TOEIC800点はIELTS換算するとどれくらい?TOEIC800点のレベルと難易度

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竹本先生

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【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】

これまでTOEIC800点の合格者を多数輩出してきました。当記事ではTOEIC800点に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC800点のレベルと難易度

TOEIC800点は990点満点の試験の中で、非常に高い水準に位置するスコアです。

日本国内でTOEICを受験する人全体の平均スコアはおおよそ600点前後で推移しており、TOEIC800点という得点はその平均を大幅に上回るレベルです。統計的に見ると、TOEIC800点以上を達成している受験者は全体のおよそ20%程度とされており、5人に1人しか到達できない難易度の高いスコアだということがわかります。

英語力という観点から考えると、TOEIC800点を達成するためには日常的なビジネス場面での英語を問題なく理解できるレベルの力が必要です。英語のニュース記事やビジネスメールをスムーズに読み取ったり、英語のプレゼンテーションや会議の内容をしっかりと理解したりできるレベルが求められます。

TOEIC800点を目指す学習という面では、単語力の強化が欠かせません。多くの受験者に使われている教材として金のフレーズ(でる単特急)があります。この教材には600点台から800点台へのステップアップを目指す受験者向けに厳選された単語が収録されており、しっかりとマスターすることがTOEIC800点達成への大きな一歩となります。

また、TOEIC公式問題集での演習も非常に重要です。本番に近い形式で問題を繰り返し解くことで、試験での時間配分の感覚をつかんだり、自分の苦手な問題タイプを把握したりすることができます。

TOEIC800点は簡単には到達できないレベルですが、正しい学習方法で毎日継続的に取り組めば、多くの方が実現できる目標スコアでもあります。特に大学受験で英語をしっかりと勉強してきた方にとっては、基礎が固まっているぶんTOEIC特有の問題形式に慣れることでスコアを伸ばしやすい環境にあります。

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TOEIC800点はIELTS換算するとどのレベル?

TOEIC800点をIELTSのスコアに換算すると、おおよそ6.5から7.0程度のレベルに相当します。

IELTSは9.0を最高点とするバンドスコア制を採用しており、0.5刻みで英語力が評価されます。TOEIC800点に相当するIELTS6.5から7.0というスコアは、IELTSの中でもかなり高い水準であり、海外の多くの大学院への入学や一流企業への就職の際に求められる英語力の目安となっています。

TOEIC800点とIELTS6.5を比較すると、どちらも英語を日常的に活用できるレベルを示していますが、試験の性質が大きく異なります。TOEICはリスニングとリーディングの2技能のみを測定するのに対し、IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能すべてを測定します。

そのため、TOEIC800点を持っていても、IELTSで同等のスコアを取得できるとは限りません。IELTSではライティングとスピーキングも評価されるため、TOEICで高得点を持つ方でもIELTSに向けた追加の学習が必要になるケースがほとんどです。

具体的には、IELTSのライティングタスク1(グラフや図の説明)とタスク2(エッセイ形式の論述)に対応するための練習が必要です。また、スピーキングのパート1(日常的な質問)からパート3(抽象的なテーマについての議論)に向けた練習も欠かせません。

IELTSの勉強には、ケンブリッジ大学出版局が出版しているCambridge IELTSシリーズが非常に定評があります。IELTS6.5から7.0を目指す場合には、このシリーズを活用した本番形式での演習が効果的です。TOEIC800点を持ちながらIELTSも視野に入れている方は、4技能のバランスを意識した学習計画を立てることが大切です。

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TOEIC800点のリーディングのレベルと難易度をIELTSと比較

TOEIC800点を取得するためには、リーディングセクションで安定した高得点が必要です。

TOEICのリーディングセクションは495点満点で構成されており、TOEIC800点全体を達成するためにはリーディングでおよそ350点から400点程度のスコアが求められます。リーディングセクションでは、文法・語彙を問うパート5・6と、長文読解のパート7が出題され、75分という制限時間の中でこれらをすべてこなす必要があります。

TOEIC800点のリーディングレベルをIELTSのリーディングと比較すると、IELTS6.5から7.0のリーディングセクションに近いレベルの英語読解力が必要です。しかし、IELTSのリーディングでは学術的な長文が出題されるのに対し、TOEICではビジネス場面でよく使われる実用的な英文が主に出題されます。

IELTSのリーディングはアカデミックな内容を扱うため、TOEICのリーディングとは問題の傾向が大きく異なります。IELTSでは大学の教科書や科学雑誌に掲載されるような専門的な文章が出題されるのに対し、TOEICでは会社のメールやお知らせ、広告などのビジネス文書が中心となっています。

TOEICのリーディング対策には公式問題集での演習が最も効果的です。特に長文問題であるパート7では、複数の文書を関連付けて解くダブルパッセージやトリプルパッセージの問題にも慣れておく必要があります。

一方、IELTSのリーディングで6.5から7.0を目指す場合は、学術的な英文を日頃から読む習慣をつけることが重要です。英字新聞のThe Japan TimesやBBC Newsなどの記事を毎日読む練習を重ねることで、IELTS6.5から7.0レベルのリーディング力を着実に養うことができます。

TOEIC800点のリーディングとIELTS6.5から7.0のリーディングは求められる英語力のレベルとしては近い位置にありますが、問題形式の違いに対応するためにそれぞれの試験に合った対策を行うことが、スコアアップの近道となります。

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TOEIC800点のリスニングのレベルと難易度をIELTSと比較

TOEIC800点のリスニングセクションでは、495点満点中おおよそ400点から430点程度のスコアが目安となります。

TOEICのリスニングセクションはパート1からパート4まであり、写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題の4種類が出題されます。TOEIC800点レベルでは、これらすべての問題において高い正答率が求められます。特にパート3とパート4では長い会話や説明文を聞きながら複数の設問に答える必要があるため、集中力と素早い情報処理能力が欠かせません。

TOEIC800点のリスニングをIELTSのリスニングと比較すると、求められる英語の聞き取り力のレベルはIELTS6.5から7.0の範囲に相当します。しかし、IELTSのリスニングとTOEICのリスニングは問題形式が大きく異なります。IELTSのリスニングでは会話や講義を聞いて穴埋めをしたり、選択肢から正しいものを選んだりする問題が出題されます。一方、TOEICのリスニングはすべて4択の選択肢から答えを選ぶ形式となっています。

リスニングの難易度という点では、IELTSのリスニングの方が多様なアクセントへの対応が求められます。IELTSではイギリス英語やオーストラリア英語など様々な英語の発音が使われますが、TOEICでは主にアメリカ英語が中心です。

TOEIC800点のリスニング対策には、TOEIC公式問題集での練習に加えてシャドーイングという学習法が非常に効果的です。シャドーイングとは英語の音声を聞きながら少し遅れて同じように発音する練習方法で、英語のリズムや発音の感覚をつかむのに大きく役立ちます。

IELTSのリスニングで6.5から7.0を目指す場合は、BBCやCNNなどの英語放送を定期的に聞く練習を積み重ねることで、様々なアクセントに対応する力を養うことができます。TOEIC800点とIELTS6.5から7.0、どちらのリスニングスコアを目指すにしても、毎日英語の音声に触れる習慣を続けることが最も大切な学習の基盤となります。

TOEIC800点とIELTSをCEFRを軸に比較

CEFRとはCommon European Framework of Reference for Languagesの略称で、ヨーロッパ言語共通参照枠とも呼ばれる国際的な語学力の基準です。

CEFRはA1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階で英語力を評価します。A1が最も初歩的なレベルで、C2が最も高い習熟度を示します。このCEFRを基準にすることで、TOEICとIELTSという異なる試験のスコアを同じ物差しで比較することができます。

TOEIC800点はCEFRでB2レベルに相当します。B2レベルとは、複雑な文章の主要な内容を理解でき、日常的な場面で流暢なコミュニケーションができるレベルを指します。ネイティブスピーカーとある程度自然な会話ができる水準であり、大学や企業でも英語を使った業務や学習をこなせる力があることを示しています。

IELTSのスコアとCEFRの対応を見ると、IELTS5.5から6.0がB2の下の方に相当し、IELTS6.5から7.0がB2からC1にかけてのレベルに位置します。つまり、TOEIC800点とIELTS6.5から7.0はどちらもCEFRのB2からC1境界あたりに位置していることになります。

CEFRのB2レベルは英語圏の大学に留学する際の最低ラインとされることが多く、多くの海外大学ではIELTS6.0から6.5以上を出願条件としています。TOEIC800点を持っていることはB2レベルの英語力を証明することになりますが、留学を目的とする場合はTOEICではなくIELTSのスコアを別途取得する必要があります。

これはTOEICが主にビジネス場面での英語力を測るテストであり、学術的な英語力の証明にはIELTSやTOEFLが用いられるためです。大学受験生がTOEIC800点を目指しながらIELTSのスコアも取得しておくことで、将来の留学や就職活動において選択肢が大きく広がります。

TOEIC800点は大学の偏差値ではどれくらいのレベル?

TOEIC800点という英語力を大学の偏差値に換算して考えると、偏差値65から70前後の大学に合格できる英語力と同等と考えることができます。

偏差値65から70というと早慶上智などの難関私立大学や、国公立大学の上位校に相当するレベルです。これらの大学の英語入試問題は難易度が高く、長文読解や文法問題において高い正確性が求められます。TOEIC800点を取得している方はこのレベルの英語力を持っていると考えてよいでしょう。

ただし、大学受験の英語とTOEICの英語では問われる力に違いがあります。大学受験では英作文や和訳などの表現力も問われますが、TOEICはリスニングとリーディングのみの試験です。そのため、TOEIC800点を持っていても大学受験対策を別途行う必要があります。

逆に、難関大学の英語入試に向けた学習をしっかりと行っている受験生は、その土台となる英語力を活かしてTOEIC800点を目指しやすい状況にあるといえます。高校で学ぶ文法や語彙の知識はTOEICにも直結するため、大学受験の英語勉強とTOEICの対策は互いに相乗効果をもたらします。

また、大学によってはTOEIC800点やIELTS6.5以上のスコアを英語の外部試験として評価し、入試での英語の得点に換算したり、英語の試験を免除したりする制度を設けているところもあります。国際基督教大学上智大学早稲田大学などの英語重視の大学では外部試験のスコアを積極的に活用しています。

大学受験生がTOEIC800点やIELTSのスコアを取得しておくことは、入試において大きなアドバンテージになる可能性があります。高校生のうちにTOEIC800点やIELTSに挑戦しておくことで、大学入試だけでなく大学入学後の学習や就職活動においても長期的な強みとなります。

TOEIC800点はすごい?すごくない?

TOEIC800点が「すごい」かどうかは、どのような場面や目的で評価するかによって異なりますが、客観的に見ると非常に高いレベルの英語力であることは間違いありません。

日本人全体のTOEICの平均スコアはおよそ600点前後であり、TOEIC800点はその平均を大きく上回っています。受験者全体の中で上位20%程度に入るスコアであり、英語力の証明として十分に評価されるレベルです。ビジネスの場面では、多くの日系グローバル企業がTOEIC730点や800点以上を英語を使う業務や海外赴任の条件として設定しており、就職活動においても非常に有利に働くスコアです。

一方で、外資系企業や英語を母国語とする環境での業務を目指す場合は、TOEIC800点でも物足りないと評価されるケースがあります。外資系企業の中にはTOEIC900点以上やIELTS7.0以上を求めるところも多く、また実際に英語でコミュニケーションを取る場面ではスコアだけでなく、スピーキングやライティングの実践的な力も問われます。

大学受験生という観点から見ると、TOEIC800点を高校在学中や大学入学直後に取得することは非常に価値のある実績です。就職活動において有利になるだけでなく、英語の学習意欲と能力の高さを示すものとして周囲から高く評価されます。

また、TOEIC800点を取得したうえでIELTSにも挑戦することで、4技能すべての英語力を証明できるようになり、さらに活躍の幅が広がります。TOEIC800点をすでに持っている方や目指している方は、次のステップとしてTOEIC900点以上やIELTS6.5から7.0を目標に設定することをおすすめします。英語の学習は積み重ねが大切であり、TOEICとIELTSの両方を視野に入れながら継続的にレベルアップを図ることが英語力向上の確実な方法となります。

TOEIC800点とCEFRを軸に他の英語資格と徹底比較

TOEIC800点の英語力を他の英語資格と比較することで、自分の英語レベルをより正確に把握することができます。

まず英検との比較について説明します。英検は日本英語検定協会が実施する英語検定試験で、1級から5級まであります。TOEIC800点はCEFRのB2に相当することから、英検準1級と同等のレベルと考えることができます。英検準1級もCEFRのB2からC1にかけてのレベルに位置付けられており、TOEIC800点と英検準1級は大まかに同等の英語力の証明となります。一方で英検2級はCEFRのB1レベルに相当するため、TOEIC800点はすでに英検2級を大きく上回るレベルです。

次にTOEFLとの比較について説明します。TOEFLはアメリカへの留学を主な目的として使われる英語試験で、120点満点で評価されます。TOEIC800点に相当するTOEFLスコアはおおよそ72点から90点程度とされています。IELTSと同様にTOEFLも4技能を測定する試験であり、アカデミックな内容が中心となっています。TOEIC800点を持ちながらTOEFLで高得点を目指す場合も、IELTSと同様にライティングとスピーキングの追加対策が必要です。

IELTSとの比較については前述の通り、TOEIC800点はIELTS6.5から7.0に相当します。IELTSはイギリス・オーストラリア・カナダなどへの留学に多く用いられており、学術英語力の証明として世界中で認められています。

CEFR別に各試験のスコアを整理すると、B1レベルは英検2級、TOEIC600点前後、IELTS4.0から4.5程度に相当します。B2レベルは英検準1級、TOEIC785点から900点、IELTS5.5から7.0程度に相当します。C1レベルは英検1級、TOEIC900点以上、IELTS7.0から8.0程度に相当します。

各資格の勉強方法という観点でも、TOEICとIELTSでは異なる対策が必要です。TOEIC800点を目指す場合は金のフレーズやTOEIC公式問題集を中心に、ビジネス英語の語彙とリーディング・リスニングの練習に集中します。一方でIELTS6.5から7.0を目指す場合はCambridge IELTSシリーズを使いながら、ライティングとスピーキングの練習も並行して行う必要があります。どちらの資格も、日頃から英語に触れる時間を確保して継続的に学習することが最も大切な成功の鍵となります。

TOEIC800点とIELTSに関するよくある質問

TOEIC800点を取得するにはどのくらいの学習時間が必要ですか?

TOEIC600点台からTOEIC800点を目指す場合、一般的におよそ200時間から300時間程度の学習時間が目安とされています。

1日2時間の学習を継続した場合、3ヶ月から5ヶ月程度でTOEIC800点レベルに到達できる計算になります。ただし、現在の英語力や学習の質によって大きく変わるため、あくまでも参考の目安として捉えてください。学習内容としては金のフレーズで単語力を固め、TOEIC公式問題集で問題形式に慣れることが最も効率的な方法です。

IELTSとTOEICはどちらを先に取得すべきですか?

目的によって順番が異なります。就職活動や国内でのキャリアアップを目的とする場合はTOEIC800点を先に取得することをおすすめします。

一方で海外留学や外資系企業へのキャリアを目指している場合は、IELTSを先に取得するか並行して学習することが効果的です。TOEICはリスニングとリーディングの2技能のみを測定しますが、IELTSは4技能すべてを評価するため、IELTS対策を行うことで総合的な英語力が向上し、結果としてTOEIC800点の取得にもつながるという好循環が生まれます。

TOEIC800点はIELTSで何点に相当しますか?

TOEIC800点はIELTSのバンドスコアでおおよそ6.5から7.0程度に相当します。

ただし、この換算はあくまでも目安であり、実際にはテストの形式や測定する技能が異なるため完全には一致しません。TOEIC800点を持っている方でも、IELTSでは4技能の試験に向けた別途の対策が必要です。特にライティングとスピーキングについてはTOEICでは測定されないため、IELTSを初めて受験する場合はこれらの技能のトレーニングを重点的に行うことが大切です。

TOEIC800点の勉強はどこから始めればよいですか?

まず現在の自分の英語力を把握することから始めることをおすすめします。

TOEIC公式問題集の模擬試験を一度解いてみて、現在のスコアを確認しましょう。その後、弱点のある分野を特定して集中的に対策を行うことが効率的です。単語力が不足している場合は金のフレーズで語彙を強化し、リスニングが弱い場合はシャドーイング練習を毎日の習慣にすることが効果的です。リーディングが課題の場合はパート7の長文問題を中心に演習量を増やすことがTOEIC800点達成への近道となります。

大学受験生がTOEIC800点を目指すメリットはありますか?

大学受験生がTOEIC800点を目指すことには多くのメリットがあります。

まず、大学によってはTOEIC800点やIELTSのスコアを入試の英語成績に換算したり、英語試験を免除したりする制度があります。また、TOEIC800点の取得を通じて培った英語力は大学入試の英語問題にも活かすことができます。さらに、就職活動を見据えると大学在学中にTOEIC800点以上を持っていることは非常に大きなアドバンテージとなり、グローバルに活躍する企業への就職においても有利に働きます。TOEIC800点とIELTSの両方を視野に入れながら学習を進めることで、将来の選択肢を大きく広げることができます。

TOEIC800点を持っていてもIELTSの勉強は必要ですか?

海外留学や英語圏での就職を目指すのであれば、TOEIC800点を持っていてもIELTSの勉強は別途必要です。

IELTSではライティングとスピーキングが評価されますが、TOEICではこれらの技能は測定されません。そのため、TOEIC800点という高いスコアを持っていても、IELTSのライティングで意見を論理的に展開する力や、スピーキングで自分の考えを英語で流暢に述べる力は別に鍛える必要があります。留学を考えている方はTOEIC800点の取得と並行してIELTSの4技能対策も行い、IELTS6.5から7.0以上を目指すことをおすすめします。Cambridge IELTSシリーズを活用しながら、英語での読み書きと会話の練習を日常的に取り入れることが大切です。

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