英検準一級はTOEFLitp換算するとどれくらい?英検準一級のレベルと難易度

竹本先生

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【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】

これまで英検準一級の合格者を多数輩出してきました。当記事では英検準一級に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

英検準一級のレベルと難易度

英検準一級は英検の全7段階のうち上から2番目に位置する資格試験であり、難易度はかなり高いレベルにあります。
文部科学省が定める英語力の目安では、高校卒業から大学中級程度のレベルに相当するとされており、英語の総合力が問われる試験です。
合格率はおよそ15%から20%程度といわれており、受験者の5人に1人しか合格できないという計算になります。

英検2級の合格率が20%から25%程度であることを考えると、準1級になると難易度が大幅に上がることがわかります。
多くの受験生が複数回チャレンジして合格を目指しており、一発合格できる人は非常に限られています。
それだけに英検準一級を取得することは、高い英語力の証明として非常に価値があります。

英検準一級で必要とされる語彙数はおよそ1万語から1万5000語とされており、英検2級で必要な5000語から6000語と比べると2倍以上の語彙力が要求されます。
単語を丸暗記するだけでは太刀打ちできず、文脈の中で語彙を使いこなす運用能力が問われます。
試験は一次試験と二次試験の2段階構成となっており、一次試験では語彙・文法、長文読解、英作文(意見論述)、リスニングが問われます。

二次試験ではナレーション形式のスピーキングと面接官との質疑応答が行われ、英語を実際に使う力が問われます。
意見論述では社会問題や国際問題について自分の意見を英語で論理的に述べる力が必要であり、普段から英語でものを考える習慣が重要になってきます。
英検準一級の対策を通じて、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を総合的に鍛えることができます。

英検準一級はTOEFLitp換算するとどのレベル?

英検準一級をTOEFLitpのスコアに換算すると、おおよそ500点から543点前後に相当するレベルとされています。
TOEFLitpとは、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)の団体受験版として広く知られており、大学・企業・官公庁などが英語力の測定のために採用しているテストです。
スコアの範囲は310点から677点であり、500点台というのは全体の中でも上位に位置するレベルになります。

TOEFLitpはリーディング、リスニング、文法の3つのセクションで構成されており、それぞれのセクションで得点を積み上げる形式になっています。
英検準一級に相当するTOEFLitpのスコアである500点から543点を目指すためには、どの1つのセクションでも大きく崩れないバランスの良い英語力が必要です。
特に文法セクションについては、英検準一級で求められる高度な文法知識が直接役立つため、英検準一級の学習がTOEFLitp対策にも有効に機能します。

英検準一級がスピーキングやライティングも含む4技能を評価するのに対して、TOEFLitpはリーディング、リスニング、文法の3技能に特化している点が大きな違いです。
そのため英検準一級の取得者がTOEFLitpを受験する場合、既に培ったリーディングとリスニングの力を土台として、文法セクションの形式的な対策を追加で行うことで高スコアが狙えます。
英検準一級とTOEFLitpはそれぞれ異なる形式の試験ですが、求められる英語力の水準という観点では共通する部分が多くあります。

英検準一級相当のTOEFLitpスコアである500点以上は、国立大学の二次試験での英語活用や、大学の授業についていくうえで十分な英語力の証明となるレベルです。
外国語学部や国際系学部への進学を目指す受験生にとって、英検準一級の取得やTOEFLitpでの高スコア獲得は大きなアドバンテージになります。
英検準一級とTOEFLitpのどちらを優先して受験するかは、目指している大学や将来の目標に合わせて判断するのが賢明です。

英検コーチ

英検準一級のリーディングのレベルと難易度をTOEFLitpと比較

英検準一級のリーディングでは、社会問題、環境問題、科学技術、医療など幅広いテーマの英文を正確に読み解く力が求められます。
1つのパッセージが400語から700語程度の長文になることもあり、内容もアカデミックで専門的な文章が多く含まれています。
単語力だけでなく、文章の論理構造を素早く把握して問題に答えるスピードも合否に直結する重要な要素です。

TOEFLitpのリーディングセクションも同様に、アカデミックな内容の長文が出題されますが、問題の形式には英検準一級との違いがあります。
TOEFLitpでは選択肢から正しい答えを選ぶ形式が中心であり、内容把握や文脈推測の問題が多く出題される点は英検準一級と共通しています。
英検準一級対策を通じて培ったアカデミックな読解力は、TOEFLitpのリーディングセクションにも直接役立てることができます。

英検準一級の長文読解では、筆者の主張を読み取る問題、段落ごとのテーマを把握する問題、指示語の内容を問う問題など多様な設問が出題されます。
これらの問題に対応するためには、スキミング(全体の要旨を速く把握する方法)やスキャニング(必要な情報を素早く探す方法)といった読解テクニックを実践的に身につけることが効果的です。
英検準一級の対策教材として広く使われている旺文社の英検準1級 でる順パス単を活用することで、リーディングで頻出の語彙を効率的に習得できます。

TOEFLitpのリーディングスコアとの比較でいえば、英検準一級のリーディング合格基準を超える実力があれば、TOEFLitpのリーディングセクションでもある程度の高得点が期待できます。
ただし、TOEFLitpの問題形式やよく出るテーマに慣れるための演習は別途必要であるため、公式問題集を使った形式対策は欠かせません。
英検準一級のリーディング力をTOEFLitp対策にも応用することで、2つの試験を並行して効率よく準備することが実現できます。

英検コーチ

英検準一級のリスニングのレベルと難易度をTOEFLitpと比較

英検準一級のリスニングでは、会話形式の問題だけでなく、ニュース、インタビュー、説明文など多様な種類の音声素材が使われています。
話すスピードは比較的速く、ネイティブスピーカーによる自然な英語表現が多く含まれているため、高い集中力と英語を聞く力の両方が必要になります。
英検準一級のリスニングは音声が1度しか流れない形式が基本であるため、1回で内容を正確に把握できる処理速度が問われます。

TOEFLitpのリスニングセクションでは、大学の授業やキャンパスでの会話場面を想定した音声が出題される傾向があります。
英検準一級と比較すると、TOEFLitpのリスニングはアカデミックな場面設定が特徴的であり、長い講義形式の音声を聞いて設問に答えるパターンが含まれています。
どちらの試験も高い英語リスニング力を必要としており、英検準一級で培ったリスニング力はTOEFLitpの対策においても大きな武器になります。

英検準一級のリスニング対策として特に効果的なのが、英語のニュース番組やポッドキャストを活用したシャドーイングです。
BBCニュースやNHK Worldなどの音声コンテンツを毎日継続的に聞くことで、さまざまなアクセントや話し方に慣れることができます。
シャドーイングを日々の学習に取り入れることで、英検準一級の本番でも音声の内容を正確に把握できるリスニング力が育ちます。

TOEFLitpのリスニング対策についても、英検準一級で身につけたリスニング力が土台になります。
TOEFLitpでは問題を解く際にメモを取ることが認められているケースがあるため、音声を聞きながら重要なポイントをメモする練習をしておくと本番での得点向上につながります。
英検準一級とTOEFLitpの両方で高い評価を得られるリスニング力をつけるためには、毎日最低でも30分以上の英語音声に触れる習慣を継続することが重要です。

英検準一級とTOEFLitpをCEFRを軸に比較

CEFRとはヨーロッパ言語共通参照枠のことであり、A1からC2までの6段階で語学力を示す国際標準の指標です。
英検準一級はCEFRでいうとB2レベルに相当するとされており、これは初級と上級の境界を越えた上級の入り口に当たるレベルを意味しています。
CEFR B2レベルとは、日常的な会話はもちろん、専門的な内容についても理解し自分の意見を表現できる段階です。

TOEFLitpについていえば、スコア460点から542点がCEFR B2に相当するとされており、英検準一級の換算スコアである500点前後もこの範囲に含まれます。
そのため英検準一級とTOEFLitp500点台は、CEFRを軸に見るとほぼ同等の英語力を表しているといえます。
ただしCEFRはあくまで参考の目安であり、試験ごとに問われるスキルや形式が異なるため、単純な比較には注意が必要です。

CEFR B2レベルは、大学の授業を英語で受講したり、英語で書かれた新聞や論文の内容を大筋で理解したりできる力を指しています。
英検準一級の合格によってこのB2レベルの英語力が客観的に証明されるため、大学受験や就職活動において非常に有利に働きます。
国際的な基準であるCEFRを理解しておくことで、自分の英語力を世界共通の物差しで正確に把握できます。

英検準一級のCEFR B2という位置づけは、TOEFL iBT(インターネット版TOEFL)でいうとおよそ72点から94点前後に相当するとされています。
TOEFL iBTとTOEFLitpは異なる試験ですが、CEFRを橋渡しにすることでそれぞれの英語力の目安を比較することができます。
英検準一級、TOEFLitp、TOEFL iBTのいずれを受験する場合も、CEFR B2以上のレベルを目指すことが大学受験における英語の目標として適切です。

英検準一級は大学の偏差値ではどれくらいのレベル?

英検準一級は大学受験の偏差値でいうとおおよそ65から70程度に相当するといわれています。
早稲田大学慶應義塾大学上智大学といった難関私立大学、あるいは国公立大学では旧帝国大学に合格できるレベルの英語力と同程度と考えることができます。
英検2級が偏差値55から60程度に対応するといわれているのに対して、準1級では一気に難易度が上がることがわかります。

英検準一級の取得者は大学入試においても高く評価されており、多くの大学で英語の外部試験のスコアとして利用できるようになっています。
早稲田大学では英検準一級のCSEスコアを出願に活用できる学部があり、上智大学では英検準一級取得者に英語科目の試験免除を行っている学部もあります。
このように英検準一級は大学入試での優遇措置として活用できる資格であり、受験生にとって非常に戦略的な価値を持っています。

偏差値65から70というレベルは、模擬試験の英語で常に9割近くの正答率を維持できる実力に相当します。
このレベルに達するためには英単語の習得だけでなく、長文読解、英文法、リスニング、ライティングの全分野をバランスよく鍛えることが必要です。
英検準一級の取得を目標として学習することは、大学受験の英語対策としても非常に効率的なアプローチといえます。

大学受験生が英検準一級を取得するためには、高校2年生から3年生にかけてコンスタントに学習を続けることが現実的なスケジュールです。
英検準一級の対策教材としては、旺文社の英検準1級 でる順パス単や英検準1級 過去6回全問題集などが広く使われています。
これらの教材を計画的に活用しながら、定期的に模擬試験で実力を確認していくことが合格への近道になります。

英検準一級はすごい?すごくない?

英検準一級は客観的に見ても非常に高い英語力を証明する資格であり、取得すること自体が大きな実績になります。
合格率は15%から20%程度であり、10人受験して2人しか合格できない試験であることを考えると、その難易度の高さは明らかです。
高校生や大学受験生の中で英検準一級を持っている人は非常に限られており、取得できれば英語の実力を周りに対して明確に示すことができます。

英検準一級がすごいといわれる理由の一つとして、要求される語彙力の高さが挙げられます。
1万語以上の語彙が必要とされる英検準一級は、一般的な高校卒業レベルをはるかに超えた英語力を要求しています。
英語が得意な高校生であっても、しっかりとした準備なしに合格するのは難しく、継続的な努力が欠かせない試験です。

一方で英検準一級がすごくないという意見も一部に見られます。
英検1級やTOEFL iBTの高スコア、IELTSのバンド7以上と比較すると英検準一級は一段下のレベルであるという見方があるためです。
ただしこれはあくまで上位レベルとの比較であり、大学受験生の視点では英検準一級は十分に高い目標といえます。

実際の大学受験の場面では英検準一級を持っていることで入試での加点や試験免除といった優遇措置を受けられる大学が多くあります。
就職活動においても英語力のアピールとして英検準一級は有効な資格として認められており、外資系企業や国際業務を扱う職場では特に評価されます。
英検準一級は高校生や大学受験生のレベルでは間違いなく取得する価値のある難関資格であり、合格を目指して努力する意義は十分にあります。

英検準一級とCEFRを軸に他の英語資格と徹底比較

英検準一級はCEFR B2レベルに相当し、他の英語資格と比較するとその位置づけがよりはっきりと見えてきます。
まずTOEICとの比較ですが、英検準一級に相当するTOEICスコアはおよそ785点から900点前後とされています。
TOEICは主にリーディングとリスニングの2技能を測る試験であり、英検準一級のように4技能すべてを評価するわけではないため、それぞれの試験で問われる力には違いがあります。

IELTSとの比較では、英検準一級はIELTSのバンド5.5から6.0程度に相当するとされています。
IELTSは英語圏の大学進学や海外移住を目的とする人が多く受験する試験であり、4技能すべてをバランスよく評価する点では英検準一級と共通しています。
英検準一級の取得を目指す学習はIELTS対策にも応用できる部分が多く、将来的に海外留学を考えている人にとっても効率の良い英語学習になります。

TOEFL iBTとの比較では、英検準一級はCEFR B2に基づくとTOEFL iBTのスコアおよそ72点から94点に相当します。
TOEFL iBTは主に英語圏の大学に出願する際に求められる試験であり、アカデミックな内容を英語で処理する力が問われます。
英検準一級で培った読解力とリスニング力はTOEFL iBT対策にも生かせますが、ライティングやスピーキングの形式が異なるため別途の対策が必要になります。

TOEFLitpとの比較についていえば、英検準一級はTOEFLitpの500点から543点前後に相当するCEFR B2レベルに位置しています。
TOEFLitpは団体受験が中心の試験であり個人での受験機会が限られている点が英検準一級と大きく異なります。
英検準一級とTOEFLitpの両方を取得している場合、それぞれ異なる場面での英語力の証明に活用することができます。

共通テストの英語との比較では、英検準一級合格レベルの実力があれば共通テストの英語で9割以上を安定して取れる力があるといわれています。
共通テストの英語の語彙レベルは英検2級から準1級程度とされているため、英検準一級の学習は共通テスト対策としても大きく役立ちます。
英検準一級を目指して学習することは、他の英語資格の取得にも応用が利く非常に効率的な英語力強化の方法といえます。

英検準一級とTOEFLitpに関するよくある質問

英検準一級に合格するにはどれくらいの勉強時間が必要ですか?

英検準一級に合格するために必要な勉強時間は現在の英語力によって異なりますが、英検2級合格レベルからであればおよそ200時間から400時間が目安とされています。
毎日2時間の学習を継続した場合、約3か月から6か月で合格圏内の実力に到達できる計算になります。
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能をバランスよく強化することが合格への近道であり、どれか1つに偏った学習では合格点に届きにくくなります。

TOEFLitpで英検準一級に相当するスコアを取るにはどんな対策が必要ですか?

TOEFLitpで英検準一級相当のスコアである500点台を狙うためには、文法セクションの強化が特に重要です。
英検準一級の学習を通じて培ったリーディングとリスニングの力はTOEFLitpでも大いに役立ちますが、TOEFLitp独自の文法問題の形式に慣れるための演習を別途行う必要があります。
TOEFLitp公式の問題集や過去問を繰り返し解いて、時間配分と出題傾向をしっかりと把握することが高得点への鍵になります。

英検準一級はTOEFLitpの代わりとして大学入試に使えますか?

英検準一級とTOEFLitpはそれぞれ異なる目的や場面で使われることが多く、完全な代替になるわけではありません。
TOEFLitpは大学や企業が英語力測定のために団体で実施するテストであり、英検準一級は個人で受験して取得できる資格という点が大きく異なります。
大学入試での外部英語試験として活用したい場合は、志望校が英検とTOEFLitpのどちらを認定しているかを事前に大学の公式情報で確認することが必要です。

英検準一級を取得した後にTOEFLitpのスコアアップを目指す場合の勉強法はどうすればよいですか?

英検準一級取得後にTOEFLitpのスコアアップを目指す場合、まず自分の弱点セクションを特定することが重要です。
TOEFLitpの文法セクションは英検準一級では直接問われない形式であるため、文法の基礎を改めて整理し直す学習が必要になります。
英検準一級で身につけたアカデミックな語彙力と読解力はそのままTOEFLitpにも活用できるため、文法を補強しながら過去問演習を繰り返すことで効率的にスコアアップできます。

英検準一級とTOEFLitpはどちらを先に受験するのがよいですか?

大学受験生の場合はまず英検準一級の取得を優先することをおすすめします。
英検準一級は4技能を総合的に高める試験であり、合格に向けた学習が大学受験の英語力全体の底上げに直結するためです。
TOEFLitpは団体実施が中心であるため個人での受験機会が限られており、英検準一級で基礎的な英語力を固めてからTOEFLitpに挑戦するという順番が現実的な学習の流れとして適しています。

高校生が英検準一級に合格するための具体的な教材を教えてください。

高校生が英検準一級に合格するための代表的な教材として、まず旺文社の英検準1級 でる順パス単が挙げられます。
この単語帳には英検準一級に頻出の約1800語が出題頻度順に収録されており、効率よく語彙力を増やすことができます。
長文読解の演習には英検準1級 過去6回全問題集が有効であり、実際の試験と同じ形式で繰り返し演習することで本番のリーディングに対応できる力が身につきます。

【限定】英検準一級に合格できる勉強法10選を
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