TOEIC800点は英検換算するとどれくらい?TOEIC800点のレベルと難易度

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竹本先生

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【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】

これまでTOEIC800点の合格者を多数輩出してきました。当記事ではTOEIC800点に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC800点のレベルと難易度

TOEIC800点は、英語力を測る上で非常に高い水準に位置するスコアです。

日本人受験者全体のTOEIC平均スコアはおよそ611点と言われており、800点はその平均を大きく上回るレベルになります。

受験者全体の中で800点以上を取れる人の割合はおよそ15%から17%程度とされており、これはTOEICを受験した人の中で上位6人に1人程度しか届かないスコアということです。

このことからも、TOEIC800点は決してだれでも簡単に取れるスコアではなく、しっかりとした英語力を証明するものであることがわかります。

偏差値に換算するとおよそ62前後に相当し、日本人の中では相当高い英語力を持っていると評価されます。

TOEIC800点を取得するためには、単語力についておよそ8000語から8500語程度の語彙力が必要とされており、これは大学受験英語で求められる水準よりもさらに上のレベルです。

リーディングとリスニングの両方で高い正答率が求められ、200問中およそ162問から165問程度を正解する必要があると言われています。

これはリーディングとリスニングのそれぞれで8割前後の正答率を維持することを意味しており、英語の総合力が問われる非常に高い基準です。

就職活動においても、TOEIC800点は外資系企業や大手商社、グローバルに展開するメーカーなどが求める英語力の目安として十分に機能するスコアであり、英検と並んで英語力のアピールに活用できます。

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TOEIC800点は英検換算するとどのレベル?

TOEIC800点を英検に換算すると、おおよそ英検準1級に相当するレベルと言われています。

これはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という国際的な英語力の指標を通じて見ると非常に明確で、TOEIC800点前後はCEFRのB2レベルに対応し、英検準1級もまた同じB2レベルに位置しています。

そのためTOEIC800点と英検準1級は、国際的な基準では同等の英語力を示す資格として広く認知されています。

一方で、英検とTOEICは試験の性質がまったく異なるため、単純な換算には注意が必要です。

英検準1級は語彙問題、長文読解、リスニング、英作文、さらには二次試験のスピーキングと、4技能すべてを評価する試験です。

これに対しTOEICはリーディングとリスニングのみを測定する試験であるため、TOEIC800点を持っていても英検準1級のライティングやスピーキングには別途しっかりとした対策が必要になります。

また、英検2級はCEFRのB1からB2の境界線あたりに相当し、TOEIC換算ではおおよそ550点から785点程度が目安とされています。

そのためTOEIC800点は英検2級の上限付近から英検準1級のレベルへと入っていく水準に位置しており、英検2級を取得済みの方がTOEIC800点に挑戦するというルートは、難易度的にも自然な流れと言えます。

英検準1級の合格を目指しながらTOEICのスコアアップも狙うという、英検とTOEICを並行して学習するアプローチは非常に効率的です。

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TOEIC800点のリーディングのレベルと難易度を英検と比較

TOEIC800点のリーディングパートは、英検と比較しても非常に高い読解力が求められます。

TOEICのリーディングは495点満点であり、800点全体を達成するためにはリーディングでおよそ380点から420点程度を取ることが目安となります。

このレベルの読解力は、英検で言えば英検準1級の長文読解問題を安定して正解できる水準に相当します。

英検2級のリーディングと比較すると、TOEIC800点相当のリーディング力はかなり上のレベルに位置しています。

英検2級のリーディングは日常的なトピックや比較的読みやすい文構造の英文が中心なのに対して、TOEIC800点レベルのリーディングはビジネスメール、社内通知、記事、広告など多様な文書形式を素早く処理する力が必要です。

また語彙の難易度も英検2級よりも高く、ビジネスや経済分野で頻繁に使われる表現を理解している必要があります。

英検準1級のリーディングと比較すると、難易度はほぼ同等ですが、試験形式の違いに注意が必要です。

英検準1級のリーディングでは語句の空所補充や段落ごとの内容理解が中心となるのに対し、TOEICではダブルパッセージやトリプルパッセージと呼ばれる複数の文書を関連づけながら解く問題が出題されます。

TOEICのリーディングでは75分間で100問を解く必要があるため、英検以上に時間管理と速読力が求められる点が大きな特徴です。

TOEIC800点のリーディングを目指す際には、英検準1級の読解練習を並行して行いながら、TOEIC公式問題集で時間内に解き切る練習を積み重ねることが効果的な学習方法と言えます。

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TOEIC800点のリスニングのレベルと難易度を英検と比較

TOEIC800点のリスニングパートは、英語を母国語とする人たちが普段使うナチュラルなスピードと表現に十分慣れている必要があります。

TOEICのリスニングも495点満点であり、800点全体を目指す場合にはリスニングでおよそ380点から430点程度の取得が目安となります。

このリスニング力は、英検で言えば英検準1級の一次試験リスニングセクションをしっかりと解けるレベルに相当します。

英検2級のリスニングと比べると、TOEIC800点相当のリスニング力はひとつ上のレベルにあります。

英検2級のリスニングは比較的ゆっくりとしたスピードで、内容も日常的な話題を中心とした会話が多いです。

これに対してTOEICのリスニングは電話のメッセージ、職場での会話、アナウンスなどビジネス場面を中心に、ネイティブスピーカーのナチュラルスピードで展開されます。

さらにTOEICのリスニングには複数の話者が登場する会話や、図や表と組み合わせながら内容を判断するグラフィック問題も含まれており、英検よりも情報を素早く処理する能力が求められます。

英検準1級のリスニングと比較した場合、出題の形式は異なりますが難易度はほぼ同等とも言えます。

英検準1級ではアカデミックな内容や社会問題に関する英語が多く出題されるのに対し、TOEICでは職場や日常ビジネスの場面が中心となるため、それぞれ異なる種類の英語表現に慣れておく必要があります。

リスニング力を効率的に高めるためには、公式問題集を繰り返し解くことに加えて、シャドーイングや音読練習、英語ポッドキャストなどの音声メディアを日常的に活用することが、TOEIC800点と英検準1級の両方に対して非常に効果的です。

TOEIC800点とCEFRを軸に比較

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は英語力を国際的に共通の基準で測るための指標であり、A1からC2までの6段階に分かれています。

TOEIC800点はCEFRのB2レベルに相当しており、これはIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式資料でも公表されている対照表に基づく情報です。

B2レベルとは、幅広いテーマの複雑な文章の要点を理解でき、自分の専門分野や関心のある話題について根拠のある意見を明確に述べられる水準として定義されています。

英検とCEFRの対応で見ると、英検準1級がCEFRのB2レベルに相当し、英検2級はB1からB2の間に位置しています。

このことからTOEIC800点と英検準1級はCEFRという軸を通じて見ると同等のレベルに位置づけられており、どちらも日本の大学や企業において高い英語力の証明として評価されます。

一方、英検1級はCEFRのC1レベルに相当し、TOEIC換算ではおおよそ900点以上が目安とされています。

CEFRのB2レベルに達しているということは、英語を使って大学の授業を受けたり、海外でのビジネスミーティングに参加したりするための十分な基礎的コミュニケーション力が備わっていると見なされます。

大学入試においても、CEFRのB2レベルに相当するTOEIC800点や英検準1級を持っていると、英語の加点制度や出願資格として活用できる大学が増えています。

TOEICと英検の両方をCEFRという共通の軸で理解しておくことは、自分の英語力が国際基準でどのレベルにあるかを把握する上でも、将来の進路を考える上でも非常に有益な視点になります。

TOEIC800点は大学の偏差値ではどれくらいのレベル?

TOEIC800点を大学の偏差値と比較すると、偏差値およそ62前後に相当する高い水準となります。

大学別で見ると、TOEIC800点は一橋大学や慶應義塾大学、京都大学などの上位校の在学生や卒業生が取るようなスコアに相当すると言われています。

大学受験生の視点で言えば、TOEIC800点は早稲田大学上智大学の国際系学部、ICUなど英語力が特に重視される学部に合格するための英語力の目安にもなります。

日本の大学生全体のTOEIC平均スコアは600点前後と言われており、800点はその平均を大きく上回るレベルです。

外国語学部や国際学部など英語が専門の学部の学生でも、TOEICで800点を取れる人は必ずしも多くはなく、それだけ高い水準であることがわかります。

大学入試で英検やTOEICのスコアを活用できる制度を持つ大学も増えており、英検準1級やTOEIC800点を持っていると英語の試験免除や加点を受けられる場合があります。

ただし、この制度は大学や学部によって条件が大きく異なるため、志望校の最新の募集要項を必ず確認するようにしてください。

TOEIC800点と英検準1級の両方を持っていると、大学入試での有利さだけでなく、大学に入学した後の英語授業での単位認定や、留学審査での評価にもプラスに働く場面が多くあります。

大学受験の準備段階からTOEIC800点と英検を意識して学習を進めることで、入試にとどまらない長期的な英語力の底上げにつながります。

TOEIC800点はすごい?すごくない?

TOEIC800点は、客観的なデータで見ても非常に高い英語力を示すスコアです。

TOEIC受験者全体のうち800点以上を取得できている人の割合はおよそ15%から17%程度とされており、受験者の中で上位6人に1人程度しか達していないスコアです。

これは決してだれでも取れるスコアではなく、継続的な学習と高い英語力が必要とされる水準であることを示しています。

ビジネスの場面で見ると、海外駐在員に求められる英語力の目安としてTOEIC750点以上を挙げる企業が多い中、800点はそれを上回るレベルにあります。

外資系企業や商社、グローバルメーカーの採用基準としても十分に機能するスコアであり、就職活動においては書類選考の段階で非常に有利に働きます。

英検で言えば英検準1級に相当するレベルであり、このレベルの英語力はビジネスの場で英語を使ったやり取りがある程度スムーズに行えることを示しています。

ただし、TOEIC800点を持っていれば完全に英語が使いこなせるというわけではない点も正確に理解しておくことが大切です。

TOEICはリーディングとリスニングのみを評価する試験であるため、スピーキングやライティングの力は別途鍛える必要があります。

英検との組み合わせで学習を進めることで読む、聞く、書く、話すという4技能をバランスよく伸ばすことができるため、TOEIC800点と英検準1級の両方を目標にすることが総合的な英語力を身につける上で最も理想的な取り組み方と言えます。

TOEIC800点とCEFRを軸に他の英語資格と徹底比較

TOEIC800点はCEFRのB2レベルに相当し、これは英語圏の大学で授業を受けるために必要とされる英語力の入り口に近いレベルです。

英検準1級も同様にCEFRのB2レベルに位置しており、TOEIC800点と英検準1級はCEFRを軸として同等の英語力を示す資格として評価されています。

英検2級はCEFRのB1からB2の間に位置し、TOEIC換算ではおおよそ550点から785点前後に相当します。

英検1級はCEFRのC1レベルに相当し、TOEIC換算では900点以上が目安とされています。

英検3級はCEFRのA2レベルで、TOEIC換算では275点から395点程度に相当します。

国際的な英語試験であるIELTSと比較すると、TOEIC800点に相当するCEFRのB2レベルはIELTSのバンドスコア5.5から6.5の範囲に当たります。

また、アメリカの大学留学に主に使われるTOEFLでは、TOEIC800点に相当するレベルはTOEFL iBTのスコアでおよそ72点から94点程度とされています。

GTECという大学入試にも広く使われている英語資格試験では、CEFR B2レベルはおよそ1280点から1350点前後に相当します。

このようにCEFRを共通の軸として見ることで、TOEIC800点という自分の英語力が英検をはじめとした様々な英語資格の中でどのような位置にあるかを正確に把握することができます。

大学受験生のうちから英検準1級とTOEIC800点を意識して学習を進めることは、将来の留学や就職活動においても非常に大きな武器になります。

TOEIC800点と英検に関するよくある質問

Q1. TOEIC800点は英検で言うとどのレベルに相当しますか?

TOEIC800点は英検に換算すると英検準1級に相当するレベルと言われています。

どちらもCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)においてB2レベルに対応しており、国際的な英語力の基準で見ると同等の水準に位置する資格です。

ただし、TOEICはリーディングとリスニングのみを測定するのに対し、英検準1級は英作文やスピーキングも含む4技能を評価する試験であるため、同じB2レベルでも試験内容は大きく異なります。

Q2. TOEIC800点を取得するためにはどれくらいの勉強期間が必要ですか?

現在TOEIC600点程度の英語力がある場合、1日2時間の学習を継続するとしておよそ3か月から6か月程度が目安となります。

まずはTOEICの公式問題集であるTOEIC Listening and Reading公式問題集シリーズで現在の実力を確認し、自分の苦手なパートを集中的に克服していくことが効率的な学習方法です。

単語については英検準1級レベルの単語帳を活用すると、英検とTOEICの両方に必要な語彙力を同時に高めることができるためおすすめです。

Q3. 英検準1級とTOEIC800点はどちらを先に取得すべきですか?

英検準1級とTOEIC800点のどちらを先に取るかは、目的によって異なります。

大学入試で英語の加点や試験免除を狙う場合は英検準1級を先に取得することが有効です。

一方、就職活動でのアピールや企業の英語力基準を満たすことを優先するならばTOEIC800点を先に目指すほうが効果的で、英検準1級の学習で鍛えた語彙力や読解力はTOEIC800点の取得にも大いに役立ちます。

Q4. TOEIC800点を持っていると就職活動でどのような有利さがありますか?

TOEIC800点は外資系企業や商社、グローバルに事業を展開するメーカーなどの採用基準として十分に機能するスコアです。

多くのグローバル企業がTOEIC700点台を英語力の目安としている中、800点を持っていることは書類選考の段階から明確な差別化になります。

英検と組み合わせてアピールすることでリーディング、リスニングだけでなく4技能すべての英語力を持つことを証明でき、採用担当者により強い印象を与えることができます。

Q5. TOEIC800点と英検準1級の勉強を同時に進めることはできますか?

英検準1級とTOEIC800点は、語彙や文法の基礎が共通している部分が多いため、並行して学習を進めることは十分に可能です。

特に単語学習は共通して活用できる部分が大きく、英検準1級レベルの単語帳であるパス単(英検準1級 でる順パス単)などを使って学習することで、TOEICの高難度語彙にも対応できる力がつきます。

ただし試験直前の時期はどちらか一方の試験に集中して対策することで、より確実な結果につながります。

Q6. TOEIC800点は英語で仕事をするのに十分なレベルですか?

TOEIC800点を持っていれば、英語でのメールの読み書きや英語の資料の読解、英語の会議での基本的な内容理解といったビジネス場面での業務はある程度こなせる英語力を持っていると言えます。

しかしTOEICはリーディングとリスニングしか測定しないため、実際に英語で仕事をしていくためにはスピーキングやライティングの練習を別途積み重ねることが必要です。

英検の学習でスピーキングやライティングを鍛えながらTOEIC800点の維持を目指すことで、実際のビジネス場面でも通用する総合的な英語力を身につけることができます。

Q7. TOEIC800点に向けた具体的なおすすめ勉強法はありますか?

TOEIC800点を目指す上でまず取り組むべき教材は、TOEIC Listening and Reading公式問題集です。

本番と同じ試験形式で練習できるため、問題の傾向や時間配分を身につけるのに非常に効果的です。

リスニング力の強化にはシャドーイングが有効で、公式問題集の音声を使って毎日10分から15分練習するだけでもスコアアップに大きく貢献します。単語については金のフレーズ(TEX加藤著のTOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ)のような頻出単語集を1冊仕上げることで、TOEIC800点レベルの語彙力を効率的に習得できます。英検とTOEICの両方を意識しながら、毎日の積み重ねを大切に学習を進めてください。

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