TOEIC550点はIELTS換算するとどれくらい?TOEIC550点のレベルと難易度

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竹本先生

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【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】

これまでTOEIC550点の合格者を多数輩出してきました。当記事ではTOEIC550点に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC550点のレベルと難易度

TOEIC550点は、英語の4技能のうちリーディングとリスニングを測定するTOEICにおいて、初級から中級へと移行する境界線上に位置するスコアです。

TOEICの満点は990点であり、550点はその約55%に相当するスコアです。英語学習を始めたばかりの段階を超え、ある程度の英文を読んだり聞いたりする力がついてきた段階と評価されます。

具体的には、ビジネス英語における基本的なメールのやりとりや、簡単な会議での発言内容を理解できるレベルです。ただし、ネイティブスピーカーが話すスピードでのリスニングや、長文の読解には引き続き苦手意識を感じる段階でもあります。

日本の英語学習者全体の中でTOEIC550点がどのくらいの位置にあるかというと、日本人受験者の平均スコアは580点前後であることから、日本人平均のやや下から平均付近というポジションです。

大学生や社会人を含む日本人全体が受験するテストの中で平均前後というのは、高校生や大学受験生にとってはまだまだ伸びしろが十分にあることを示しています。

英語が得意な高校生であればTOEIC600点から700点台を目指すことが多く、TOEIC550点はそこへ向かうための通過点として位置づけられます。TOEIC550点の難易度としては、英語の基礎力が固まっており、中学英語の復習と高校英語の基礎が身についていれば十分に到達できるレベルです。

英単語の語彙数でいえば、3000語から4000語程度の知識がTOEIC550点前後の目安とされています。英単語帳でいえば、システム英単語やターゲット1900の前半部分、もしくは金のフレーズの基礎的な単語をしっかり身につけた段階に相当します。

TOEIC550点は決して簡単なスコアではありませんが、大学受験レベルの英語をしっかり学習していれば決して遠い目標ではないスコアです。

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TOEIC550点はIELTS換算するとどのレベル?

TOEIC550点をIELTSに換算すると、スコアはおよそ4.0から5.0の間に相当します。より具体的には、IELTS4.5前後が対応するスコアとして広く認識されています。

IELTSは9.0が最高点であり、4.5というスコアは英語の基本的なコミュニケーションが取れる段階です。日常的な話題であれば理解・表現できますが、専門的な内容や学術的な英語になると難しさを感じる段階でもあります。

IELTSは読む・聞く・書く・話すという4技能を測定するテストであり、TOEICのリーディングとリスニングのみの評価とは性質が異なります。そのため、TOEIC550点とIELTS4.5の換算はあくまで参考値として捉えることが大切です。

海外の大学進学に必要とされるIELTSのスコアは多くの場合6.0以上であり、TOEICに換算するとおよそ750点前後に相当します。TOEIC550点はIELTS換算で4.5前後であるため、海外大学進学に必要なスコアとの間にはまだ差があることがわかります。

一方で、国内の大学入試においてIELTSを活用する場合、4.0から5.0のスコアで加点や出願資格が得られる大学も存在します。つまりTOEIC550点に相当するIELTSのスコアは、国内受験においては十分に活用価値のあるレベルと言えます。

TOEIC550点からIELTS5.0以上を目指すためには、スコアアップに加えて、ライティングとスピーキングの練習が欠かせません。TOEICでは評価されない2技能について集中的に学習することが、IELTSでの高得点につながります。

IELTSの学習においては、ケンブリッジ英語検定が公式に出しているCambridge IELTSシリーズの問題集を活用することが効果的です。TOEIC550点相当の英語力があれば、まずCambridge IELTSの7巻や8巻あたりから取り組み始めることで、IELTSの試験形式に慣れながら4技能の力を伸ばすことができます。

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TOEIC550点のリーディングのレベルと難易度をIELTSと比較

TOEICのリーディングセクションは全部で100問であり、450点満点という構成になっています。TOEIC550点を達成するためには、リーディングセクションでおよそ250点から275点程度を取ることが目安となります。

TOEICのリーディングでは、メールや社内文書、広告、記事といったビジネス場面を想定した英文が出題されます。TOEIC550点レベルでは、比較的短い文章であれば内容を把握できますが、ダブルパッセージやトリプルパッセージといった長文の複数文書問題では時間切れになることも多いです。

IELTSのリーディングセクションでは、学術的な内容の英文が3つ出題されます。TOEIC550点相当のIELTS4.0から5.0のスコアでは、日常的な内容の英文は読めるものの、学術的な英文になると難しさを感じる段階です。

IELTSのリーディングはTOEICのリーディングと比べて、文章の長さや語彙の難易度が高い傾向があります。そのため、TOEIC550点の実力でIELTSのリーディングに取り組む場合は、特に語彙の強化が必要です。

TOEICのリーディングを伸ばすための教材としては、公式TOEIC Listening and Reading 問題集が最も信頼性が高いです。また、TOEICのリーディングに特化した参考書として、TEX加藤さんが執筆した金のフレーズや、でる1000問シリーズも多くの受験生に活用されています。

TOEIC550点からスコアアップするためのリーディング対策として、まず短文穴埋め問題のパート5とパート6を素早く正確に解く練習が効果的です。パート5とパート6を時間内に解ける力がつくと、長文問題のパート7に充てる時間が増え、全体的なスコアアップにつながります。

IELTSのリーディング力を伸ばす場合は、段落ごとの主題を素早く把握するスキャニングとスキミングという読み方の練習が特に重要です。TOEIC550点の基礎力をベースに、IELTSのリーディング特有の解き方を身につけることで、効率よくスコアアップを目指すことができます。

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TOEIC550点のリスニングのレベルと難易度をIELTSと比較

TOEICのリスニングセクションは100問で495点満点です。TOEIC550点を達成するためには、リスニングセクションでおよそ275点から300点程度のスコアが目安となります。

TOEICのリスニングでは、写真描写問題、応答問題、会話問題、説明文問題の4つのパートがあります。TOEIC550点前後のレベルでは、短い会話やシンプルな内容の説明文はある程度理解できますが、長い説明文や複数人が話す会話問題では聞き取れない箇所が出てきます。

IELTSのリスニングはTOEICと異なり、日常的な場面から学術的な講義まで幅広い内容が出題されます。TOEIC550点相当のIELTS4.0から5.0の段階では、ゆっくり話される日常会話は理解できますが、学術的な内容や複数人が同時に話す場面では理解が難しくなります。

TOEICのリスニングはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの英語が使われますが、IELTSのリスニングも同様に複数のアクセントの英語が使われます。そのため、どちらの試験においてもさまざまなアクセントの英語に慣れておくことが重要です。

TOEIC550点のリスニング力を伸ばすためには、公式問題集を繰り返し解くことに加えて、シャドーイングという練習法が非常に効果的です。シャドーイングとは、音声を聞きながらすぐ後を追いかけて声に出す練習で、英語のリズムやイントネーションが身につきます。

IELTSのリスニングを強化する場合は、TOEICとは異なりメモを取りながら聞く練習が必要です。IELTSのリスニングでは答えを書き取る形式が多いため、聞きながら要点をメモする練習を繰り返すことが大切です。

TOEIC550点からIELTSのリスニングで高得点を取るためには、BBC Learning EnglishやVOA Learning Englishなどの音声コンテンツを日常的に聞く習慣をつけることが効果的です。これらのコンテンツはゆっくりとした英語から始められるため、リスニング力を段階的に伸ばすのに適しています。

TOEIC550点とIELTSをCEFRを軸に比較

CEFRとはCommon European Framework of Reference for Languagesの略称で、ヨーロッパ言語共通参照枠組みのことです。英語力をA1からC2の6段階で表すこの基準は、世界中の英語試験の評価に活用されています。

TOEIC550点はCEFRではB1レベルに相当します。B1レベルは仕事や学校、日常生活でよく出会うような身近な話題について、標準的な言葉を使えば要点を理解できるという段階です。英語で基本的なコミュニケーションが取れる段階であり、日常生活や仕事の場面で英語を使い始める力がついてきたレベルと言えます。

IELTSでB1レベルに相当するスコアは4.0から5.0の間です。TOEIC550点がCEFR B1であることと合わせると、TOEIC550点とIELTS4.5はほぼ同じ英語力の段階を示していることになります。

CEFRのB1レベルは、日本の大学入試共通テストにおいては75%から85%程度の正答率に相当するとされています。共通テストの英語で高得点を狙う受験生であれば、TOEIC550点やIELTS4.5相当の英語力を身につけることは、大学受験においても大いに役立ちます。

CEFRのB2レベルに達すると、TOEIC換算でおよそ785点以上、IELTS換算では5.5から6.0以上に相当します。TOEIC550点からB2レベルを目指すためには、語彙力の強化と英語を使う経験を積み重ねることが求められます。

文部科学省が推進する英語4技能評価の方針においても、CEFRはその基準として採用されています。大学入試においてTOEICやIELTSのスコアを活用する際にも、CEFRレベルが参照されることが多いため、自分の英語力がCEFRのどのレベルに位置するかを把握しておくことは大切です。

TOEIC550点つまりCEFR B1レベルを達成した上でさらにIELTSの高得点を目指す場合は、英語を読んだり聞いたりするだけでなく、書いたり話したりするアウトプットの練習を積極的に取り入れることがCEFRの上位レベルへの近道となります。

TOEIC550点は大学の偏差値ではどれくらいのレベル?

TOEIC550点を大学受験の偏差値に置き換えると、英語の偏差値でおよそ55から60程度に相当すると言われています。

偏差値55から60というのは、日東駒専と呼ばれる日本大学東洋大学駒澤大学専修大学や、産近甲龍と呼ばれる京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学といった中堅私立大学の英語の試験レベルに相当します。これらの大学の英語に合格できる実力と、TOEIC550点の英語力はほぼ同じ水準にあると考えられています。

一方で、早慶上智やMARCHと呼ばれる上位私立大学の英語においては偏差値60以上が求められることが多く、TOEICではおよそ700点以上の実力が必要とされます。そのため、TOEIC550点は中堅大学合格レベルの英語力に相当するスコアと言えます。

国公立大学の二次試験においても、英語の試験内容はTOEICよりも難易度が高いことが多いです。特に旧帝国大学や難関国公立大学の英語は、単語力や読解力だけでなく英作文や和訳といった総合的な英語力が問われます。TOEIC550点の段階から難関国公立大学の英語に対応するためには、さらなる実力アップが必要です。

IELTSで換算すると4.0から5.0に相当するTOEIC550点の英語力は、海外大学への進学においては必要なスコアに届いていないことがほとんどです。しかし、国内の大学受験においては中堅校の合否ラインに位置しており、この段階をスタート地点として英語力をさらに伸ばしていくことが大切です。

偏差値60以上の大学を目指す受験生がTOEICで目安にすべきスコアは700点以上であり、偏差値65以上の難関大学を目指すのであれば800点以上が一つの目標となります。TOEIC550点の段階では、まずTOEIC600点、700点と段階的にスコアアップを目指す計画を立てることが効果的です。

TOEIC550点はすごい?すごくない?

TOEIC550点がすごいかどうかは、比較する対象や目的によって異なります。

日本人の英語学習者全体の中では、TOEIC550点は平均的なスコアに近い水準です。英語の学習を本格的に始めた社会人や大学生の中では、TOEIC550点は決して珍しいスコアではありません。その意味では、特別に突出したスコアとは言いにくい部分があります。

しかし、高校生のうちにTOEIC550点を取得している場合は話が変わります。高校生の平均TOEICスコアは400点台であることが多く、高校在学中にTOEIC550点を達成している場合は英語が得意な高校生として評価されます。大学受験においても、TOEIC550点相当の英語力は中堅大学の合否ラインに位置しており、十分にアピールできる実力です。

IELTSとの比較でいえば、TOEIC550点に相当するIELTS4.5は海外留学や海外大学進学においてはまだ不十分なスコアです。海外の多くの大学では入学条件としてIELTS6.0以上を求めており、TOEIC換算では750点以上が必要となります。海外志望の受験生にとって、TOEIC550点はスタート地点として捉えることが大切です。

就職活動においても、TOEICの評価基準は企業によって大きく異なります。外資系企業や英語を積極的に使う職場では700点以上、800点以上を求める企業も多い中、TOEIC550点は一般的な日本企業において英語力の証明として提示できる最低ラインに近いスコアと言えます。

TOEIC550点は英語学習の途中段階として意味のある達成点ですが、大学受験や就職活動でアドバンテージを得るためにはさらなるスコアアップを目指すことが大切です。TOEIC550点を自信に変えて、次の目標として600点、700点を見据えることが英語力向上への近道です。

TOEIC550点とCEFRを軸に他の英語資格と徹底比較

TOEIC550点に相当するCEFR B1レベルは、さまざまな英語資格においてそれぞれ異なる形で評価されています。

英検との比較では、TOEIC550点はCEFR B1レベルであるため、英検2級の合格レベルにほぼ相当します。英検2級はCEFR B1からB2の境界に位置しており、高校卒業程度の英語力を証明する資格です。TOEIC550点の実力があれば、英検2級の取得にも現実的に挑戦できる英語力が身についていると言えます。

TOEFLとの比較では、TOEIC550点はCEFR B1であり、TOEFL iBTに換算するとおよそ42点から71点程度に相当します。TOEFL iBTは海外大学進学に必要とされることが多く、一般的には80点以上が求められます。TOEIC550点の段階ではTOEFLにおいても基礎的な英語力の段階にあり、海外進学を目指す場合はさらなるスコアアップが必要です。

英検準1級はCEFR B2からC1に相当し、TOEIC換算では785点以上に対応します。TOEIC550点からCEFR B2以上のレベルに到達するためには、語彙力を5000語以上に増やし、英語での読み書き・聞く話すの4技能をバランスよく伸ばすことが求められます。

IELTSとの比較については前述のとおり、TOEIC550点はIELTS4.0から5.0に相当します。IELTSは留学や海外移住においても広く使われる試験であり、CEFR B1レベルのTOEIC550点の段階からIELTSを使い始める場合は、まずIELTS5.0の取得を目指すことが現実的な目標設定です。

国連英検との比較では、TOEIC550点相当のCEFR B1レベルは国連英検のC級からB級に相当します。国連英検は国際問題に関する英語力を測定する試験であり、TOEICとは出題内容が大きく異なりますが、基礎的な英語力の指標としてはCEFRで共通の基準を持っています。

このように、TOEIC550点はCEFR B1という共通の基準のもとで、英検2級、IELTS4.5前後、TOEFL iBT42点から71点程度と対応関係があります。それぞれの試験には出題傾向や評価方法に違いがあるため、目的に応じて最適な試験を選んで対策を進めることが大切です。大学受験においてはどの試験のスコアを活用するかを早めに決め、その試験に特化した対策を行うことが効率的なスコアアップにつながります。

TOEIC550点とIELTSに関するよくある質問

TOEIC550点に相当するIELTSのスコアはいくつですか?

TOEIC550点はIELTSに換算するとおよそ4.0から5.0の間に相当し、より具体的にはIELTS4.5前後が対応するスコアです。

ただしこの換算はあくまで目安であり、TOEICはリーディングとリスニングの2技能のみを測定するのに対して、IELTSは読む・聞く・書く・話すの4技能を評価する試験です。そのため、TOEICでTOEIC550点を取っていても、IELTSのライティングやスピーキングでは別途しっかりとした対策が必要になります。

自分の英語力をTOEICとIELTSの両方で把握したい場合は、一度どちらの試験も受験してみて、実際のスコアで現状を確認することが最も正確な方法です。

TOEIC550点からIELTS5.0以上を取るにはどれくらいの勉強が必要ですか?

TOEIC550点の英語力を持つ方がIELTS5.0以上を目指す場合、一般的には3ヶ月から6ヶ月程度の集中的な学習期間が目安となります。

TOEIC対策ではあまり練習しないライティングとスピーキングの2技能を強化する必要があるため、リーディングとリスニングの維持・向上に加えてアウトプット系の練習に多くの時間を割くことが求められます。

具体的な学習方法としては、IELTSの公式問題集であるCambridge IELTSシリーズを使った過去問演習と、ライティングでは毎日英文を書いて添削を受ける練習、スピーキングではオンライン英会話を活用した練習が効果的です。

TOEIC550点は大学受験で使えますか?

TOEIC550点は大学受験において英語外部試験のスコアとして活用できる場合があります。

現在、多くの私立大学や一部の国公立大学が英語外部試験のスコアを入試に活用する制度を導入しており、TOEIC550点相当の英語力があれば出願資格を得られる大学や、スコアに応じた加点を受けられる大学があります。ただし大学や学部によって基準が異なるため、志望校の募集要項を必ず確認することが大切です。

中堅私立大学の一般入試においては、TOEIC550点相当の英語力は合否ラインに位置することが多く、試験本番でも十分に通用する実力と言えます。

TOEIC550点とIELTSはどちらの試験から受けるべきですか?

大学受験を主な目的とする場合は、まずTOEICの受験から始めることをおすすめします。

TOEICはリーディングとリスニングの2技能のみの試験であるため、日本の高校生が普段の英語学習から取り組みやすい試験です。また試験の頻度も高く、年間に複数回受験できるため、スコアアップを繰り返し試みやすい環境が整っています。

一方、海外留学や英語を使った仕事を将来的に考えている場合は、IELTSの学習も早めに始めることが有利です。TOEIC550点の段階でIELTSに取り組み始めることで、4技能全体の英語力をバランスよく伸ばすことができます。

TOEIC550点を取るための効率的な勉強法を教えてください。

TOEIC550点を目指す場合、まず語彙力と文法の基礎を固めることが最優先事項です。

語彙については、TEX加藤さんの金のフレーズでTOEICに頻出する単語を効率よく覚えることが最短ルートです。文法については、TOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問を繰り返し解くことで、パート5の文法問題を得点源にすることができます。

リスニングはTOEICの公式問題集の音声を使ったシャドーイングを毎日15分から30分継続することが効果的で、リーディングはパート7の長文を時間を測りながら解く練習を積み重ねることでスコアアップにつながります。TOEIC550点は基礎をしっかり固めれば達成できる現実的な目標ですので、毎日コツコツと学習を続けることが合格への近道です。

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