
【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘先生】
これまでTOEIC450点の合格者を多数輩出してきました。当記事ではTOEIC450点に合格するための効果的な勉強法を具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。
必要な情報が揃いました。記事を執筆します。
TOEIC450点のレベルと難易度
TOEIC450点はTOEICを受験する人の全体平均である約529点を下回るスコアです。TOEICのスコアは10点から990点の間で決まり、日本のTOEIC受験者の中でTOEIC450点前後のスコア帯に当たる445点から494点を取る割合は約7.7%となっています。
TOEIC450点の英語力を具体的に表すと、短い日常会話や平易な英文であれば要点を理解できる程度の力があります。一方で、ビジネス場面で使われる専門的な語彙や長い文章になると、内容を正確に読み取ることが難しくなります。やや難しい単語が出てくると理解が止まってしまうことが多く、高校卒業程度の英語力に相当するとよく言われます。
国際的な英語力の基準であるCEFRで見ると、TOEIC450点はA2レベルに位置します。A2レベルとは日常生活で使われる基本的な表現や、自分に関係する情報のやりとりができるレベルです。海外旅行での簡単な買い物や道案内の聞き取りはできますが、複雑な意見交換や抽象的な話題になるとついていけないことが多い段階です。
TOEIC450点を取得しているということは英語学習の基礎がある程度身についている証拠です。ただし、大学受験や就職活動での英語力のアピールを目的とするなら、まずTOEIC600点を目標に学習を続けていくことが大切です。TOEIC450点はゴールではなく、さらに上を目指すための出発点として前向きにとらえましょう。
TOEICのスコアが450点のときに求められる対策としては、まず基礎的な英単語を1500語から2000語程度まで定着させることです。スタディサプリENGLISHや金のフレーズなどの教材を使って、毎日少しずつ単語を積み上げる習慣が英語力向上への近道となります。
TOEIC450点はIELTS換算するとどのレベル?
TOEIC450点をIELTSに換算すると、おおよそIELTS3.5前後のスコアに相当します。IELTSはイギリスやオーストラリア、カナダなどへの留学や移住を目指す人が多く受験する英語の試験で、スコアは1.0から9.0のバンドスコアで表されます。
IELTS3.5というスコアはIELTSの中でも基礎的なレベルに位置します。多くの海外大学や大学院が入学要件として求めるIELTSスコアは5.5から6.0以上であることが多く、TOEIC450点に相当するIELTS3.5はそこからかなりの差があります。ただし、TOEICとIELTSは試験の形式も評価している能力も異なるため、この換算はあくまでも目安として考えてください。
TOEICは主にビジネス英語のリスニングとリーディングという2つの技能を測る試験です。一方でIELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングという4つの技能をすべて評価します。そのため、TOEIC450点を持っている方がIELTSを受けても、必ずしもIELTS3.5が取れるわけではなく、IELTSに特化した試験対策をしっかり行う必要があります。
TOEIC450点からIELTSのスコアアップを目指すには、まず両試験に共通して必要な単語力と読解力を高めることが大切です。そのうえでIELTSに特有のライティングやスピーキングの練習を加えることで、より高いIELTSスコアを狙えます。IELTSの公式問題集や、ケンブリッジ英語試験の準備教材を活用して試験形式に慣れることが効果的です。
IELTSとTOEICの大きな違いの一つは試験の目的にもあります。就職活動や社内昇進のために英語力を証明したい場合はTOEICが向いています。海外留学や移住を目指すならIELTSの取得が現実的な選択肢です。TOEIC450点の方がまずどちらの目的で英語力を高めたいのかを明確にしたうえで、学習計画を立てることが重要です。
TOEIC450点のリーディングのレベルと難易度をIELTSと比較
TOEICのリーディングセクションは495点満点で、全体スコアがTOEIC450点の場合、リーディングでは200点前後を取っていることが多いとされています。TOEICのリーディングはPart5の短文穴埋め問題、Part6の長文穴埋め問題、Part7の読解問題という3つのパートで構成されています。
TOEIC450点レベルのリーディング力では、短くてシンプルな英文や日常的な内容のメールであれば理解できます。しかしビジネスレポートや告知文など、専門的な語彙を含む長い文章になると正確に読み解くことが難しくなります。特にPart7の長文読解では時間内に全問を解くことができず、後半の問題が手付かずになってしまうことも多い段階です。
IELTSのリーディングセクションと比較すると、IELTSにはアカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールという2種類があります。アカデミックモジュールは大学入学などを目指す方向けで学術的な内容の長文が出題されます。ジェネラルトレーニングモジュールは移住や職業訓練を目的とした方向けで日常的な内容の文章が中心です。
TOEIC450点に相当するIELTS3.5のリーディングレベルでは、日常的な案内文や簡単な記事を読むことはできますが、学術的な内容の長文を読みこなすことはまだ難しい段階です。IELTSでバンドスコア5.0以上を目指すためには、語彙力と速読力の向上が欠かせません。
TOEIC450点からリーディング力を高めるためには、毎日英語の文章を読む習慣をつけることが重要です。公式TOEIC問題集を使って問題形式に慣れながら、単語帳とあわせて語彙を増やしていくことで、TOEIC450点のリーディングスコアを着実に向上させることができます。IELTSのリーディング対策としては、英字新聞や雑誌の記事を短時間で読み解く練習が効果的です。
TOEIC450点のリスニングのレベルと難易度をIELTSと比較
TOEICのリスニングセクションは495点満点で、全体スコアがTOEIC450点の場合、リスニングでは250点前後を取っていることが多いとされています。TOEICのリスニングはPart1の写真描写問題からPart4の説明文問題までの4つのパートで構成されています。
TOEIC450点レベルのリスニング力では、短いセンテンスや一問一答形式の会話であれば内容を理解できます。ただしPart3やPart4のように長い会話や説明文になると聞き取れない単語が増えて正確な理解が難しくなります。ゆっくり話されている場合はある程度理解できますが、ネイティブスピーカーの自然な速さには追いつけないことが多いです。
IELTSのリスニングセクションは4つのセクションから成り、試験の後半になるほど難易度が上がっていきます。IELTS3.5レベルのリスニング力では日常的な内容の会話を聞いて大まかな情報は掴めますが、詳細な内容まで聞き取ることは難しい状況です。特にIELTSのSection3やSection4に出てくるような学術的な講義の内容は、TOEIC450点レベルでは理解が困難です。
TOEIC450点とIELTS3.5のリスニングの大きな違いは使用されるアクセントにあります。TOEICはアメリカ英語を中心としているのに対し、IELTSはイギリス英語やオーストラリア英語など多様なアクセントが使用されます。そのためTOEIC450点の勉強だけではIELTSのリスニングに対応しにくく、さまざまなアクセントに慣れる練習が必要です。
TOEIC450点からリスニング力を伸ばすには、まずTOEIC公式問題集を使って基本的な問題形式に慣れることが重要です。さらにシャドーイングや音読練習を日課にすることで英語の音やリズムに耳を慣らしていくことができます。1日30分でも継続的に英語の音声を聞く習慣をつけることが、TOEIC450点からの着実なスコアアップにつながります。
TOEIC450点とIELTSをCEFRを軸に比較
CEFRとはヨーロッパ評議会が作成した語学力の国際基準です。A1からC2まで6段階に分かれており、日本の文部科学省も英語教育の目標設定にこの基準を活用しています。TOEIC450点とIELTSを比較する際、このCEFRを基準として使うと両試験の位置づけが明確になります。
TOEIC450点はCEFRのA2レベルに相当します。A2レベルとは基本的な日常表現を理解し、自分や家族に関する情報など身近な内容について簡単なやりとりができるレベルです。英検でいえば3級から準2級程度に相当し、中学卒業から高校初級の英語力のイメージです。
IELTSをCEFRと照らし合わせると、IELTS3.5はCEFRのA2からB1の境目あたりに位置します。B1レベルは仕事や学校、余暇など日常的な場面で英語を使ったやりとりができるレベルで、TOEIC450点のA2レベルよりも一段上の英語力が求められます。つまりIELTS3.5は、TOEIC450点と同等かわずかに上のレベルを意味します。
CEFRのA2レベルであるTOEIC450点からB1レベルに到達するためには、TOEICでいえば550点から600点程度が目標になります。B1レベルを達成するには、単語力の増強と英文法の復習を同時に進めることが効果的です。IELTSでB1レベルに相当する4.0から5.0のスコアを目指すには、ライティングとスピーキングの練習も欠かせません。
CEFRのB2レベル以上になると、TOEICでは785点以上、IELTSでは5.5以上が目安となります。大学受験生がTOEICやIELTSのスコアを入試で活用したいと考えているなら、まずCEFRのB1レベルを目標にしてTOEIC600点の達成を目指し、そこからさらにスコアを伸ばしていく計画が現実的です。
TOEIC450点は大学の偏差値ではどれくらいのレベル?
TOEIC450点を偏差値に換算すると、おおよそ偏差値40から42程度に相当するとされています。大学受験の偏差値に置き換えると、関東圏の中堅大学に近い位置づけになります。英語が得意な受験生と比べると、TOEIC450点はまだ伸びしろの大きなスコアです。
大学生のTOEICの平均点はIPテストの結果では約471点とされており、TOEIC450点は大学生全体の平均をわずかに下回るスコアです。大学受験が終わって入学したばかりの1年生と同じくらいの英語力とイメージすると分かりやすいかもしれません。つまりTOEIC450点は大学生の中で特別高いスコアとは言えず、英語を得意とする大学生の多くはより高いスコアを持っています。
多くの大学が設けているTOEICスコアによる単位認定制度の基準では、TOEIC450点では対象外になることが多いです。一般的に単位認定や試験免除の対象となるのはTOEIC500点以上であることが多く、TOEIC450点は惜しくも届かない位置にあります。志望大学でどのような制度があるかを確認したうえで、目標スコアを設定することが大切です。
一方で、英語が苦手な高校生がTOEIC450点を取るということは英語の基礎がある程度固まってきた証拠でもあります。IELTSを将来的に受験したいと考えている方も、まずTOEIC450点から600点へとスコアを伸ばすことで、IELTSの対策に必要な基礎力を自然と身につけることができます。
大学受験においてTOEIC450点を直接活用できる場面は多くありませんが、英語外部試験を積極的に活用している一部の大学や学部への受験では、スコアを提出することで加点してもらえるケースもあります。TOEIC450点からさらに上を目指して学習を継続することが、受験においても就職においても長期的なプラスになります。
TOEIC450点はすごい?すごくない?
TOEIC450点は全受験者の平均である約529点を下回るスコアであるため、英語が得意な方や社会人と比較した場合には高いスコアとは言えません。ビジネスの現場では多くの企業がTOEIC600点以上を基準としており、TOEIC450点は就職活動でアピールするには少し物足りない数字です。
ただし大学入学前の高校生や、英語の勉強を始めたばかりの方がTOEIC450点を取るというのはそれなりの努力の成果として評価できます。受験者全体の中でTOEIC450点前後に該当する割合は約7.7%であり、TOEIC450点以上を取れていない方が大多数いることも事実です。
IELTSとの比較で言えば、TOEIC450点に相当するIELTS3.5は海外の大学進学に必要なスコアとはかけ離れた水準です。多くの英語圏の大学が求めるIELTSの最低スコアは5.5から6.0であり、TOEIC450点からIELTSで大学入学基準を満たすためには大幅なスコアアップが必要です。
しかし視点を変えれば、TOEIC450点は英語学習の確かな第一歩です。英語が全くわからない状態から始めてTOEIC450点に到達するには、単語や文法の基礎をしっかり積み上げた証拠でもあります。この土台があれば、正しい勉強法を続けることでTOEIC600点、さらにはIELTS5.0以上を目指すことも十分に可能です。
TOEIC450点を自分の現在地として正確に把握し、次の目標に向けて一歩ずつ進んでいくことが最も大切な姿勢です。すごいかすごくないかよりも、今の自分に何が足りないかを考えて行動することが、TOEIC450点からのスコアアップへの近道となります。
TOEIC450点とCEFRを軸に他の英語資格と徹底比較
TOEIC450点はCEFRのA2レベルに位置します。このA2レベルを基準として、主要な英語資格との関係を整理します。
IELTSとの比較では、TOEIC450点に相当するCEFRのA2レベルはIELTS3.0から3.5に相当します。IELTSは0から9のバンドスコアで評価されており、3.0から3.5は限られた英語使用ができる段階とされています。IELTS5.0以上を達成するためにはCEFRのB1レベル以上、つまりTOEICでいえば550点以上の英語力が必要です。
英検との比較では、TOEIC450点のA2レベルは英検3級から準2級程度に相当します。英検3級は中学卒業程度の英語力を証明するものであり、英検準2級は高校中級程度の英語力の目安です。英検2級に合格できる英語力はCEFRのB1からB2レベルに相当し、TOEIC450点からさらに学習を積み重ねることで到達できるレベルです。
TOEFLとの比較では、TOEIC450点のA2レベルはTOEFL iBTで42点から72点前後に相当するとされています。TOEFLは留学を目的として受験する方が多く、特にアメリカやカナダの大学進学を目指す方が受けます。TOEIC450点レベルからTOEFLで大学入学に必要な80点以上を目指すには、多くの学習時間と専門的な対策が必要です。
CEFRのB1レベルに到達するためには、IELTSであれば4.0から5.0、TOEICであれば550点から780点が必要です。英検であれば準2級から2級、TOEFLでは42点から71点程度がB1レベルの目安となっています。TOEIC450点からB1レベルを目指すには、リスニングとリーディングそれぞれで50点から100点程度のスコアアップが目標となります。
このようにCEFRを基準として各英語試験のスコアを比較すると、自分の現在の英語力が国際的にどの位置にあるのかを把握しやすくなります。TOEIC450点という数字だけでなく、CEFRのレベルアップという視点で学習計画を立てることで、IELTSを含む様々な試験への対応力も同時に高めることができます。
TOEIC450点とIELTSに関するよくある質問
TOEIC450点からIELTSを受けるとどのくらいのスコアが取れますか?
TOEIC450点の英語力でIELTSを受験すると、対策なしではIELTS3.0から3.5程度のスコアになることが多いです。ただしIELTSはTOEICと試験形式が大きく異なり、ライティングやスピーキングのセクションが含まれます。IELTSに特化した対策を行うことで、TOEIC450点レベルの英語力でもIELTS4.0以上を狙えるようになります。IELTSの公式問題集を使って試験形式に慣れながら、ライティングと面接形式のスピーキングを集中的に練習することが大切です。
TOEIC450点とIELTSではどちらを先に取得するべきですか?
目的によって異なりますが、就職活動や社内評価を目指しているならTOEICを優先することをおすすめします。海外留学や移住を将来の目標にしているならIELTSの準備を始めることが合理的です。TOEIC450点を取得した後はまずTOEIC600点以上を目指してから、必要に応じてIELTSの学習に移行する流れが効率的です。どちらの試験も語彙力と読解力という共通の基礎が重要なので、土台となる英語力をしっかり高めてから受験する試験を選ぶとよいでしょう。
TOEIC450点からIELTS5.0を達成するには何時間の勉強が必要ですか?
TOEIC450点レベルからIELTS5.0を達成するには、目安として500時間から800時間程度の学習が必要とされています。毎日2時間学習した場合でも8か月から1年以上かかる計算になります。IELTSはライティングとスピーキングの対策が必要なため、TOEICだけの対策よりも多くの準備時間が必要です。まず単語と文法の基礎をTOEIC600点レベルまで引き上げてから、IELTSの4技能対策に移行するとスムーズに学習を進めることができます。
TOEIC450点の人がIELTSの試験準備をするにはどこから始めればよいですか?
TOEIC450点からIELTSの学習を始める場合、まず英単語の強化から取り組むことが効果的です。IELTSに頻出する語彙はTOEICとは異なるものも多く、IELTS向けの単語帳を使って語彙を増やすことが土台作りになります。そのうえでIELTS公式問題集を使って試験形式に慣れ、ライティングとスピーキングについてはオンライン英会話や添削サービスを活用することで効率よく対策できます。IELTSのサンプル問題はIELTSの公式サイトから無料で入手できるので、試験のイメージをつかむために早めに確認しておくことをおすすめします。
TOEIC450点を持っていると大学受験で有利になりますか?
TOEIC450点だけでは多くの大学の英語外部試験優遇制度を活用するには不十分な場合が多いです。英語外部試験を入試に活用している大学では、おおよそTOEIC600点以上を要求しているケースが多くあります。ただし、TOEIC450点の取得経験は英語の基礎力があることの証明になり、そこからさらにスコアアップすることで入試に有利に働く場面が出てきます。IELTSやTOEICのスコアを活用した受験を考えているなら、早めにスコアアップに向けた計画を立てることが大切です。
TOEIC450点とIELTSはどちらが大学受験生に向いていますか?
大学受験生にとっては国内入試で活用できる試験を選ぶことが重要です。国内の多くの大学はTOEICよりも英検や大学入学共通テストのスコアを重視する傾向がありますが、TOEIC450点は英語力の現状確認として受験する価値があります。一方でIELTSは海外大学や国際系の学部を志望する受験生に向いており、TOEIC450点を持つ受験生がIELTSを取得することで海外進学の幅が広がります。まず自分の志望校の入試方式をしっかり調べたうえで、どちらの試験に時間を使うかを決めることが受験勉強を効率よく進めるポイントです。





