
【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】
これまでTOEIC700点の合格者を多数輩出してきました。当記事ではTOEIC700点に短期間で合格するための効果的な勉強法とスケジュールを具体的に解説します。参考書の選び方から毎日の学習計画まで詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
いきなり最終結論!短期間でTOEIC700点を取れるおすすめ勉強法4選
短期間でTOEIC700点を取るために最も効果的な勉強法は4つあります。
1つ目は、TOEIC頻出単語を毎日高速で繰り返す単語学習です。2つ目は、リスニングの音読トレーニングで英語の処理速度を引き上げることです。3つ目は、Part5の文法パターンを覚えて素早く解けるようにすることです。4つ目は、本番と同じ時間設定で模試を解き切る練習を積み重ねることです。
TOEIC700点という目標は、全国平均スコアが約615点であることを踏まえると、平均より少し上のスコアになります。正しい勉強法で3ヶ月間継続して取り組むことができれば、短期間でTOEIC700点に到達することは十分に現実的な目標です。ただし、やみくもに勉強するのではなく、効率的な戦略が何よりも重要になります。
短期間でTOEIC700点を達成するためのカギは、すべてのパートを完璧にしようとしないことです。得点を取りやすいパートで確実に点数を稼ぎ、苦手なパートでは最低限の得点を確保するという戦略が、短期間でのスコアアップを実現するうえで欠かせません。特に、リスニングではPart1とPart2の合計31問で高い正答率を目指すことと、リーディングではPart5の30問を素早く処理することが、短期間でTOEIC700点取得に直結します。
現在のスコアが600点台の方であれば、弱点パートを1つに絞って集中的に対策するだけでも700点に届く可能性があります。500点台の方は、単語力の強化と音読トレーニングを組み合わせた3ヶ月プランで、着実にスコアを伸ばしていきましょう。短期間でTOEIC700点を狙うにあたって、まず自分の現在のスコアをしっかり把握することが出発点になります。
TOEIC700点を短期間で取れる理想の勉強スケジュール
短期間でTOEIC700点を達成するための最もバランスのよい計画は、3ヶ月間のスケジュールです。最初の1ヶ月で土台作りを行い、2ヶ月目で各パートの精度を高め、3ヶ月目で本番形式の演習に集中するという流れが理想的です。毎日の学習時間は2時間から3時間を目安にしましょう。
1ヶ月目:単語とリスニング基礎を固める
短期間でTOEIC700点を目指す最初の1ヶ月は、単語学習とリスニングのPart1、Part2に集中することが最優先事項になります。単語については、TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(通称:金フレ)を使い、1日100語から200語を高速で回していきましょう。1単語に5秒以上かけず、知っているか知らないかを素早く判断するだけで十分です。
朝に50語、通学や通勤の時間に50語、夜に100語というペースで進めると、1日200語を無理なくこなせます。この方法で金フレを7周以上繰り返すと、収録単語の8割程度が定着することが確認されています。1ヶ月目の目標は、金フレの前半600語から800語をしっかり定着させることです。
リスニングはPart1とPart2に絞って対策します。1日5問から10問を解いた後、必ずスクリプトを見ながら音声と同じスピードで5回から7回音読する練習を行います。この音読トレーニングが、短期間でTOEIC700点を取るためのリスニング力の土台になります。
2ヶ月目:全パートの演習量を増やす
2ヶ月目からは、リスニングではPart3とPart4の対策を始め、リーディングではPart5とPart6に取り組みます。単語学習は引き続き1日150語程度のペースで続け、ビジネス語彙を中心に覚えていきましょう。会議、出張、人事、財務、契約などのビジネス場面に出てくる語彙が特に重要です。
Part3とPart4では、音声が流れる前に設問を先読みする習慣をつけることが最重要です。先読みで何を聞かれるのかを把握してから音声を聞くことで、正答率が大きく変わります。リーディングのPart5は1問20秒以内を意識して解く練習を毎日30問行いましょう。
3ヶ月目:模試演習で時間配分を仕上げる
3ヶ月目は、公式TOEIC Listening and Reading 問題集を使って本番と同じ時間設定での演習を行います。リスニング約45分、リーディング75分の合計約2時間を通しで解く経験を積み、本番での時間感覚を体に叩き込みましょう。苦手なパートが明確になったら、そこだけを集中的に対策します。
3ヶ月目の単語学習は、1日100語程度に量を減らして継続します。Part5の正答率が8割を超えている場合は時間を圧縮し、模試の復習に充てる時間を増やしましょう。短期間でTOEIC700点を達成するためには、この最後の1ヶ月で弱点パートを潰しきることが非常に重要です。
TOEIC700点を短期間で取れるリスニング勉強法
TOEIC700点を短期間で取るために、リスニングセクションで目指すべきスコアはおよそ360点から380点です。リスニングは全4パート100問で構成されており、約45分間で解きます。短期間でTOEIC700点を達成するためには、リスニングで全体の目標スコアの50%以上を稼ぐことが現実的な戦略になります。
リスニング力を短期間で高める最も効果的な方法は、音読トレーニングです。人間は自分が音読できるスピードよりも速い英語の音声は聞き取れないという脳の仕組みがあります。つまり、音読スピードを上げることがリスニング力を直接底上げすることにつながるため、聞くだけの学習ではなく必ず声に出す練習を組み合わせることが大切です。
具体的な練習方法は、公式問題集の音声を流しながらスクリプトを見て同じスピードで読む同時音読を、1問につき5回から7回繰り返すことです。最初はまったくついていけなくても問題ありません。繰り返すうちに音声が遅く感じられるようになったとき、それがリスニング力が伸びているサインです。
1日の目標は合計25回以上の音読です。5問解いてそれぞれ5回ずつ音読すれば合計25回になります。この積み重ねが、短期間でTOEIC700点を達成するリスニング力の基盤を作ります。いろいろな英文に手を広げるよりも、同じ英文を何度も繰り返し音読する方が処理スピードは格段に速くなります。
TOEIC700点を短期間で取れるリーディング勉強法
短期間でTOEIC700点を達成するためのリーディングの目標スコアはおよそ320点から340点です。リーディングセクションは全3パート100問を75分で解きます。多くの受験者がリーディングで時間が足りなくなる最大の原因は、Part5とPart6に時間をかけすぎることにあります。
短期間でTOEIC700点を取るためのリーディングの基本戦略は、時間配分の徹底です。理想的な時間配分は、Part5を10分以内、Part6を8分以内、Part7を57分程度で解き切ることになります。この配分を体に叩き込むことが、短期間でのスコアアップに直結します。
Part5は1問15秒から20秒で解く速度を目指します。出題パターンが限られているため、パターンを覚えれば大幅に解答速度が上がります。Part5の問題を毎日30問ずつ時間を測って解く練習を続けることで、2週間から3週間でタイムが大きく短縮できます。
Part7は全54問と最も問題数が多く、シングルパッセージと複数文書の問題で構成されています。設問を先に読んでから本文の該当箇所を探すスキャニングの技術が、短期間でTOEIC700点を取るための長文攻略の核心になります。すべての文を精読しようとせず、設問で問われていることに関係する情報だけを素早く見つける練習を積み重ねましょう。
TOEIC700点を短期間で達成できる単語の覚え方
TOEIC700点を短期間で達成するためには、5000語から6000語程度の語彙力が必要です。この語彙レベルを効率的に身につけるために最も推奨される教材は、TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズです。金フレにはTOEICに頻出する1000語が厳選して収録されており、短期間でTOEIC700点を狙う方に最適な一冊になります。
覚え方のポイントは、1回で完璧に覚えようとしないことです。人間の脳は1回に長時間かけて覚えるより、短い時間で何度も繰り返す分散学習のほうが記憶に定着しやすい仕組みになっています。1日150語から200語を高速でチェックし、同じ単語帳を最低7周繰り返すことで、収録語彙の8割程度が自然と身についていきます。
英語を見て3秒以内に日本語の意味が出てくれば合格、出てこなければそのまま次に進むというペースで進めましょう。わからなくても立ち止まらず、どんどん先へ進んでいくことが大切です。1ヶ月後に同じページを見返したとき、最初はまったく知らなかった単語が見覚えのある単語に変わっていることに気づきます。
TOEICで特に重要な語彙ジャンルは、会議や打ち合わせに関する言葉、人事や採用に関する言葉、財務や予算に関する言葉、そして出張や旅行に関する言葉です。これらのジャンルを意識しながら金フレを読み進めると、単語が文脈とともに記憶に残りやすくなります。短期間でTOEIC700点を目指すためにも、毎日の単語学習は最優先で取り組むべき習慣です。
TOEIC700点を短期間で達成できる英文法の勉強法
短期間でTOEIC700点を達成するためには、Part5の文法問題で高い正答率と解答スピードを両立させることが不可欠です。Part5は全30問で構成される短文穴埋め問題であり、文法と語彙の両方が問われます。短期間でTOEIC700点を取るためには、Part5で少なくとも23問から25問の正解を目指しましょう。
TOEICのPart5で頻出する文法項目は決まっています。品詞問題では名詞、形容詞、副詞、動詞の識別が問われます。時制の問題では現在形、過去形、未来形、現在完了形の使い分けが試されます。接続詞と前置詞の使い分けも頻出で、空欄の後ろが主語と動詞のある節なのか、名詞だけの句なのかを判断して解きます。
関係代名詞の問題は、先行詞が人か物かによって使い分ける問題が多く出ます。これらの出題パターンを先に覚えておくだけで、選択肢を見た瞬間に何が問われているかわかるようになります。パターンが頭に入ると、1問あたり10秒から15秒で解けるようになり、Part5全体の時間が大幅に短縮できます。
おすすめの教材はTOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問です。この一冊でPart5のあらゆる出題パターンを網羅的に練習できます。毎日30問を時間を測りながら解き、答え合わせでは正解の理由だけでなく不正解の選択肢が間違いである理由まで確認することが、短期間でTOEIC700点を達成するための文法力強化の近道です。
TOEIC700点を短期間で達成できる英語長文読解の勉強法
短期間でTOEIC700点を取るために、Part7の長文読解では全54問中33問以上の正解を目指しましょう。Part7は単語力と文法力の両方が求められるため、これまでの学習の成果が最も反映されるパートです。短期間でTOEIC700点に近づくためには、精読よりも速く正確に根拠を探す力を身につけることが重要になります。
Part7で短時間に正解を見つけるための最も重要なテクニックは、設問を先読みすることです。本文を読む前に設問文だけを素早く確認し、何を探せばよいかを把握してから本文を読み始めます。たとえば、設問にメールの目的を問う文言があれば、本文の冒頭付近に目的が書かれていることが多いと見当をつけられます。
文書のタイプを素早く見分けることも大切です。TOEICのPart7に出てくる文書は、メール、社内通知、広告、新聞記事、チャット、スケジュール表などのパターンが決まっています。文書タイプを瞬時に判断できれば、重要な情報がどこに書かれているかを予測しながら読めるようになります。
複数文書問題では、2つまたは3つの文書の情報を組み合わせて答える問題が出ます。たとえばメールと添付のスケジュール表を組み合わせて答える問題では、一方の文書に書かれた条件と、もう一方の文書の詳細を照らし合わせることが必要です。このクロスリファレンス問題は焦らず2つの文書を行き来しながら根拠を探しましょう。
短期間でTOEIC700点を達成するために、Part7の練習では解いた後の復習を必ず行います。本文のどこに答えの根拠があったか、そして正解の選択肢が本文のどの表現を言い換えているかをセットで確認することが、長文読解力を伸ばす最短ルートです。1日2セットから3セットの演習を積み重ねていきましょう。
短期間でTOEIC700点を取るコツ・戦略
短期間でTOEIC700点を取るための最重要戦略は、全パートを完璧にしようとしないことです。TOEICは200問満点990点の試験ですが、700点を取るためにすべての問題を正解する必要はまったくありません。得点しやすいパートで確実に点数を積み上げ、難しいパートでも最低限の得点を確保する戦略が、短期間でのスコアアップを実現します。
700点目標の場合のパート別目標正答数の目安を紹介します。リスニングのPart1は全6問中5問正解、Part2は全25問中20問正解、Part3は全39問中24問正解、Part4は全30問中18問正解が目標になります。リーディングのPart5は全30問中23問正解、Part6は全16問中10問正解、Part7は全54問中33問正解を目指しましょう。
短期間でTOEIC700点を取るためのもう一つの重要なコツは、間違えた問題の原因を必ず分類することです。単語を知らなかったのか、文法の理解が不十分だったのか、処理スピードが足りなかったのか、それとも設問の先読みができていなかったのかで、取るべき対策が変わります。原因別に対策を立てることで、限られた時間の中で最大の効果を出すことができます。
また、模試を解く際は必ず本番と同じ時間設定で取り組みましょう。時間が余った状態で解いても、本番の緊張感の中で同じパフォーマンスを発揮できるとは限りません。短期間でTOEIC700点を達成するためにも、本番を想定したリアルな演習を積み重ねることが不可欠です。TOEICは誤答による減点がないため、わからない問題も必ずどれか1つの選択肢にマークして次に進む習慣をつけておきましょう。
TOEIC700点を短期間で取るための勉強法のポイント
短期間でTOEIC700点を取るための勉強法で最も重要なポイントは、毎日継続することです。単語力とリスニング力は一朝一夕に身につくものではなく、毎日少しずつ積み重ねることで着実に伸びていくものです。1日3時間を週2回やるよりも、1日1時間を毎日続けるほうが短期間でTOEIC700点に近づける近道になります。
毎日の学習で必ず取り入れてほしい習慣は3つあります。1つ目は単語の高速回転で、1日150語から200語を金フレで確認することです。2つ目はリスニングの音読練習で、1日15分から30分スクリプトを見ながら音声に合わせて声に出して読むことです。3つ目はPart5の高速演習で、1日20問から30問を時間を測りながら解くことです。
これら3つを毎日続けるだけで、3ヶ月後には短期間でTOEIC700点を取れる実力が備わってくるはずです。どれか1つでも欠けると成長のペースが鈍くなるため、必ずセットで取り組みましょう。忙しくてまとまった時間が取れない日でも、通学中に金フレで単語を確認するだけでも継続の価値があります。
参考書の選び方にも注意が必要です。多くの参考書に手を広げると、どれも中途半端になってしまいます。単語は金フレ1冊、文法はでる1000問1冊、リスニングと模試は公式問題集1冊から2冊というシンプルな構成で、1冊を何度も繰り返す学習が短期間でTOEIC700点を達成するための基本方針です。
TOEIC700点を短期間で取れる大問ごとの勉強法(リスニング編)
Part1 写真描写問題の勉強法
Part1は全6問で構成される写真描写問題で、4つの選択肢の中から写真の内容を正しく描写している英文を選びます。たとえば、オフィスで男性が資料を見ている写真に対して、次のような4つの英文が音声で流れます。男性が書類を確認しているという文、男性が電話をしているという文、男性が机で文字を書いているという文、男性がオフィスを出るところだという文の中から正しいものを選ぶ問題です。
この問題では、人物の動作や物の位置を表す表現が正確に聞き取れるかどうかが問われます。短期間でTOEIC700点を目指す場合、Part1では全6問中5問以上の正解を目標にしましょう。問題数が少ない分、ここは確実に得点できるパートとして仕上げることが大切です。
勉強法としては、解いた後に不正解の選択肢も確認し、なぜ写真と合わないのかを説明できるようにすることが重要です。写真描写問題では、受動態の現在進行形を使った表現や、物の位置を表す前置詞が頻出します。これらの表現に慣れておくだけで、短期間でPart1の正答率を大きく上げることができます。解いた後は必ずスクリプトを見ながら3回から5回音読しましょう。
Part2 応答問題の勉強法
Part2は全25問で構成される応答問題で、短い質問や発言に対して最も適切な応答を3つの選択肢から選びます。たとえば、次のような問題が出ます。When will the project deadline be? という質問に対して、We need to confirm with the manager. という間接的な返答が正解になるケースがあります。直接的に期日を答えるのではなく、別の人に確認するという遠回しな応答が正解になるパターンです。
TOEICのPart2では直接的な答えだけでなく、遠回しな応答が正解になるパターンが増えています。質問文の最初の1語から2語、When、Where、Who、Why、How といった疑問詞や助動詞を絶対に聞き逃さないことが最重要です。最初の1語で質問のタイプが決まるため、そこに全神経を集中させましょう。
短期間でTOEIC700点を取るために、Part2は全25問中20問以上の正解を目指しましょう。Part2はTOEICリスニングの中で最も短期間で伸ばしやすいパートです。1日20問を解いて、間違えた問題を5回音読する練習を毎日続けることで、2週間から3週間で正答率が大きく上がります。音声と同じスピードで口が動くようになると、聞き取りの精度も同時に向上していきます。
Part3 会話問題の勉強法
Part3は全39問で構成される会話問題で、2人または3人の対話を聞いて設問に答えます。たとえば、次のような設問が出題されます。What does the woman suggest the man do? や Where most likely does the man work? といった、会話の内容を踏まえた問いかけです。話者が複数いるため、誰の発言に注目すべきかを把握することが重要になります。
Part3で最も重要なテクニックは設問の先読みです。音声が流れる前の数秒間で設問文だけを読み、何を聞かれるかを把握してから音声を聞くことで、必要な情報だけに集中して聞けるようになります。短期間でTOEIC700点を達成するために、先読みの習慣をできるだけ早い段階で身につけておきましょう。
また、Part3では音声が流れている途中で答えが出たら、すぐに次の設問に目を移す練習も重要です。1問わからなくても引きずらず、すぐ次の問題に集中することで全体の正答率が上がります。解いた後は必ずスクリプトを確認し、答えの根拠がどの発言にあったかを特定してから音読しましょう。
Part4 説明文問題の勉強法
Part4は全30問で構成される説明文問題で、アナウンス、留守番電話のメッセージ、スピーチ、ラジオ放送などの独り言形式の英文を聞いて設問に答えます。たとえば、次のような問題が出ます。次の留守番電話を聞いて、話し手が電話をかけた目的を答えてください、や、このアナウンスはどこで流れていると考えられますか、といった問題が頻出します。
Part4もPart3と同様に、設問の先読みが正答率を大きく左右します。話し手が誰か、聞き手が誰か、目的は何か、次に何が起こるかに注目して聞く習慣をつけましょう。短期間でTOEIC700点を目指す場合、Part4の目標正答率は60%程度を設定し、Part1とPart2で高得点を確保することを優先する戦略も有効です。
勉強法としては、1つの音声を解いた後にスクリプトを見ながら重要な表現を音読することが最も効果的です。何度も同じ音声を繰り返し音読することで、英語の処理スピードと聞き取り精度が同時に上がっていきます。3ヶ月プランの場合、Part4の本格的な対策は2ヶ月目から始めることをおすすめします。最初の1ヶ月はPart1とPart2の音読を徹底することに集中しましょう。
TOEIC700点を短期間で取れる大問ごとの勉強法(リーディング編)
Part5 短文穴埋め問題の勉強法
Part5は全30問で構成される短文穴埋め問題で、英文の空所に最も適切な語句を4つの選択肢から選びます。たとえば、次のような問題が出ます。The new policy will take ——- next Monday. という英文に対して、effect、effective、effectively、effectiveness の4つが選択肢に並ぶ品詞問題です。この場合、take effect という熟語のかたまりとして覚えていれば即座に解けますし、文の構造から名詞が入ると判断しても解けます。
また、——- the meeting was canceled, all participants were notified by email. という文に対して、Although、Despite、Because of、During の4つが並ぶ問題では、空欄の後ろに主語と動詞を含む節があることを確認してから接続詞を選ぶという解き方が必要です。このように出題パターンが決まっているため、パターンを覚えることが短期間でTOEIC700点を達成するための近道です。
頻出パターンとして覚えておくべき項目は次の通りです。空欄の前に冠詞や所有格があり、後ろに前置詞がある場合は名詞が入ります。空欄の前が動詞で、後ろが形容詞や名詞を修飾する場合は副詞が入ります。接続詞と前置詞の問題では、後ろが節か句かを見分けることが解答の鍵になります。おすすめの教材はTOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問で、Part5のあらゆる出題パターンを網羅しています。
Part6 長文穴埋め問題の勉強法
Part6は全16問で構成される長文穴埋め問題で、メールや社内通知などの文書の中にある空所を埋めます。1つの文書につき4問あり、文法や語彙の問題に加えて、文脈を理解しないと解けない文挿入問題が含まれます。たとえば、メール本文の途中に空所があり、4つの文が選択肢として提示され、文脈に合う一文を選ぶという問題がこれにあたります。
文挿入問題では、空所の前の文と後の文のつながりを確認することが重要です。接続詞や代名詞が大きなヒントになることが多く、たとえば However で始まる文が選択肢にある場合は、前の文と逆接の関係が成り立つ内容かどうかを確認して選びます。空所のある一文だけを読むのではなく、前後2文から3文を読む習慣をつけることが大切です。
短期間でTOEIC700点を目指す場合、Part6は1セット4問を2分以内、全体16問を8分以内で終わらせることを目標にしましょう。Part6に時間をかけすぎるとPart7の時間が圧迫されるため、テンポよく解く練習が不可欠です。Part5と同じ要領で解ける問題は素早く処理し、文挿入問題は前後のつながりを確認しながら丁寧に解くメリハリが重要です。
Part7 読解問題の勉強法
Part7は全54問で構成される読解問題で、シングルパッセージ29問とマルチプルパッセージ25問から成ります。たとえば、下線部の語句の意味として最も適切なものを選んでください、や、スミス氏が会社に連絡した理由として最も適切なものを選んでください、といった設問が典型的な出題パターンになります。正解の選択肢は本文の言葉をそのまま使わず、別の表現に言い換えて提示されることがほとんどです。
設問を先に読んでから本文の該当箇所を素早く見つけることが、Part7攻略の基本です。本文の最初から最後まで丁寧に読もうとすると時間が足りなくなります。設問のキーワードを手がかりに、本文のどの部分を読めばよいかを判断しながら読み進めましょう。1問あたり1分のペースを守り、わからない問題は最も可能性の高い選択肢にマークして次へ進むことも重要です。
マルチプルパッセージ問題では、複数の文書をまたいで答える問題が出ます。たとえば、一方の文書に記載されている日程と、もう一方の文書に記載されている担当者の情報を組み合わせて答えるような問題です。慌てずに2つの文書を行き来しながら根拠を探す練習を積み重ねましょう。時間が足りない場合は、シングルパッセージを先に解いてからマルチプルパッセージに取り組む戦略も有効です。
よくある質問
TOEIC700点は短期間で本当に取れますか?
短期間でTOEIC700点を取ることは、正しい勉強法と一定の学習時間があれば十分に現実的な目標です。現在のスコアが600点前後の方であれば、3ヶ月間正しい方法で継続的に取り組むことでTOEIC700点到達の可能性は十分にあります。現在のスコアが500点台の方でも、単語力の強化とリスニングの音読トレーニングを毎日欠かさず続けることで、3ヶ月から4ヶ月での達成を目指すことができます。
ただし、短期間でTOEIC700点を取るためには勉強法の選択が非常に重要です。全パートをまんべんなく勉強しようとすると、どれも中途半端になってしまいます。得点しやすいパートを見極めて集中的に対策することが、短期間でTOEIC700点を達成するための最重要戦略になります。
一般的に、100点スコアアップするためには200時間から300時間の学習が必要と言われています。仮に現在のスコアが600点であれば、1日2時間から3時間の学習を3ヶ月続けることで180時間から270時間になり、短期間でTOEIC700点到達が現実の射程に入ってきます。毎日コツコツ継続することが、短期間でのスコアアップの最大の鍵です。
短期間でTOEIC700点を取るには1日何時間勉強すればよいですか?
短期間でTOEIC700点を達成するための目安として、1日2時間から3時間の学習が推奨されます。3ヶ月で100点以上のスコアアップを目指す場合、単語に30分から1時間、リスニングの音読に30分、Part5の演習に30分、残りの時間で模試やPart7の演習という配分で取り組みましょう。この配分を毎日維持することで、3ヶ月間で180時間から270時間の学習時間を確保できます。
ただし、忙しくてまとまった時間が取れない日もあると思います。そのような日でも、通勤や通学の時間に金フレで単語を確認したり、昼休みに5分だけPart5の問題を解いたりするスキマ時間の活用が大切です。短期間でTOEIC700点を目指すにあたって、長時間勉強できない日があっても習慣を途切れさせないことが最も重要になります。
また、週末には必ず模試1セットを通しで解く時間を確保することも忘れないでください。本番は約2時間かかる試験ですが、実際に時間を測って解き切る経験を積むことが、短期間でTOEIC700点を達成するための本番対策として欠かせません。1週間に1回は必ず通し演習の時間を設けましょう。
短期間でTOEIC700点を取るためにどの参考書が一番おすすめですか?
短期間でTOEIC700点を取るために最もおすすめの参考書の組み合わせを紹介します。まず単語帳はTOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ一択です。TOEIC頻出の1000語が厳選して収録されており、コンパクトで持ち運びやすいため通勤や通学中でも使えます。
次に、文法問題の対策にはTOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問が最もおすすめです。Part5のあらゆる出題パターンを網羅しており、1問ずつ丁寧な解説がついているため、なぜその選択肢が正解なのかを理解しながら学べます。短期間でTOEIC700点を目指す場合、この2冊に加えて公式TOEIC Listening and Reading 問題集を1冊か2冊用意しておけば十分です。
参考書を選ぶ際に最も大切なのは、多くの教材に手を広げないことです。1冊を何周も繰り返す学習が、1冊ずつ浅く広く触れる学習よりもはるかに効果的です。短期間でTOEIC700点を達成するために、今紹介した3種類の教材をそれぞれ徹底的にやり込む姿勢で取り組んでください。
短期間でTOEIC700点を取るためにリスニングとリーディングどちらを優先すべきですか?
短期間でTOEIC700点を取るためには、現在のスコアの内訳によって優先すべきセクションが変わります。一般的に、短期間での伸びやすさという観点ではリスニングのほうが先に成果が出やすい傾向があります。特に音読トレーニングを毎日続けることで、2週間から3週間でリスニングの処理スピードが体感できるほど上がります。
ただし、現在リーディングのほうが明らかに低いスコアの場合は、Part5の文法問題を集中的に演習することでリーディングスコアを短期間で伸ばすことができます。Part5は知識とパターンを覚えれば比較的短期間で正答率が上がる問題が多いため、リーディング強化の入り口として最適です。短期間でTOEIC700点を狙うための基本方針は、自分の現在の弱いセクションを優先しながらも、両セクションのバランスを崩しすぎないことになります。
もし現在どちらのセクションも同じくらいのスコアであれば、リスニングのPart2の音読練習とリーディングのPart5の演習を同時に進めることをおすすめします。この2つは短期間でTOEIC700点への道を最も効率よく切り開いてくれる組み合わせです。まず自分の直近のスコアを確認し、どちらが伸ばしやすいかを冷静に判断してから優先順位を決めましょう。
TOEIC700点を短期間で取るための試験当日のコツはありますか?
試験当日は、新しいことを詰め込もうとするより、これまでの学習の成果を最大限に発揮することだけに集中しましょう。試験会場に向かう前の朝の時間に、過去に解いたことのあるPart2やPart3の音声を5問から10問ほど聞いておくことをおすすめします。知っている音声を聞くことで脳が英語モードに切り替わり、試験開始直後からスムーズに聞き取れる状態を作ることができます。
試験会場に到着したら、これまで間違えやすかった文法パターンや覚えにくかった単語のリストを見直します。このとき新しい内容を覚えようとするのは逆効果です。あくまでも自分が知っている内容の確認と、試験に向けた気持ちの準備に集中しましょう。リーディングの時間配分はPart5を10分以内、Part6を8分以内、Part7を57分程度として、試験開始前に必ず頭に入れておくことが大切です。
また、試験前日までに自分がよくやるミスのパターンをリスト化しておくことも効果的です。たとえば、リスニングPart2で最初の1語を聞き逃しがちである、Part5で品詞問題を見落としがちである、Part7で時間をかけすぎて最後まで解き切れないといった自分の癖を書き出しておき、試験直前に見返すだけでケアレスミスを大幅に減らすことができます。短期間でTOEIC700点を達成するための最後の仕上げとして、当日の準備にも戦略的に取り組みましょう。





