英検準2級はIELTS換算するとどれくらい?英検準2級のレベルと難易度

IELTSコーチ
竹本先生

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【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】

これまで英語資格試験の合格者を多数輩出してきました。当記事では英語資格試験に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

英検準2級のレベルと難易度

英検準2級は、英検の7つの級の中で下から3番目に位置する資格です。文部科学省が定めるCEFRという国際的な英語力基準では、英検準2級はA2レベルに相当すると公式に位置づけられています。

高校中級程度の英語力が求められており、中学校卒業から高校1〜2年生程度の学習量が目安になります。英検準2級に合格するためには、およそ3000語から5000語の英単語を身につけている必要があります。

英検準2級の一次試験の合格率はおよそ30%から35%程度といわれており、受験者の3人に1人程度しか合格できない試験です。二次試験の合格率は80%程度となっているため、一次試験を突破できれば最終合格に大きく近づきます。

英検準2級の試験では、リーディング・ライティング・リスニングの3技能が一次試験で問われ、二次試験ではスピーキングが評価されます。英検準2級は4技能すべてが測定される試験ですが、IELTSと比較するとライティングの難易度はかなり低く設定されています。

英検準2級の筆記試験は約80分で、リスニングは約25分間行われます。問題の内容は日常生活や身近な社会問題に関するテーマが多く、特別な専門知識がなくても解答できる内容がほとんどです。

英検準2級を目指す受験生の多くは中学3年生から高校2年生の学習者ですが、大学受験を目指す高校生にとっても、英語力の基礎を確認するための重要な指標になっています。英検準2級の合格を目指すことで、大学受験に向けた英語学習の土台を固めることができます。

英検準2級はIELTS換算するとどのレベル?

英検準2級とIELTSを換算するとどのくらいのスコアになるのかは、多くの学習者が気になる部分です。英検準2級はCEFR A2レベルに相当し、IELTSのスコアで言うと3.5から4.0程度が目安になります。

IELTSは0から9のバンドスコアで評価されますが、CEFR A2レベルはIELTSで3.5前後に相当するため、英検準2級の実力ではIELTSで高いスコアを取ることは難しい状況です。大学留学や海外進学を目指す場合、IELTSでは一般的に5.5以上が必要とされていることを考えると、英検準2級のレベルはIELTSで求められる水準にはまだ届いていません。

IELTSのバンドスコア3.5から4.0というのは、非常に限られた英語での意思疎通ができる段階を意味しています。日常的な会話で部分的に理解できる程度であり、学術的な文章の読解や高度なリスニングにはまだ対応が難しいレベルです。

英検準2級からIELTSで5.5を取るためには、おおよそCEFR B2レベルまで英語力を引き上げる必要があります。CEFRでいうとA2からB2まで2つのレベルを上げる必要があることからも、英検準2級のレベルとIELTSで留学に必要なスコアの間には大きな差があることがわかります。

一方で、英検準2級で培った語彙力や文法知識はIELTSの学習においても基礎として活かすことができます。英検準2級を取得した後にIELTSの学習を始める場合でも、すでに習得した英語の基礎をベースにスコアアップを目指すことは十分に可能です。

英検準2級とIELTSは試験の形式や問われる能力に大きな違いがあるため、それぞれに対応した対策が必要になります。英検準2級が選択式問題を中心としているのに対して、IELTSはライティングやスピーキングで高度な表現力が求められる試験であるため、英検準2級の合格後にIELTSの対策を始める場合は学習の切り替えが必要です。

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英検準2級のリーディングのレベルと難易度をIELTSと比較

英検準2級のリーディングセクションでは、語彙問題・長文読解・英作文の穴埋め問題などが出題されます。長文の語数は200語から400語程度のものが多く、日常生活や学校生活に関する内容が中心です。英検準2級のリーディングでは選択肢から答えを選ぶ形式が多く、記述問題は少ないため取り組みやすい構成になっています。

IELTSのリーディングセクションと比較すると、英検準2級のリーディングは難易度がかなり低いことがわかります。IELTSのアカデミックモジュールでは、科学・社会・文化などに関する本格的な長文が出題され、語数も400語から900語以上になることがあります。

英検準2級のリーディングで問われる語彙はおおよそ3000語から5000語の範囲であり、中学校の教科書で学ぶ語彙をしっかり習得していれば対応できるレベルです。一方、IELTSのアカデミックリーディングでは、大学レベルの専門的な語彙の知識が必要になります。

英検準2級のリーディングの勉強法として効果的なのは、旺文社が出版している英検準2級の過去問集を繰り返し解くことです。過去問を解くことで出題傾向をつかみ、限られた時間で正確に読み取るスキルを身につけることができます。

IELTSのリーディングに対応するためには、Cambridge IELTSシリーズのような本格的な問題集を使った練習が欠かせません。英検準2級のリーディングで高得点を取れる学習者でも、IELTSのリーディングには別途の対策が必要であることを理解しておきましょう。

英検準2級のリーディングとIELTSのリーディングは、求められる読解スピードも大きく異なります。英検準2級のリーディングは比較的ゆったりとしたペースで読めますが、IELTSでは60分間で3つの長文をすべて読み切る高い処理速度が必要になります。英検準2級を足がかりにして、段階的にIELTSのリーディングに必要な読解力を鍛えていくことが大切です。

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英検準2級のリスニングのレベルと難易度をIELTSと比較

英検準2級のリスニングセクションは、約25分間で第1部から第3部まで行われます。会話文や説明文などが出題され、日常生活の場面を題材としたシンプルな内容が中心です。英検準2級のリスニングでは放送が1回しか流れないため、集中して聴き取る力が求められます。

IELTSのリスニングセクションと比較すると、英検準2級のリスニングは使われる語彙や話すスピードが限定的であることがわかります。IELTSのリスニングでは日常会話から学術的な講義まで幅広い場面が出題され、イギリス英語やオーストラリア英語など様々なアクセントへの対応も必要です。

英検準2級のリスニングで使われる音声は比較的ゆっくりとしたスピードであり、クリアな発音で収録されています。しかし、IELTSのリスニングでは自然なスピードで話される英語を理解する必要があるため、英検準2級のリスニングに比べて難易度がかなり高くなっています。

英検準2級のリスニング対策には、公式のリスニング問題集を使って耳を慣らすことが大切です。旺文社の英検準2級リスニング問題集や、日本英語検定協会が提供する過去問の音声を繰り返し聴くことで、英検準2級のリスニングで求められる聴取力を養うことができます。

IELTSのリスニングに向けてレベルアップを目指す場合は、ネイティブスピーカーが話すポッドキャストや英語の動画を毎日聴く習慣をつけることが効果的です。英検準2級合格後にIELTSの勉強を始める場合は、まずNHK World RadioやBBCのポッドキャストで英語のリスニングに毎日触れることから始めると良いでしょう。

英検準2級のリスニングとIELTSのリスニングの大きな違いは、求められる情報処理の量と速さです。英検準2級のリスニングでは一問一問の情報量が少なく整理しやすいのに対して、IELTSのリスニングでは長い音声から複数の情報を同時に整理しながら答えを見つける力が必要になります。英検準2級のリスニング練習を積み重ねた上で、IELTSに向けた本格的なリスニングトレーニングに移行することが効率的な学習の流れです。

英検準2級とIELTSをCEFRを軸に比較

CEFRはCommon European Framework of Reference for Languagesの略称であり、ヨーロッパで生まれた国際的な英語力の基準となっています。CEFRはA1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階で英語力を評価し、世界中の英語資格試験がこの基準に対応づけられています。

英検準2級はCEFR A2レベルに相当します。A2レベルは、日常的な話題について基本的なコミュニケーションができる段階を指しており、簡単な文章を読み書きできるものの、複雑な表現や抽象的なテーマには対応が難しいレベルです。

IELTSとCEFRの対照では、IELTSのバンドスコア3.5から4.0がCEFR A2レベルに相当します。英検準2級のレベルがIELTS 3.5から4.0程度であることと一致しており、この2つの資格はCEFRを通じて比較することができます。

大学留学に必要とされるIELTSのスコアはB2レベルに相当する5.5以上が一般的な目安です。英検準2級のA2レベルからB2レベルに到達するためには、語彙力を5000語から8000語以上に増やし、リーディングやリスニングの処理速度を大幅に上げる必要があります。

CEFRを軸に英検準2級とIELTSを比較することで、自分の英語力が世界基準のどこに位置しているかを把握できます。大学受験生が英検準2級を取得した後に、次の目標としてIELTSで5.0以上を目指すことは、大学での英語学習や将来の留学を見据えた上で有益な目標の設定です。

英検準2級とIELTSはどちらもCEFRに基づいた評価を行っていますが、試験の構成や評価方法は大きく異なります。英検準2級は一次試験と二次試験に分かれており、日本の英語教育に合わせた内容になっているのに対して、IELTSはリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能をすべて一度の試験で評価する国際的な試験です。英検準2級を基準にIELTSとの差を意識することで、自分の英語力の現在地を正確につかむことができます。

英検準2級は大学の偏差値ではどれくらいのレベル?

英検準2級は大学入試においても活用されていますが、その評価は大学によって大きく異なります。英検準2級を取得していると、一部の私立大学では英語の試験が免除されたり、加点が受けられる場合があります。

偏差値で見ると、英検準2級は偏差値45から50程度の大学の入学レベルに相当するといわれています。具体的には偏差値50以下の大学では英検準2級を取得していることで英語試験の免除や優遇が受けられるケースが多く、大学受験における英語対策の一つとして活用できます。

一方、偏差値55以上の大学を目指す受験生にとっては、英検準2級よりも高い英語力が求められます。英検2級(CEFR B1)や英検準1級(CEFR B2)を取得していることが、偏差値60以上の上位大学では英語力の証明として評価されやすい傾向があります。

英検準2級を大学受験に活かすためには、出願前に志望大学の入試要項を確認し、英検の活用制度を調べることが大切です。英検準2級の資格が入試で使える大学を探しながら、同時に英語力をさらに伸ばしてIELTSや英検2級の取得を目指すことが、受験戦略として効果的です。

共通テストの英語の難易度と比較すると、英検準2級は共通テスト英語の平均的な難易度よりもやや低いレベルに位置しています。共通テストで高得点を目指す受験生は、英検準2級の合格後に英検2級や準1級の学習に進むことで、共通テスト英語の得点力向上につながります。

英検準2級の取得は大学受験において一定の評価を受けますが、難関大学を目指す受験生にとってはIELTSのスコアや英検準1級・1級の取得がより高い評価につながります。自分が目指す大学の基準に合わせて、英検準2級をステップとして活用し、さらに高い英語資格の取得を目標に設定することが大切です。

英検準2級はすごい?すごくない?

英検準2級が高く評価されるかどうかは、誰と比較するかによって大きく変わります。中学生の段階で英検準2級に合格していれば、それは非常に高い評価につながります。一方で、高校3年生や大学受験直前の段階では、英検準2級よりも上の資格を目指すことが多くの大学で求められています。

英検準2級はCEFR A2レベルであり、世界基準で見ると基礎的な英語力を持っている段階です。日本の英語教育の中では中学校の学習範囲をしっかりと習得したことの証明になりますが、グローバルなビジネスや留学においてはまだ発展途上のレベルです。

英検準2級を取得した時点でIELTSを受験すると、バンドスコアは3.5から4.0程度になることが多いです。IELTSで留学先の大学が求めるスコアに届くためには、さらに多くの学習の積み重ねが必要です。この意味で、英検準2級はゴールではなく、さらに高い英語力を目指すためのスタートラインと捉えることができます。

英検準2級を高く評価できる場面の一つは、英語を苦手としている高校生にとって合格がいかに難しいかという点です。英検準2級の一次試験合格率は約30%から35%程度であり、受験者の7割近くは不合格になっています。この数字を見ると、英検準2級の合格は決して簡単なことではないことがわかります。

日本の大学生や社会人の多くが英語を苦手としている現状を考えると、英検準2級を取得していることは一定の英語力の証明として評価されます。ただし、英語を将来の仕事や留学で本格的に使いたいと考えている場合は、英検準2級に留まらずIELTSや英検2級・準1級の取得を目指すことが重要です。

英検準2級の価値を最大限に活かすためには、取得をゴールにするのではなく、次のステップに向けた動機づけとして捉えることが大切です。英検準2級の合格後にIELTSの学習を始める、または英検2級の勉強に進むことで、英語力を継続的に高めていくことができます。

英検準2級とCEFRを軸に他の英語資格と徹底比較

CEFRを基準とすると、英検準2級はA2レベルに位置しています。同じA2レベルに相当する英語資格としては、TOEICスコアで220から270点程度、TOEFLiBTで42から71点程度が挙げられます。IELTSではバンドスコア3.5から4.0程度が英検準2級と同じA2レベルに相当します。

英検2級はCEFR B1レベルに相当し、TOEICスコアで470から600点程度、IELTSで4.0から5.0程度に相当します。英検準2級からひとつ上の英検2級に合格するためには、大幅に語彙力と読解力を高める必要があります。英検準2級を起点として、英検2級の合格を次の目標に定めることが英語力向上の王道ルートです。

英検準1級はCEFR B2レベルに相当し、IELTSで5.5から6.5程度のスコアに相当します。英検準1級は日本の大学入試や就職活動においても高い評価を受ける資格であり、取得するためには英検準2級から大きな学習量の積み上げが必要です。

英検1級はCEFR C1レベルに相当し、IELTSで7.0以上のスコアに相当します。英検1級に合格している人はネイティブスピーカーに近い英語力を持っていると評価され、通訳や翻訳などの専門職でも活用できる資格です。

CEFRを軸に見ると、英検準2級はこれらの上位資格と比べてまだ基礎的なレベルにあることがわかります。しかし、英検準2級の取得は英語学習のモチベーションを高め、英検2級やIELTSの学習に向けた足がかりとなる重要な資格です。

英検準2級と他の英語資格を比較する際には、それぞれの資格が何を測定するのかを理解することが大切です。IELTSは4技能をすべて測定する試験であり、日本の大学入試だけでなく海外留学にも広く活用されています。英検準2級からIELTSの学習に移行することで、より国際的に通用する英語力を身につけることができます。

まとめると、英検準2級はCEFR A2に相当し、TOEICで220から270点、IELTSで3.5から4.0、TOEFLiBTで42から71点と同等の水準です。英検2級(B1)はTOEIC470から600点、IELTS4.0から5.0、英検準1級(B2)はTOEIC730から860点、IELTS5.5から6.5、英検1級(C1)はTOEIC860点以上、IELTS7.0以上と対応しており、英検準2級はこれらの出発点に位置する資格です。

英検準2級とIELTSに関するよくある質問

英検準2級を持っていればIELTSは免除されますか?

IELTSは英検準2級を持っていても免除されません。IELTSと英検は別々の団体が実施している独立した試験であり、一方の資格でもう一方が免除されることはありません。留学先の大学や機関が求める場合は、英検準2級の資格があってもIELTSのスコアを別途取得する必要があります。

英検準2級からIELTSの学習を始める場合、どのくらいの期間が必要ですか?

英検準2級のレベルからIELTSで5.5を取得するためには、毎日2時間の学習を続けた場合でも1年から1年半程度の期間が目安になります。英検準2級はCEFR A2レベルに相当しており、IELTSで5.5を取るために必要なB2レベルに到達するためには相当な語彙力と4技能の総合的な強化が必要です。英検2級に合格するための学習を積み重ねながら並行してIELTSの対策に取り組むことが、効率的な学習の流れです。

英検準2級の合格率はどのくらいですか?

英検準2級の一次試験の合格率はおよそ30%から35%程度とされています。二次試験の合格率は80%程度であるため、一次試験に合格できれば高い確率で最終合格を目指せます。英検準2級は難易度が低く見られることもありますが、実際には受験者の多くが不合格になる試験です。

英検準2級とIELTSの勉強を同時に行うことはできますか?

英検準2級とIELTSを同時に勉強することは可能ですが、それぞれの試験に対応した対策が必要なため、どちらかに集中した方が効率的です。英検準2級の合格を先に目指してから、取得後にIELTSの学習に移行するという段階的な学習が多くの受験生にとって取り組みやすいアプローチです。ただし、IELTSの受験が近い場合は同時並行で対策することも選択肢に入ります。

英検準2級を持っていると大学受験で有利になりますか?

英検準2級を持っていることで有利になる大学は存在しますが、その度合いは大学によって異なります。偏差値50以下の大学では英検準2級で英語試験の免除や加点が受けられるケースがありますが、偏差値60以上の上位大学では英検2級や準1級が求められることが多いです。志望大学の入試要項を確認し、英検準2級がどのように活用できるかを事前に調べておくことが大切です。

英検準2級に合格するためのおすすめの教材はありますか?

英検準2級の合格を目指す場合は、旺文社の英検準2級過去問集と単語帳の組み合わせが定番の学習法です。語彙力強化には旺文社の英単語帳でA2レベルの語彙を確実に習得し、過去問で出題形式に慣れることが合格への近道です。IELTSの学習を見据えている場合は、英検準2級合格後にCambridge IELTSシリーズを使った4技能の練習に移行することをすすめます。

英検準2級とIELTSのどちらを先に取得すべきですか?

大学受験を目前に控えている受験生は英検準2級を先に取得することをすすめます。英検は日本の大学入試で広く活用されており、英検準2級の合格が入試での英語免除や加点につながる場合があります。一方、留学や海外進学を将来的に考えている場合は、英検準2級の取得後にIELTSの学習に移行することで、グローバルに通用する英語力の証明を目指すことができます。

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