
【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】
これまでTOEIC800点の合格者を多数輩出してきました。当記事では社会人がTOEIC800点に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。社会人の生活スタイルに合った学習スケジュールや参考書選びも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
期間別に社会人におすすめのTOEIC800点取れる勉強法
社会人がTOEIC800点を目指す場合、仕事との両立という現実的な制約の中でどのように学習を進めるかが最大のポイントになります。
TOEIC800点社会人として結果を出すためには、全パートを均等に勉強しようとするのではなく、点数が取りやすいパートを戦略的に選んで集中する方法が有効です。
TOEIC L&Rの全国平均スコアはおよそ615点とされています。そのため800点はスコアのおよそ上位20%に入るレベルであり、正しい勉強法と戦略なしには達成が難しい目標です。
社会人向けの3ヶ月でTOEIC800点取れる勉強法
TOEIC800点社会人を3ヶ月で達成するためには、最初の1ヶ月で語彙とリスニングの基礎固め、2ヶ月目でリスニングPart3とPart4およびリーディングPart5の対策、3ヶ月目で長文読解と模試演習という流れが効果的です。
最初の1ヶ月は、TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(通称:金フレ)を使って1日150語から200語を高速で回します。1単語に5秒以上かけず、知っているか知らないかを素早く判断していくのがコツです。
800点に必要な語彙数はおよそ8000語以上とされていますので、既存の語彙力から逆算して何語追加で覚える必要があるかを把握したうえで学習計画を立てましょう。
リスニングについては、最初の1ヶ月はPart1とPart2に集中します。1日5問から10問を解いたあと、スクリプトを見ながら音声と同じスピードで音読する練習を1問につき5回から7回行いましょう。
1日の合計音読回数として25回以上を目標にすると、1ヶ月後には英語の処理スピードが大きく上がっているはずです。
2ヶ月目からは、Part3とPart4の先読みテクニックを習得します。音声が流れる前に設問を読んでおき、何を聞くべきかを頭に入れてから聴くことで正答率が大きく変わります。
例えば「What does the woman suggest the man do?」という設問があれば、女性の発言に集中して聞く必要があるとわかります。「Where does the conversation most likely take place?」であれば、場所を示すキーワードに注意して聞けばよいとわかります。
このように、設問を先読みするだけで正解に必要な情報を絞り込むことができます。
リーディングのPart5は2ヶ月目から1日15問から30問を解き、品詞問題、時制、接続詞と前置詞の識別という頻出パターンを意識します。1問あたり15秒から20秒以内で解く練習を繰り返しましょう。
3ヶ月目は公式問題集を使って本番形式の模試を複数回実施します。リーディングの理想的な時間配分はPart5を10分以内、Part6を8分以内、Part7を57分前後です。
この時間配分が体に染み込むまで、何度も本番形式で解く練習をしましょう。3ヶ月目の終わりには、苦手パートの集中対策も忘れずに行ってください。
社会人向けの2ヶ月でTOEIC800点取れる勉強法
TOEIC800点社会人を2ヶ月で達成するためには、語彙とリスニング基礎固め、そしてPart5の即答力の3点に絞ることが重要です。
2ヶ月プランでは、1ヶ月目に金フレを使って1日200語から250語のペースで回し、リスニングPart1とPart2の音読演習に1日1時間を確保します。
特にPart2は短期間で点数が伸びやすいパートです。疑問詞の種類(When、Where、Who、How、Whyなど)を最初の1語で聞き取り、それに合った答えを選ぶ練習を繰り返しましょう。
間接的な返答パターン、例えば「Would you like to join us for lunch?」に対して「I have a meeting until 2 PM.」のような直接的ではない返答が正解になるケースにも慣れておく必要があります。
2ヶ月目はPart5の高速化とPart3とPart4の先読みテクニックの定着が目標です。Part5は1問15秒以内で解けるようになるまで反復練習を行います。
リーディングの時間配分の目安として、Part5を10分、Part6を8分、Part7を57分と設定して模試を解く練習をしましょう。2ヶ月目の最後の2週間は、毎週1回は公式問題集でフルテスト演習を行うことをおすすめします。
社会人向けの1ヶ月でTOEIC800点取れる勉強法
1ヶ月でTOEIC800点社会人として結果を出すには、リスニングとリーディングのどちらが伸びやすいかを自分で見極め、そこに集中投資することが唯一の近道です。
リスニングが得意な場合はPart1とPart2の音読演習を毎日30分行い、1日10問解いて各問を5回音読します。
リーディングが得意な場合はPart5を毎日30問解き、品詞問題と接続詞と前置詞の識別パターンを完全に習得することに集中します。
単語については金フレを1日200語高速で見ながら、ビジネス語彙の会議、出張、人事、財務などのカテゴリを優先的に覚えていきましょう。1ヶ月という短い期間でも、毎日の積み重ねによってPart5の正答率とリスニング処理速度は必ず上がります。
社会人におすすめのTOEIC800点取れるリスニング勉強法
TOEIC800点社会人がリスニングで高得点を取るためには、音声を聞き取る力だけでなく、英語を処理するスピードを上げることが最も重要です。
人間は自分が音読できるスピードよりも速い音声は聞き取れません。そのため、リスニング力を鍛えるには、まず自分の音読スピードを上げることが先決です。
Part1(写真描写問題)では、人物の動作や物の位置、状態を表す表現を覚えることが基本です。例えば「A woman is examining a document.(女性が書類を確認しています)」や「Several chairs are arranged around a table.(複数の椅子がテーブルの周りに並んでいます)」のような描写文が出題されます。
受動態のis being repairedと現在完了のhas been placedの使い分けに注意して聞く練習をしましょう。Part1は6問と問題数が少ないですが、確実に全問正解を狙えるパートですので丁寧に対策してください。
Part2(応答問題)は最も短期間で伸びやすいパートです。例えば「When will the annual report be submitted?(年次報告書はいつ提出されますか)」という質問に対して、時間や日付を含む答えが正解になります。
質問文の最初の1語から2語を絶対に聞き逃さないことが、Part2攻略の最大のコツです。Whenなら時間や日程、Whereなら場所、Whoなら人物、Whyなら理由が答えの中心になります。
Part3(会話問題)とPart4(説明文問題)では先読みが命です。例えば「次の会話を聞いて設問に答えてください。設問:What problem does the woman mention?(女性はどんな問題に言及していますか)」という問題では、音声が流れる前に設問を読み、女性の発言に注意して聞く準備をしておきます。
Part4では「What is the purpose of the announcement?(このアナウンスの目的は何ですか)」「Who most likely is the speaker?(話し手はおそらく誰ですか)」といった設問が典型的です。
場所、話者、目的、次の行動の4点を意識して聞くと正答率が大きく上がります。
勉強法の基本は、1日5問から10問を解いて、各問に対してスクリプトを見ながら音声と同時に5回から7回音読することです。1ヶ月続けると音声が遅く感じられるようになり、それがリスニング力向上のサインです。
音読の際に音声と同じスピードでスクリプトを読み切れるようになれば、本番では音声を聞きながら選択肢を読む余裕が生まれます。この状態になって初めて、先読みテクニックが最大限に機能するようになります。
社会人におすすめのTOEIC800点取れるリーディング勉強法
TOEIC800点社会人がリーディングで安定した得点を出すためには、Part5を素早く解く力と、Part7で設問の根拠を素早く見つける力が必要です。
Part5(短文穴埋め問題)では例えば「The ——- of the new policy was delayed due to budget constraints.(新しい方針の実施は予算上の制約により延期されました)」という問題の場合、空欄の前に冠詞のtheがあり後ろに前置詞句が来ることから名詞が入ると判断できます。
品詞問題はこのように文の構造だけで解けることが多く、意味を全部取らなくても正解できます。800点レベルになると語彙問題の難度も上がるため、ビジネス語彙を文脈の中で覚えておくことが大切です。
1問15秒から20秒以内という解答スピードを目標として、TOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問(通称:でる1000)を活用した反復演習をおすすめします。
Part6(長文穴埋め問題)では、文脈を見ないと解けない文挿入問題が特に重要です。「However(しかしながら)」「Therefore(したがって)」「In addition(さらに)」「As a result(その結果)」などの接続表現の前後関係を読み取って選ぶ問題が頻繁に出ます。
空欄のある1文だけを見るのではなく、前後2文から3文を必ず読む習慣をつけましょう。
Part7(読解問題)は設問を先読みしてから本文を読む方法が効果的です。例えば「What is suggested about the company’s new product?(会社の新製品について何が示唆されていますか)」という設問では、本文の表現を言い換えた選択肢が正解になることがほとんどです。
設問を先に読んでから「何を探せばよいか」を決めて本文を読むことで、全文を精読せずに効率よく根拠を見つけることができます。
複数文書問題では一方の文書と他方の文書の情報を組み合わせて答えを導くクロスリファレンス問題が頻出します。例えばメールとスケジュール表の2文書が出た場合、メールに記載された変更依頼とスケジュール表の日程を照らし合わせて答えを出すパターンです。
本文と選択肢の言い換えパターンを意識した復習を毎回必ず行いましょう。
社会人におすすめのTOEIC800点取れるライティングの勉強法
TOEIC SW(Speaking & Writing)のWriting試験においてTOEIC800点社会人として高スコアを目指すためには、ビジネスメールの形式に慣れ、英文の構成力を高めることが必要です。
TOEIC SWのWritingテストは写真描写、メール返信、エッセイライティングの3種類で構成されています。特にメール返信と意見論述は練習量が得点に直結します。
メール返信問題では、ビジネスメールの定型表現を覚えることが重要です。「I am writing in response to your inquiry about our products.(弊社製品に関するお問い合わせへの返信としてご連絡いたします)」や「Please let me know if you have any further questions.(ご不明点がございましたらお知らせください)」のような表現を使いながら、相手の質問に対して具体的かつ簡潔に返答する練習をしましょう。
勉強法としては、1日1題のメール返信練習が効果的です。自分が書いた英文を文法チェックツールで確認し、より自然な表現に修正するというサイクルを繰り返します。
意見論述問題では、序論でテーマと自分の立場を明確に述べ、本論で具体的な理由を2点から3点挙げ、結論でまとめるという構成を体に染み込ませましょう。1文を25語から40語程度にまとめ、難しい単語よりも正確で読みやすい英文を心がけることが高得点への近道です。
TOEIC800点社会人としてWritingの力を上げるためには、毎日少しでも英文を書く習慣が重要です。仕事の中で英文メールを書く機会がある場合は、それ自体がライティング練習になりますので積極的に活用してください。
社会人におすすめのTOEIC800点取れる面接とスピーキングの勉強法
TOEIC SWのSpeakingテストでTOEIC800点社会人レベルのスコアを得るためには、発音の明瞭さと英語の処理速度を高めることが基本になります。
TOEICのスピーキングテストは音読問題、写真描写、質問への応答、意見陳述の4種類で構成されています。社会人がとくに苦戦しやすいのが、即興で意見を述べる意見陳述問題です。
音読問題では、正確な発音よりも自然なイントネーションとリズムが評価に影響します。リスニングの音読練習で英語のリズムに慣れておくことが、スピーキングの土台にもなります。
質問への応答問題では例えば「What do you think is the most important quality for a good leader?(優れたリーダーに最も重要な資質は何だと思いますか)」のような問いに対して、15秒の準備時間で答えを組み立て、30秒以内に話す練習が必要です。
意見陳述問題の対策としては、毎日1テーマについて英語で30秒話す練習を続けることが効果的です。スマートフォンで自分の音声を録音して聞き返すことで、発音やリズムの課題が見つかります。
TOEIC800点社会人としてスピーキングを伸ばすには、アウトプットの量が直接スコアに反映されます。1日15分でも声を出す習慣をつけることが、短期間での上達につながります。
社会人におすすめのTOEIC800点取れる単語の覚え方
TOEIC800点社会人が必要とする語彙数はおよそ8000語以上とされています。現在の語彙力から逆算して、どれだけ単語を追加する必要があるかを把握したうえで学習計画を立てましょう。
おすすめの教材は金フレです。TOEIC頻出の1000語がビジネスシーンごとに整理されており、効率よく覚えられます。社会人の場合は1日150語から200語を目安に高速で回すことをおすすめします。
1単語に5秒以上かけず、知っているか知らないかを素早く判断していくだけで構いません。1冊の単語帳を最低7周すると約8割の単語が定着するとされていますので、何度も同じ単語帳を繰り返すことが大切です。
覚える際には単語単体ではなく、フレーズや例文とセットにすることが重要です。例えばrevenueという単語はquarterly revenueやrevenue growthといった表現で覚えると、リスニングでもリーディングでも素早く反応できるようになります。
社会人に特有の語彙として、会議関連のagenda、minutes、adjourn、財務関連のbudget、invoice、revenue、人事関連のpromote、resign、hire、出張関連のitinerary、reimburse、accommodationなどをカテゴリごとにまとめて覚えると記憶への定着率が高まります。
通勤時間や昼休みといったスキマ時間を活用して、1日3回から5回に分けて単語を確認する分散学習が最も効率的です。朝に50語、通勤中に50語、夜に100語というように1日200語ペースで進めると、1ヶ月で約6000語に接することができます。
このように短時間を何度も繰り返す分散学習は、1回にまとめて覚えようとするよりも記憶への定着率がはるかに高いとされています。TOEIC800点社会人として語彙力を効率よく伸ばすために、毎日のスキマ時間を最大限に活用しましょう。
社会人におすすめのTOEIC800点取れる英文法の勉強法
TOEIC800点社会人がリーディングで安定した点数を取るためには、英文法をゼロから勉強し直すのではなく、TOEIC頻出の文法パターンを集中的に覚えることが最も効率的です。
TOEICのPart5に出る文法問題は出題パターンが非常に限られています。選択肢を見るだけで何が問われているかを瞬時に判断できるようになることが目標です。
品詞問題では選択肢がcareful、carefully、carefulness、caringのように同じ語根の派生語で並んでいます。空欄の前後の品詞関係だけで解けるので、文の意味を全部取る必要がありません。
接続詞と前置詞の識別問題では、althoughやdespite、because of、duringのような選択肢が並びます。空欄の後ろに主語と動詞がある節であれば接続詞、名詞だけの句であれば前置詞を選びます。
時制問題では現在形、過去形、現在完了、未来形の使い分けが問われます。文中の時制を表すヒント、例えばyesterdayやalready、next weekなどのキーワードを見つける練習をしましょう。
800点レベルで特に注意が必要な文法事項は、仮定法、関係代名詞の限定用法と非限定用法の区別、前置詞句の慣用表現です。TOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問(でる1000)を使って、これらのパターンを反復演習することをおすすめします。
1日30問を時間を測って解き、復習では正解した問題も含めて「なぜその選択肢が正解なのか」を確認することが大切です。でる1000は1000問の演習量でPart5の全頻出パターンを網羅できるため、TOEIC800点社会人を目指す方には必携の参考書です。
社会人がTOEIC800点を短期間で取るコツ
TOEIC800点社会人が短期間でスコアアップするための最大のコツは、全パートを完璧にしようとしないことです。
800点を取るためには、各パートで満点を取る必要はありません。リスニングで400点以上、リーディングで400点前後を目指すことで合計800点に届きます。
そのためには、まずどのパートが自分にとって伸びやすいかを見極めることが重要です。現在のスコアを確認して、リスニングとリーディングのどちらが弱いかを把握してから、弱いほうに学習時間を多く配分しましょう。
短期間での得点アップに最も効果的なのは、Part5の高速化です。Part5で1問あたり10秒から15秒で解けるようになると、Part7に使える時間が大幅に増え、リーディング全体のスコアが上がります。
リスニングでは、Part1とPart2の音読練習が最もコスパが高い勉強法です。1日15分から30分の音読を毎日続けるだけで、2週間後には英語の処理スピードが上がっていることを実感できるはずです。
TOEIC800点社会人として結果を出すためには、1日の勉強時間が30分しか取れない日でも単語の確認とリスニング音読だけは欠かさないという習慣が長期的なスコアアップをつくります。毎日英語に触れることをやめないことが、最大の近道です。
社会人がTOEIC800点を短期で達成するための勉強法のポイント
TOEIC800点社会人として短期間で目標を達成するためには、勉強の質と戦略が勉強時間と同じくらい重要です。
1つ目のポイントは、模試を解いた後の復習に十分な時間をかけることです。公式問題集を1セット解いたら、最低でも30分は復習に使いましょう。間違えた問題の原因を単語不足、処理スピード不足、テクニック不足の3つに分類して対策を立てることが大切です。
2つ目のポイントは、苦手パートを特定して集中的に対策することです。Part別の正答率を毎回記録することで、どこに時間を投資すべきかが明確になります。
3つ目のポイントは、本番と同じ時間設定でフルテスト演習を週1回行うことです。リスニング約45分とリーディング75分の合計約2時間で通して解く経験を積んでおかないと、本番で時間配分が乱れてしまいます。
4つ目のポイントは、スキマ時間の活用を最大化することです。通勤中に金フレで単語確認、昼休みにリスニング音読、帰宅後にPart5演習という流れをルーティン化できると、平日でも1日1時間から1時間半の学習時間を確保できます。
TOEIC800点社会人を目指す多くの方が、勉強を始めてから最初の1ヶ月で大きくスコアが伸びます。それは語彙力と音読スピードが同時に上がるためです。焦らず毎日続けることが最大の近道です。
社会人のTOEIC800点の合格率(突破率)
TOEIC L&Rは合格と不合格がない試験ですが、800点以上のスコアを取得している受験者の割合を突破率として見ると、全受験者のおよそ15%から20%程度とされています。
つまりTOEIC800点社会人というのは、受験者全体の上位5人に1人から6人に1人に入るレベルです。決して誰でも簡単に取れるスコアではありませんが、正しい勉強法を継続すれば到達できる目標でもあります。
2024年度のTOEIC L&Rの全国平均スコアはおよそ615点とされています。800点を取るためには、平均よりも185点以上高いスコアが必要ということになります。
社会人の受験者の中では、営業職や管理職、グローバル案件を担当する職種の方がTOEIC800点を目標に設定することが多く、昇進や海外赴任の要件として800点が設定されている企業も少なくありません。
スコア別の学習時間の目安として、600点から800点への到達には追加で300時間から400時間の学習が必要とされています。1日1時間の学習を毎日続けた場合、10ヶ月から13ヶ月かかる計算になります。
1日2時間確保できれば5ヶ月から7ヶ月程度が現実的な目安です。ただし、現在のスコアや語彙力の状況によって個人差があります。600点台から800点を目指す方と、700点台から800点を目指す方では必要な学習内容も期間も異なりますので、自分の現状を正確に把握してから学習計画を立てましょう。
社会人がTOEIC800点を取る難易度
TOEIC800点社会人として目標を達成するための難易度は、現在のスコア帯によって大きく異なります。
現在500点台の方が800点を目指す場合は、語彙力、文法知識、リスニング処理速度のすべてを底上げする必要があるため、6ヶ月から12ヶ月の継続的な学習が必要です。
現在600点台の方は、語彙と基礎文法の土台はある程度できているため、リスニングの先読みテクニックとPart5の高速化、Part7の時間配分を集中的に鍛えれば3ヶ月から6ヶ月でのスコアアップが現実的です。
現在700点台の方が800点を目指す場合は、苦手パートの精度を上げることと、Part7を最後まで解き切る時間配分の最適化が主な課題です。1ヶ月から3ヶ月での到達も十分可能です。
TOEIC800点社会人として特に難しいのは、リーディングセクションで400点近くを取ることです。Part7を全問解き切り、かつ高い正答率を維持するためには、語彙力、読解スピード、設問への慣れが同時に必要です。
仕事をしながら800点を目指す社会人にとって、勉強時間の確保自体が難関のひとつです。1日の中でスキマ時間を最大限に活用し、休日の学習時間で演習量を補うという現実的な学習設計が、継続と達成の鍵になります。
よくある質問
TOEIC800点は社会人が短期間で取れますか
TOEIC800点社会人として短期間でスコアを達成できるかどうかは、現在のスコア帯と確保できる学習時間によって大きく異なります。
700点台の方であれば、正しい勉強法で1日1時間から2時間の学習を2ヶ月から3ヶ月続けることで800点に到達するケースが多くあります。
600点台からのスコアアップの場合は、語彙力の底上げとリスニング処理速度の向上に時間がかかるため、4ヶ月から6ヶ月を見込んでおくのが現実的です。
短期間で結果を出すためには、全パートを均等に勉強するよりも自分にとって伸びやすいパートに集中投資することが最大のポイントです。特にPart5の文法問題は、出題パターンを覚えることで短期間でも正答率と解答スピードが大きく改善します。
リスニングではPart1とPart2の音読練習を毎日15分から30分続けるだけで、2週間後には英語の処理スピードが向上していることを実感できます。まずは自分の現在のスコアと弱点を正確に把握し、そこから逆算した学習計画を立てることが短期達成への第一歩です。
社会人がTOEIC800点を取るには1日何時間勉強すればいいですか
TOEIC800点社会人として仕事をしながら目標を達成するためには、平日は最低1時間、休日は2時間から3時間の学習時間を確保することが目安です。
平日の通勤時間(往復30分から1時間)を金フレでの単語確認に使い、帰宅後に30分のリスニング音読またはPart5演習をするだけで平日1時間の学習を達成できます。
休日には公式問題集を使った模試演習と復習に2時間から3時間をあてましょう。
600点から800点へのスコアアップには300時間から400時間の学習が必要とされています。1日1時間なら約10ヶ月から13ヶ月、1日1時間半なら約7ヶ月から9ヶ月が目安です。
週末に集中して学習時間を積み上げる方法も有効で、土日に3時間ずつ確保できれば週合計で12時間から14時間になり、かなり短期間での達成が見込めます。
大切なのは毎日何かしら英語に触れる習慣を続けることで、ゼロの日をつくらないことがスコアアップの継続につながります。たとえ5分しか取れない日でも、単語帳を数ページめくるだけでも英語に触れることを習慣にしてください。
社会人がTOEIC800点を目指すとき一番おすすめの参考書はどれですか
TOEIC800点社会人に最もおすすめの参考書はTOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズです。TOEIC頻出の語彙がビジネスシーンごとに整理されており、コンパクトなサイズで通勤中でも使えます。
文法問題の対策にはTOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問が定番で、1000問の演習量でPart5の全頻出パターンを網羅できます。
本番形式の演習には公式TOEIC Listening & Reading 問題集が必須です。本番と同クオリティの問題は公式問題集だけで体験できるため、最低2冊から3冊はそろえておきましょう。
800点以上を本格的に目指す方にはTOEICテスト 990点 新・全方位シリーズ(ジャパンタイムズ出版)もおすすめです。リスニング、リーディング、文法と語彙の3冊構成で、弱点診断から高負荷トレーニング、総仕上げ模試という3段階で徹底的に鍛えられます。
自分の現在のスコア帯に合わせて、まず金フレと公式問題集からスタートし、700点台に到達したら新・全方位シリーズに移行するという順序が効果的です。いきなり難易度の高い教材に手を出すよりも、自分のレベルに合った教材から確実に習得していくことが近道です。
社会人がTOEIC800点を取るためにどのパートから勉強を始めればいいですか
TOEIC800点社会人として最初に取り組むべきパートは、現在の弱点パートと最も短期間でスコアが伸びやすいパートの2軸で考えることをおすすめします。
多くの社会人にとって最初に着手すべきはPart5の文法問題と単語学習です。Part5は出題パターンが決まっているため、パターンを覚えることで短期間でも正答率と解答スピードが大きく改善します。
Part5の解答速度が上がると、Part7に充てられる時間が増えてリーディング全体のスコアが連動して上がります。
リスニングではPart1とPart2から始めることをおすすめします。問題文が短くシンプルなため、音読練習の効果が出やすく、短期間で処理スピードが上がります。
Part3とPart4は先読みのテクニックが必要なため、Part1とPart2の音読でリスニングの処理速度をある程度上げてから取り組む方が効率的です。
現在のパート別スコアを確認し、特に弱いパートが明確になったらそこへ学習時間の60%以上を集中投入する戦略が、TOEIC800点社会人への最短ルートです。全部のパートを満遍なく勉強するよりも、集中と割り切りがスコアアップを加速させます。
社会人がTOEIC800点を目指す場合シャドーイングはどのくらいやればいいですか
TOEIC800点社会人がリスニングスコアを高めるためにシャドーイングは効果的ですが、やり方と量が重要です。シャドーイングとは英語音声を聞きながら0.5秒から1秒遅れで声に出して真似をするトレーニングで、リスニングの処理速度を上げる効果があります。
1日の目安としては、1問につき5回から7回のシャドーイングを3問から5問行うことで、1日合計15回から35回の反復練習が達成できます。
最初からシャドーイングを行うのではなく、まずスクリプトを見ながら音声と同時に音読する練習を5回から7回行い、スクリプトなしでシャドーイングできるようになってから徐々に移行しましょう。
社会人の場合は毎日まとまった時間を取れないことが多いため、通勤中のイヤホンを使った聞き流しと、帰宅後の10分から15分の音読またはシャドーイングを組み合わせる方法が現実的で続けやすいです。
週に3日から4日、1回15分のシャドーイングを継続するだけで1ヶ月後には英語の処理スピードと聞き取り精度の向上を実感できます。大切なのは完璧を目指すよりも毎日続けることですので、短時間でも英語の音声に声で反応する習慣を積み上げていきましょう。





