があります。内申点の基準を満たしていても、中学校からの推薦が得られなければ受験できませんので、担任の先生や進路指導の先生とよく相談することが大切です。
推薦で不合格になった場合でも、その後の学力選抜に挑戦することができます。推薦入試はあくまでも合格のチャンスをひとつ増やすものとして位置づけ、学力選抜の準備も並行して進めておくことが安心です。内申点が基準に届いている受験生は、両方の入試に対応できる態勢を整えることをおすすめします。
群馬高専の一般入試の倍率
学力選抜(一般入試)の倍率も学科によって異なりますが、概ね1.5倍から2倍前後で推移しています。電子情報工学科や機械工学科は比較的人気が高く、倍率が高めになる傾向がある年もあります。
倍率が1倍台であっても、全受験生の中で上位の得点を取る必要がある点は変わりません。合格最低点は非公表ですが、各教科でバランスよく高得点を取ることが求められます。特定の教科が極端に低いと合格が難しくなりますので、全教科にわたって安定した得点力を養うことが重要です。
一般入試の問題は全国の国立高専で共通の試験問題が使用されます。ただし群馬高専独自の選考基準が設けられているため、他の高専との比較だけでなく、群馬高専の合格実績のある塾や情報ソースを活用して具体的な目標点を把握しておくことが受験対策の上で効果的です。
群馬高専の入試科目と配点
群馬高専の推薦入試の内容
推薦選抜では学力試験は行われず、調査書(内申点)と面接の結果をもとに総合的に評価されます。具体的な配点は内申評価点が90点、面接が15点の合計105点満点となっています。
内申評価点は中学2年と3年の5教科(国語・社会・数学・理科・英語)の評定値合計に1.8を乗じて算出されます。5段階評価の5教科で2年間分の合計が50点満点となり、それに1.8を乗じると最大90点になる計算です。
出願資格としては、中学2年と3年の5教科評定値の合計が42以上(50点満点)であることが条件とされています。評定平均4.2以上が目安となりますので、早い時期から内申点を意識した学習を続けることが必要です。中学2年生になった時点から、定期テストへの取り組み方を見直すことが推薦入試に向けた第一歩になります。
群馬高専の一般入試の内容
学力選抜では国語・数学・英語・理科・社会の5教科の筆記試験が実施されます。試験問題は独立行政法人国立高等専門学校機構が作成する全国共通問題であり、全国51校の国立高専で同じ問題が使われます。
各教科の試験時間は40分から50分程度で、問題のレベルは中学校学習指導要領の範囲内ですが、思考力や応用力を問う問題も多く含まれています。教科書の内容を暗記するだけでなく、それを活用して問題を解く力が求められます。
学力選抜では試験の点数に加えて調査書(内申点)も考慮されます。内申点の比重や扱い方は群馬高専の選考基準に基づいて判断されますので、学力試験の対策と並行して内申点の維持・向上も意識した日常の学習が大切です。
群馬高専の面接や内申点の扱い
推薦入試の面接では、志望動機や将来の目標、中学校での活動などについて質問されます。面接時間は10分から15分程度のことが多く、一人ひとりに対してしっかりと質問が行われます。
面接では特に志望動機の明確さが重視されます。なぜ群馬高専に進みたいのか、どんな分野を学びたいのか、卒業後の将来像はどのようなものかを、自分の言葉でしっかりと説明できるように準備しておくことが大切です。事前に想定される質問に対して回答を練習しておくことで、本番での緊張を和らげることができます。
内申点については、推薦入試では選考の核心をなす要素です。中学2年生・3年生の成績が評価されますので、特に2年生になってからの定期テストの結果と学習態度が直接評価に反映されます。日頃の授業への取り組みや提出物の管理なども評定に影響しますので、学校生活全体を通じた取り組みが内申点に直結します。
群馬高専の過去問傾向
群馬高専の数学の傾向と対策
高専入試の数学は全国共通問題として出題されます。問題の構成は計算問題・方程式・関数・図形・確率など、中学校で学ぶ全範囲にわたります。特に関数と図形の融合問題や、思考力を要する応用問題が多く含まれる傾向があります。
時間配分が重要で、基本的な計算問題を素早く確実に解いたうえで、難易度の高い問題に時間を残せるかどうかが得点を左右します。普通科高校の入試と比べて問題のレベルが高いため、中学校の教科書の内容を完全に理解したあとで標準から応用レベルの問題演習を重ねることが必要です。
過去問演習では国立高専機構が公式に公開している過去問を活用することをおすすめします。直近5年分程度の過去問を繰り返し解くことで、出題パターンや問題形式に慣れることができ、本番での対応力が身につきます。受験生の中には15年分もの過去問に取り組む例もあり、その分だけ問題への対応力が上がっていきます。
群馬高専の英語の傾向と対策
英語の入試問題は長文読解・英作文・文法・リスニングなど多岐にわたります。全国共通問題のため、問題の難易度は全国の高専受験生を対象とした標準的なレベルに設定されています。
特に長文読解の文章量が多く、速読力と読解力が求められます。単語・熟語の知識が不足していると長文問題で大きく失点することになりますので、中学校で学ぶ英単語・文法を確実に身につけることが基本となります。英単語については毎日コツコツと覚える習慣を早いうちから身につけることが大切です。
英作文では自分の意見や理由を英語で表現する問題が出ることがあります。日頃から英語の教科書の文章を音読したり、基本的な英文を書く練習をしたりすることで、英作文の力を高めることができます。リスニングについても教科書付属の音声教材などを活用して日常的に英語の聞き取り練習を続けることが対策として効果的です。
群馬高専の理科の傾向と対策
理科は物理・化学・生物・地学の4分野から幅広く出題されます。高専入試の理科は普通科高校の入試と比べて計算問題の割合が高く、物理と化学の分野での得点力が全体の結果に大きく影響します。
特に物理では力学・電気・波動などの計算問題が頻出です。公式を暗記するだけでなく、その意味を理解したうえで問題に応用できるようにしておくことが大切です。化学では化学反応式や量的計算の問題も出題されますので、計算練習を十分に行っておく必要があります。
理科の対策では、教科書の章末問題や標準的な問題集を活用して各分野の問題パターンを把握することが効果的です。特に苦手な分野については早い段階から重点的に取り組み、全分野で均等に得点できる状態を目指してください。理科の計算問題が得意になると数学との相乗効果で全体の得点力が大きく向上します。
群馬高専に合格するための勉強法
群馬高専の受験勉強を始める時期
群馬高専の受験勉強は、中学2年生の後半から準備を始めるのが理想的です。特に推薦入試を視野に入れている場合は、2年生の成績が評価対象となりますので、遅くとも2年生の春には意識を持って取り組む必要があります。
一般入試に向けた本格的な受験勉強は、中学3年生の4月から始めることをおすすめします。夏休み前までに中学1・2年生の範囲の復習を終え、夏休みを使って中学3年生の先取りと苦手分野の克服に集中できると理想的です。
秋以降は過去問演習を中心に進め、本番形式での練習を重ねることが大切です。高専入試は2月に実施されますので、1月中には全教科の対策が完成した状態に持っていけるよう、逆算して学習計画を立てることが成功の鍵になります。早めに始めた分だけ焦らず丁寧に学習を積み重ねることができます。
群馬高専の内申点対策
推薦入試を目指す場合、内申点の対策は学校の定期テストで高得点を取ることが最優先です。評定は主に定期テストの点数と授業態度・提出物などによって決まりますので、日頃の学習習慣がそのまま評定に反映されます。
定期テストでは5教科だけでなく実技教科(音楽・美術・体育・技術家庭)の成績も9教科の評定として記録されます。推薦入試の基準となる5教科の評定に加え、実技教科の評定も含めた総合的な成績管理が大切です。
授業中の態度や提出物の期限遵守、積極的な発言なども評定に影響する場合があります。定期テストの勉強と並行して、日々の授業をしっかり受ける習慣を身につけることが内申点全体を底上げするために非常に効果的です。提出物の期日を一度も守らないことがないよう、日々の学校生活を丁寧に過ごすことが大切です。
群馬高専の過去問演習の進め方
過去問演習は、まず国立高専機構の公式サイトから無料でダウンロードできる過去問を活用することから始めることをおすすめします。最低でも直近3年分、できれば5年分以上の問題に取り組むことで出題傾向をしっかりつかむことができます。
過去問を解く際は、本番と同じ条件で時間を計りながら解くことが大切です。採点後は間違えた問題を丁寧に復習し、どの分野の理解が不足しているのかを確認したうえで、そこを重点的に補強する学習に戻るという流れが効果的な進め方です。
過去問演習は中学3年生の秋以降から始め、入試直前の1月には各教科の目標点を安定してクリアできるレベルに持っていくことを目標にしてください。塾や参考書も活用しながら、弱点分野を一つずつ潰していく地道な努力が合格への近道となります。
群馬高専の併願校戦略
群馬高専と併願しやすい公立高校
群馬高専と同程度の学力レベルの公立高校として、前橋高校や高崎高校が挙げられます。これらはいずれも群馬県内トップクラスの進学校であり、群馬高専と偏差値的に近い水準にあります。
公立高校の入試は群馬県教育委員会が実施する県独自の試験であり、高専の全国共通試験とは問題形式や試験日程が異なります。群馬県公立高校の入試は3月に実施されますので、2月の高専入試の結果が出てから公立高校の準備に集中することも十分可能です。
群馬高専に合格できた場合は公立高校入試は不要となりますが、万が一の場合に備えて公立高校の対策も並行して進めておくことが安心です。太田高校や前橋東高校なども選択肢に入れながら、自分の学力に合った志望校を複数検討しておくとよいでしょう。
群馬高専と併願しやすい私立高校
群馬高専受験生が私立高校を押さえの学校として選ぶケースでは、東京農業大学第二高等学校や樹徳高校の特別進学コースなどが選ばれることが多いです。これらの学校は進学実績も高く、万一高専に進めなかった場合でも大学進学を目指せる環境が整っています。
私立高校は推薦入試や単願・併願など様々な出願方法があり、受験の時期も学校によって異なります。1月中旬から2月にかけて入試が集中するため、高専の試験日と日程が重ならないようスケジュールを組む必要があります。
私立高校を併願する場合は、入学金や受験料などの費用も考慮しながら計画的に準備を進めることが大切です。また、私立高校の合格が決まった段階で群馬高専入試に全力投球できる心理的余裕が生まれるため、安心して本番に臨める体制を整えることが受験全体を通じて重要な戦略となります。
群馬高専高専と普通科高校で迷う場合の考え方
群馬高専に進学するか普通科高校に進学するかで迷っている場合は、まず将来どんな仕事に就きたいかを考えることが大切です。エンジニアや技術者として早く専門的な知識を身につけたいなら高専、大学進学後に幅広い選択肢を持ちたいなら普通科高校という考え方が判断の基本となります。
高専では5年間で専門的な教育を受けた後、就職か大学編入という進路になります。普通科高校からの大学受験では文系・理系を問わず様々な大学に挑戦できますが、高専からの大学編入は主に理工系学部への編入が中心となります。進路の柔軟性という点では普通科高校の方が広くなりますが、専門性の深さという点では高専に大きなメリットがあります。
どちらの進路が正解ということはなく、本人の興味・適性・将来の目標によって最適な答えが異なります。保護者の方と一緒に高専のオープンキャンパスに参加したり、卒業生の話を聞いたりして、十分に情報を集めたうえで判断することが後悔のない進路選択につながります。
群馬高専の学費と学生生活
群馬高専の学費と寮費
国立高等専門学校の授業料は年間234,600円(令和6年度実績)であり、私立高校と比べると大幅に安く設定されています。入学金は84,600円です。高校等就学支援金制度の対象となる場合は、1年生から3年生の期間は授業料の一部または全部が支援されます。
家庭の経済状況によっては授業料の免除・減額制度を利用できる場合があります。日本学生支援機構の奨学金制度も利用可能で、給付型奨学金や貸与型奨学金を組み合わせることで経済的な負担を軽減することが可能です。中学校在学中から予約採用の奨学金に申し込める制度もありますので、早めに情報を集めておくことが大切です。
寮費については群馬高専にも学生寮が整備されており、遠方からの通学が難しい学生も安心して入寮できます。寮費の詳細な金額については群馬高専の公式サイトや入試説明会で直接確認されることをおすすめします。
群馬高専の寮生活と通学
群馬高専には男子寮と女子寮があり、遠方から進学する学生の多くが入寮しています。寮生活では食事や洗濯など身の回りのことを自分で管理する力が養われ、自立した生活習慣を身につける良い機会となっています。
寮では同じ志を持つ仲間と共同生活を送ることになります。寮内での学習環境も整えられており、夜間の自習時間が設けられている寮もあります。先輩学生からのサポートを受けながら勉強と生活のバランスを保っていくことができます。
通学する場合は、群馬高専は群馬県前橋市に位置しており、JR両毛線などを利用したアクセスが可能です。自宅から通学できる距離であれば通学という選択も十分現実的ですが、通学時間が長い場合は学習時間の確保や体力的な負担も考慮して入寮を検討する価値があります。
群馬高専の部活と学校生活
群馬高専には運動部・文化部・愛好会など多くのクラブ活動があります。ロボット研究部やプログラミング関連のクラブなど工学系の技術を活かした部活が充実しているのも高専ならではの特色です。
全国高専ロボコン(アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト)に向けた活動は高専の文化として全国的に有名で、群馬高専でも技術を競い合う取り組みが行われています。このような活動を通じて実践的なものづくりの経験を積むことができます。
高専の学校生活では制服が設けられていない場合も多く、自分のペースで学習と課外活動のバランスをとりながら過ごすことができます。専門的な授業が1年生から少しずつ始まり、学年が上がるにつれて実験・実習の比重が高くなっていきます。文化祭や体育祭などの行事もあり、仲間との交流を深められる機会も充実しています。
群馬高専の進路と就職実績
群馬高専から大学編入を目指す進路
群馬高専の卒業生のうち約66%が進学を選択しており、大学編入は多くの学生が選ぶ進路のひとつです。編入先としては群馬高専専攻科(2年制)が最も多く、続いて長岡技術科学大学・群馬大学・東北大学などへの編入実績があります。
大学編入制度では、高専本科5年を修了した後、大学の3年次に編入することが一般的です。東京大学・京都大学・東京工業大学・筑波大学への編入実績もあり、努力次第で難関大学への道も開かれています。高専から難関国立大学の工学系学部に編入した卒業生も複数輩出されており、群馬高専の教育水準の高さが裏づけられています。
大学編入を目指す場合は、高専在学中の専門科目の成績と英語力が重要な要素となります。在学中から大学編入を意識した学習を続けることで、希望の大学への道が開けてきます。
群馬高専の就職実績と主な就職先
群馬高専の就職実績は非常に高く、本科卒業生の就職率はほぼ100%に近い水準を誇っています。就職先は製造業・電気・化学・建設・IT分野など多岐にわたり、大手企業への就職実績も豊富です。
機械工学科や電子情報工学科の卒業生は自動車メーカーや電機メーカーなどへの就職が多く、物質工学科や環境都市工学科の卒業生は化学メーカーや建設・コンサルタント会社などに就職するケースが多いです。地元群馬県内の企業だけでなく、全国規模の大手企業への就職も実現しています。
高専卒業生は大学卒業生より2年早く社会に出ることになりますが、即戦力の技術者として高く評価されることが多く、給与・待遇面でも大卒に準ずる扱いを受けられる企業も増えています。早い段階で実務経験を積める点は、高専卒業生の大きな強みのひとつです。
群馬高専卒業後の進路選択
高専を卒業した後の主な進路は、就職・専攻科進学・大学編入の3つです。就職は最も早く社会に出て経験を積める選択肢であり、専攻科進学は同じ校内でさらに2年間深く専門を学ぶことができます。
大学編入では工学部・理工学部などに3年次から入学し、さらに高度な学問を修めたうえで大学院への進学も視野に入れることができます。高専の専門教育をしっかり受けた学生は大学編入後も専門知識の高さで周囲から評価されることが多く、大学・大学院を経て研究者や高度専門職として活躍するケースも数多くあります。
どの進路を選ぶかは在学中から徐々に考え始めることが大切で、1年生・2年生のうちから先輩の話を聞いたりキャリア相談を活用したりすることで、自分に合った将来像を描きやすくなります。群馬高専は進路指導も充実しており、学生一人ひとりの目標に合わせたサポートが受けられます。
群馬高専受験についてよくある質問
質問1 群馬高専の推薦入試に出願するための内申点の基準はどのくらいですか
群馬高専の推薦入試に出願するためには、中学2年生と3年生の5教科(国語・社会・数学・理科・英語)の評定値合計が42以上(50点満点)であることが条件とされています。
これは5教科それぞれで平均4.2以上の評定を取り続けることを意味します。また中学校の校長からの推薦が必要であるため、内申点の基準を満たすだけでなく、中学校側の推薦審査も通過する必要があります。
推薦を希望する場合は早めに担任の先生に相談し、学校内での推薦手続きについて確認しておくことが大切です。内申点の基準に届いていない場合でも、一般入試での挑戦は可能ですので、学力向上に向けた努力を続けることが重要です。
質問2 群馬高専の入試問題は他の高専と同じですか
学力選抜の試験問題は独立行政法人国立高等専門学校機構が作成する全国共通問題が使用されます。つまり全国51校の国立高専で同じ問題が出題されます。
ただし各高専が調査書をどのように点数化するかや、合格者の決定方法については学校ごとに異なります。群馬高専の学力選抜を受験する場合は、国立高専共通の過去問で練習しながら各教科の基礎力を全体的に高める学習が有効です。
問題の特徴として、普通科高校の入試よりも理数系の比重が高く、思考力を問う問題が多く含まれます。同じ問題が使われるからこそ、過去問を活用した傾向把握が受験対策の中心となります。
質問3 群馬高専に合格するために塾は必要ですか
群馬高専の入試は偏差値67程度の学力が求められますので、学校の授業だけでは対策が不十分な場合もあります。高専入試に対応している塾や通信教育を活用することで、問題傾向に即した学習や弱点の補強を効果的に進めることができます。
ただし塾に通うことが絶対条件というわけではなく、市販の高専入試対策問題集や国立高専機構の公式過去問を活用した自学自習でも十分な結果を出している受験生も多くいます。
本人の学習習慣や現在の学力レベルに応じて最適な方法を選ぶことが大切で、塾を活用する場合でも自分で考えて取り組む力を合わせて伸ばしていくことが合格への確かな道となります。
質問4 群馬高専の入学後はどのような授業が行われますか
1年生の段階では一般科目(数学・英語・物理・化学・国語など)と専門基礎科目を並行して学びます。学年が進むにつれて専門科目の比率が上がり、実験・実習・設計演習などが増えていきます。
5年生では卒業研究に取り組み、自分が設定したテーマについて研究を行います。高専の授業は大学の授業に近い形式で進められるため、自主性と積極性が求められます。
普通高校と比べて専門的な内容の学習量が多い分、早い段階からエンジニアとしての素養が培われていきます。1年生のうちから専門分野の基礎に触れることができるため、技術者を目指す生徒にとって非常に充実した学習環境が整っています。
質問5 群馬高専は女子も入学できますか
群馬高専は男女ともに入学可能な学校です。近年は理工系分野に興味を持つ女子中学生も増えており、群馬高専にも女子生徒が在籍しています。
女子学生の割合はまだ少数ではありますが、女子寮も設けられており遠方から入学する女子学生も安心して生活できる環境が整っています。理工系の技術に興味があり、将来エンジニアや研究者を目指したいという強い意志があれば、性別を問わず群馬高専への挑戦は十分に意味があります。
オープンキャンパスに参加して在校生の話を直接聞いたり、実際のキャンパスの雰囲気を確認したりすることで、入学後のイメージが具体的につかめるようになります。保護者の方と一緒に参加して疑問点を直接質問することもできます。




